中小企業の組織力の向上の秘訣

組織力の向上に役立つツール

中小企業の組織力の向上に役立つツール

 

組織力の向上は業績を押し上げます。

 

一方、組織力の低下は業績を押し下げます。

 

従って、いかに強い組織を築き上げるかが業績を伸ばすポイントとなります。

 

組織力を形成する社員、いわゆるヒトは、経営者の活用次第で100の力が10にもなれば200にもなる不思議な経営資源です。

 

また、中小企業は限られた人材で事業活動を展開しなければなりません。

 

限られた人材の中で、いかに組織力を上げるかが業績の分かれ道といっても過言ではありません。

 

多少能力が劣っている社員がいたとしても、組織力が強ければ優れた事業結果を生み出すことができます。

 

 

中小企業の組織向上に役立つツールと活用方法とは?

 

中小企業の経営が傾く原因のひとつに、組織力の低下が挙げられます。

 

事実、過去に接した倒産の危機に瀕するような会社では、組織力向上に役立つツールが十分に活用されてなく、例外なく組織に深刻な問題を抱えていました。

 

中小企業において組織力の低下は死活問題に直結する由々しき問題なのです。

 

中小企業の組織力向上に欠かせないツールはいくつかあります。

 

代表的なツール例を紹介します。

 

 

経営理念

 

経営理念は会社の将来を決定づける重要なツールです。

 

組織の力を正しい方向に導くには、社員に対して事業目的を示さなければなりません。経営理念は、事業目的を示す格好のツールとなります。

 

経営理念を定める際のポイントは、会社の使命、存在意義、経営姿勢、将来像、お客様像、提供価値等の事業目的の要素を具体的に書き出し、具体的に明文化することが大切です。

 

そして、仕上がった経営理念を社員と共有するために、社内の目につくところに飾ることも大事です。

 

社員と共有していない経営理念は絵に描いた餅と一緒で、組織力の向上に少しも役立ちません。

 

 

組織図

 

会社の組織図は、社員の責任と役割を示す重要なツールです。

 

組織の秩序を保つには、上下関係、責任所在、役割分担を明確に示す組織図が必要不可欠です。

 

例えば、組織図の運用に失敗している会社の多くは組織の秩序が乱れており、上司が不明、情報伝達が悪い、協力体制が希薄等々、組織力を阻害する問題を数多く抱えております。経営者の意思や決定事項が末端まで届かないことも珍しくありません。

 

経営者から末端社員まで意思の疎通を図るには、組織図をもって社員それぞれの立場と責任を明確にすることが大切です。

 

また、組織図は、社員各自に配布し、更に職場の目につくところにも飾る必要があります。

 

 

定例会議

 

定例会議は、会社の情報を整理し、会社の問題解決を図る重要なツールです。

 

また、経営者が社員と情報を交わすことで、実績検証や計画改善策等々、会社の成長に欠かせないアドバイスを社員に与えることができます。

 

例えば、会議等の情報交換の場を設けずに、会社経営を続けていると、必要な情報が社員から上がって来ず、経営者ひとりの目線でしか会社の問題点を見つけることができません。

 

このような体制では、経営者ひとりの能力で業績を押し上げることはできても、組織力で業績を押し上げることはできません。

 

従って、経営者の能力限界が、会社成長の限界点となってしまいます。

 

定例会議を通じた組織交流は、組織力の向上と共に業績への波及効果もありますので、導入したいツールのひとつです。

 

また、定例会議は経営者と社員の重要なコミュニケーションツールのひとつでもあります。

 

会議自体は時間をかけず、効率的な方法であっても問題ありません。

 

 

<<前の記事  次の記事>>

 




 


人気記事ランキングTOP3


社長!!その〇〇、大丈夫ですか?例えば、売上、利益、計画、見通し、お金、投資、人事、など等、経営の落とし穴は至るところに潜んでいます。経営者必見の失敗しない会社経営のノウハウをたっぷり紹介しています。

巷の書店などに出かけると様々な経営書が並んでいることに驚きます。中小企業の会社経営をする上で、すべてを鵜呑みにして受け入れることが出来るか否か?答えはノーです。その理由とは?

