中小企業経営者に必須の資質(2)

会社経営者に必要な7つの資質(後編)

 

会社経営者に必要な7つの資質(後編)である。

 

会社経営の本質は黒字経営を持続し、利益を拡大し続けることだ。

 

そのために経営者が身につけるべき資質は、「会社経営者に必要な7つの資質(前編)」で解説した、「黒字経営の実現」、「謙虚さ」、「相手の立場に立つ」、「頭を下げる」のほかにも沢山ある。

 

果たして、中小企業経営者に必要な資質とは、、、。

 

早速、最低限必要な経営者の残り3つの資質を順次解説していきたい。

 

まずひとつ目は、「数字に強い」という資質だ。

 

会社を長期的に成長させている経営者は数字に強い。

 

従って、数字に強いという条件は経営者に必要な重要な資質といえる。

 

数字に強い経営者ほど自身の経営能力に自信を持ち、素晴らしい業績を残している。

 

また、数字に強い経営者は会社を経営するうえで数字を重要視するので、社員にも会社の数字を開示しているケースが多い。

 

会社経営において社員への数字の開示は非常に重要な要素を持っている。

 

なぜなら、経営目標を数値基準で明確かつ合理的に示すことができるからだ。

 

 

社員に対して会社の数字を開示している中小企業経営者は多くない。

 

業績を開示している経営者からすると、「業績を開示せずにどうやって経営改善を進めるのだろう」と疑問に感じる方もいるだろう。

 

結論からいうと、会社の数字を社員に開示せずに経営を進めると、非効率な会社経営に陥り赤字経営のリスクが高まる。

 

つまり、行き当たりバッタリの会社経営である。

 

会社の数字は、経営の道しるべになる重要な情報である。

 

経営者は、数字を頼りに経営改善を推進し、利益を拡大していくのだ。

 

業績が悪い中小企業の経営者ほど数字の開示に消極的だが、これでは衰退リスクが高まるばかりとなる。

 

会社の数字を開示して会社の経営を良好に保つには、経営者自身が数字に強くならなければならない。

 

数字に強いという資質は、会社を安定経営するうえで不可欠な条件なのだ。

 

⇒⇒おススメ記事「社長の数字力を上げる方法」はこちら

 

 

投資できる社長

 

成長投資は会社成長の原動力になる。

 

オーナー兼経営者という支配構造にある中小企業の場合、経営者が、会社のお金=自分のお金と考えるあまり、成長投資の理を無視するケースが稀に起こり得る。

 

例えば、「会社のお金=自分のお金」という考えに固執するあまり、本来必要な会社の成長投資にお金を使わずに、自分の消費(浪費)に使ってしまう経営者がいる。

 

会社は利益を上げて投資を継続することで成長していく。この原則を理解し、しっかり成長投資できるか否かが、経営者の資質を決定づける分かれ目といえる。

 

会社の投資活動は多岐にわたる。

 

人材への投資、設備への投資、顧客への投資、システムへの投資、経営改善への投資、等々、投資先は多種多様である。

 

会社の生み出す利益を適正な投資分野に再分配することで、会社の成長が始まる。

 

そして、投資→成長の回転スピードが上がれば上がるほど、会社の事業規模がますます大きくなる。

 

中小企業のみならず、会社経営の基本である。

 

成長投資のスキルは、成功を目指す経営者に欠かせない資質のひとつである。

 

 

信念を持っている社長

 

中小企業の経営者が信念を持つことは大切なことだ。

 

例えば、経営者の信念を経営理念に具体化すると、会社の方向性を決定づける重要な指針になり得る。

 

経営者の信念が経営理念として具体化されると、社員達の行動基準が明快になるので、よほどのことがない限り会社の方向性がブレることはない。

 

当然ながら、会社の成長スピードも早くなる。

 

逆に、経営者に信念がなければ、経営理念が曖昧になり、会社の方向性が見えなくなってしまう。

 

社員達の行動基準も定まらないので、場当たり的な行動が多くなり、会社が成長するどころか、衰退まっしぐらということもあり得る。

 

また、創業から長い年月が経過すると、社会の変化によっては当初の信念が揺らぐことがあるが、創業当時の信念はなるべく大切に守った方がいい。

 

例えば、会社経営を長く続けていると、時折、経営判断で迷うことがあるが、そのような時に、創業の精神に立ち返り、経営判断を見つめ直してみると、より良い方向性が見えてくることがある。

 

経営者の信念は会社の成長を支えるとても大切な資質なのだ。

 

➡NEXT「経営者に必要な能力が不足した場合の弊害 その1」へ

 






 


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