経営と数字は切っても切れない関係にあります。数字に強い経営者がどのようにして会社の数字を捉え、会社の数字を経営に活かしているか事例を交えて紹介しています。

人気記事ランキングをもっとみる⇒⇒

関連ページ

中小企業の経営実態とは?
大企業を含めた全企業数に占める中小企業の割合は99.7%です。そして、中小企業の70%が赤字に苦しんでいます。勝ち組企業に生まれ変わるには何をすべきなのか?秘訣を紹介しています。
会社経営の基本原則とは?
経営とは「営みを経ける(続ける)こと」です。経営を続けるためには経営の基本原則を理解しなければなりません。経営の基本原則を分かり易く紹介しています。
中小企業の寿命は永遠か?
日本国内における株式会社は毎年8万社強が誕生している一方で、2万5千社がその寿命を終えています。株式会社の99%以上が中小企業ですので、この数字は中小企業の実態を表しています。また、一説では起業から10年後の生存率は5%といわれています。
事業を永遠に継続させる方法
事業を永遠に継続するためには黒字経営を継続するしかありません。そして会社の黒字経営を継続するには会社経営の原理原則を学んだうえで、会社の数字をしっかり把握し、赤字経営のリスクを摘み取っていかなければなりません。
会社の業績が低迷する原因と対策
中小企業の業績が低迷する原因は様々ですが代表的な例を挙げると3つあります。ひとつは、業績把握能力の低下、次に、組織力の低下、最後にお家騒動です。原因と対策の理解が解決の糸口となります。
会社の安定経営を実現する秘訣
会社の安定経営を実現するためには安定的に利益を出すこと、そして継続的に投資を行うことが大切です。成長投資なくして会社の成長はあり得ませんが、利益がないのに投資を行うと過剰投資となり、会社倒産の要因となる場合があります。
経営者が業績に責任を持つ理由
中小企業は、経営者の能力がそのまま会社の業績に反映されます。従って、業績が下降線を辿り、赤字経営に転落するようなことになれば、その責任は全て経営者に帰属します。経営者が業績に責任を持つ理由は、ここにあります。
社員のモチベーションを上げる方法
社員のモチベーションをどう維持し、どのようにして上げていくか?社員のやる気をあげるために如何に動機づけをしていくか?多くの中小企業が悩む課題かと思いますが、社員のモチベーションを上げる方法はさほど難しくありません。意外とシンプルです。
明確な経営目標は将来性を形作る
家業から中小企業を経て大企業に成長させた創業者たちは、全員確固たる「会社の経営目標」を持っていたはずです。会社の経営目標があれば地に足のついた経営のかじ取りができ、経営判断は明確になります。
経営者の孤独は解消できるか?
経営者は孤独です。経営者には社内に本音を打ち明けられる相手がおりません。家族でさえ、心から理解してくれることはありません。そのような状況下で社員全員の生活を保証し、業績に責任を持たなくてはなりません。果たして経営者の孤独は解消できるのでしょうか?
経営者のハッピーリタイアメント
会社の経営者に定年はありません。会社のオーナー兼経営者であれば、なおさらです。それでは、会社のオーナー兼経営者が幸せな会社承継を実現し、自身がハッピーリタイアメントを迎えるにはどうしたら良いのでしょうか?
経営者に必要な資質 その1
会社経営の本質は黒字経営を継続し、未来永劫、会社経営を続けることです。そのために経営者は、長期的な会社経営を実現するために必要な資質を身につけなくてはなりません。果たして、経営者に必要な資質とは、、、。
経営者に必要な資質 その2
会社経営の本質は黒字経営を継続し、未来永劫、会社経営を続けることです。そのために経営者は、長期的な会社経営を実現するために必要な資質を身につけなくてはなりません。果たして、経営者に必要な資質とは、、、。
経営者に必要な能力が不足した場合の弊害 その1
経営者に必要な能力が不足した場合の弊害は会社の業績悪化だけではありません。社員のストレスの元凶となり、社員を不幸に導く先導者になっているケースもあります。経営能力の低い経営者の実例は、反面教師として有効に活用することができます。
経営者に必要な能力が不足した場合の弊害 その2
経営者に必要な能力が不足した場合の弊害は会社の業績悪化だけではありません。社員のストレスの元凶となり、社員を不幸に導く先導者になっているケースもあります。経営能力の低い経営者の実例は、反面教師として有効に活用することができます。
経営のプロを積極的に活用するメリット
経営のプロになりたければ経営のプロに教えを受けるのが最も効果的で賢い選択です。なぜプロの教えを受ける必要があるのか?その疑問と共に経営のプロ選びのコツや秘訣を紹介しています。
社員のモチベーションアップは会社の将来性で決まる
社員のモチベーションアップは会社の将来性で決まります。なぜなら、中小企業の場合、社員が会社の将来性に不安を感じると、積極的な姿勢が損なわれ、内にこもった消極的な姿勢の会社組織になってしまうからです。
家業から事業への成長に欠かせないもの
家業から事業へと成長しても経営の考え方が「家業のまま」という中小企業は少なくありません。経営者の考え方が「家業のまま」の場合、思わぬところで会社が存続の危機にさらされることがあります。
なぜ経営理念が必要なのか?
会社の経営理念の中には、会社の使命、存在意義、経営姿勢、将来像、お客様像、提供価値等々、将来の会社の姿を表す全ての要素が入っています。従って、経営理念を持っていなければ会社の将来像が明確になることはありません。
数字に弱い社長が、数字に強くなる方法
数字に弱い社長が比較的短期間で数字に強くなる方法があります。その方法は「管理会計を導入」することです。四則演算の世界ですので、簿記や会計の知識ゼロであっても誰でも習得することができます。
クレームの対応で経営者が心掛けること
クレームや非常事態が発生した時は、いま起きている事に意識を集中させ最善を尽くすことが大切です。起きたことを悔いたり、パニックになったり、責任を追及したり、など等、事態の解決に役立たない言動は意味を成しません。
個人情報保護法の概要と概略
個人情報保護法は、お客様や従業員情報を保有する全ての会社にかかわる法律です。中小企業経営者が知っておきたい個人情報保護法の概要と概略を紹介しています。
マイナンバー制度の概要と概略
マイナンバーの取得・利用・提供は「番号法」によって限定的に定められています。中小企業経営者が知っておきたいマイナンバー制度の概要と概略、並びに導入のポイントを紹介しています。
経営者に必要なコミュニケーション能力を高める方法
経営者のコミュニケーション能力ひとつで人材の能力が引き出され組織力がみるみる高まることもあれば、人材の能力を潰してしまい、組織力がみるみる低下することもあります。中小企業にとって、組織力を如何に高めるかが重要な経営課題のひとつとなります。
中小企業に適した節税の秘訣とコツ
中小企業の節税の秘訣は会社の数字に正直になることに尽きます。税務署から信頼を勝ち取る姿勢で会計処理を行っていれば無駄に税金を取られることはありません。気を付けたい主な会計ポイントを紹介しています。
儲かる在庫管理の方法
在庫はお金です。在庫の活かし方次第で会社の儲かりが加速します。倒産する会社は総じて在庫管理がいい加減です。在庫管理がいい加減では商品の仕入れるタイミングと数量を最適化することは出来ません。最適な在庫管理の秘訣を紹介しています。
新規事業を成功に導く損益管理の手法
新規事業の立ち上げ、若しくは、新商品を投入した場合は、独立採算で損益管理を行うことが大切です。なぜなら新規事業の損益管理を疎かにすると事業の成功確率が著しく低下するからです。お薦めの損益管理の方法を紹介しています。
「売上」と「利益」、2倍にするのはどちらが簡単か?
「売上」と「利益」、2倍にするのはどちらが簡単でしょう?答えは利益です。なぜなら、売上を2倍にする労力に比べて利益を2倍にする労力の方が圧倒的に軽く済むからです。利益を2倍にする具体的な方法を紹介しています。
キャッシュフローを重視すると数字はこう変わる
資金が限られている中小企業の場合、効率よく投資効果を生み出すキャッシュフロー重視の経営を心掛けるべきです。キャッシュフローを重視した経営指導先企業の改善前後の数字を紹介しています。
大企業と大口取引するうえで注意すべきこと
中小企業が大企業との付き合い方を誤るといとも簡単に倒産の危機に瀕することがあります。従って、大企業との取引を検討する際は、相当、慎重になる必要があります。大企業との取引を検討する際に特に注意すべき点を紹介しています。
管理会計の基本|管理会計は中小企業の経営力を上げる
中小企業の経営力を上げるには管理会計の基本を理解することが大切です。管理会計は5つのステップで成り立っております。それぞれのステップを理解することで管理会計の基本をおさえることができます。
新規事業アイデアの作り方と事例
新規事業は会社成長の源泉となります。新規事業の展開なくして会社の成長はあり得ません。しかしながら、新規事業アイデアの作り方を誤ると簡単に会社が倒産の危機に陥ってしまうことがあります。有効な新規事業アイデアの作り方とは?
接待営業は売上増加に有効か?
接待営業は売上増加に有効か否か?結論から言うと有効ではありません。接待営業の当事者同士の関係は密になるかも知れませんが、そこに信頼関係が生まれることは稀です。お金の切れ目が縁の切れ目というように、さほどの信頼関係は育まれません。
経営判断を誤らない方法
経営判断を誤らないためには、経営活動に根拠を与えることが大切です。経営活動に根拠を与えるには会社の数字を把握する必要があります。なぜなら、経営活動の結果は、全て会社の数字に表れるからです。
近江商人から学ぶ会計と戦略眼
近江商人が提唱した三方よしの商売理念を支える要素は「正しい会計」と「無欲の戦略眼」です。これは経営者が身につけるべきスキルでもあります。経営者に不可欠の会計と戦略眼を分かり易く解説しています。