会社経営者に必要な7つの資質(後編)|成功社長の条件・スキル2

 

前編に続いて、会社経営者に必要な7つの資質を解説する。

 

会社経営者に必要な7つの資質(前編)では、黒字経営の実現、謙虚さ、思いやり、頭を下げられる、以上4つの資質について解説した。

 

後半においても、前編同様、会社経営者に必要な資質を詳しく解説する。是非とも、ご自身の日頃の言動と照らし合わせてセルフ診断してほしい。

 

 

経営者の資質「数字に強い」

 

経営者に必要な資質5は「数字に強い」だ。

 

数字の強さは、経営者に必要な重要な資質になる。事実、業績好調な会社の経営者ほど数字に強い

 

数字に強い経営者ほど自身の経営能力に自信を持って素晴らしい業績を残している。また、数字に強い経営者は、数字で経営を考えるので、社員にも会社の数字を開示しているケースが多い。

 

数字は、経営目標を明快かつ合理的に示すので、社員への数字の開示は経営の効率化に欠かせない。

 

残念ながら、社員に対して会社の数字を開示している経営者は多くない。業績を開示している経営者からすると、「業績を開示せずにどうやって経営改善を進めるのか??」と疑問に思う方もいるだろう。

 

結論からいうと、会社の数字を社員に開示せずに会社経営を進めると、非効率な会社経営に陥り赤字経営に転落するリスクが高まる。大半は、行き当たりバッタリの会社経営に陥り、経営が迷走する。

 

会社の数字は、経営の道しるべになる重要な情報になる。数字に強い経営者ほど、数字を頼りに経営改善を推進し、利益を拡大している。

 

数字に強いという資質は、安定経営の絶対条件といっても過言ではない。

 

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経営者の資質「成長投資」

 

経営者に必要な資質6は「成長投資」だ。

 

成長投資は会社成長の原動力になるが、オーナー社長の場合、経営者が、会社のお金=自分のお金と考えるあまり、成長投資をなおざりにするケースがある。

 

例えば、「会社のお金=自分のお金」という考えに固執するあまり、本来必要な会社の成長投資にお金を使わずに、自分の消費(浪費)に使ってしまう経営者などは典型になる。

 

会社は利益を上げて成長投資を継続することで発展する。この原則を理解し、しっかり成長投資できるか否かが、経営者の資質を決定づける分かれ目といえる。

 

会社の投資活動は、人材への投資、設備への投資、顧客への投資、システムへの投資、経営改善への投資など等、多岐にわたる。

 

これらの投資分野に利益を適宜再分配することで会社は成長し、成長投資の回転スピードが上がるほど、会社の成長が加速する。成長投資のスキルは、経営者に欠かせない資質になる。

 

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経営者資質「信念を持つ」

 

経営者に必要な資質7は「信念を持つ」だ。

 

中小企業経営者が信念を持つことは大切なことで、例えば、経営者の信念を経営理念(ビジョン)として掲げると、会社の方向性を決定づける重要な指針になる。

 

会社の方向性が明確になると、社員の行動基準が明快になるので、組織の力が一点に集中し、会社の成長スピードが加速し易くなる。

 

逆に、経営者に信念がなければ、会社の方向性と共に、社員の行動基準も不明瞭になり、組織全体が場当たり的な行動に終始し、衰退リスクが飛躍的に高まってしまう。

 

また、創業から長い年月が経過すると、社会の変化によっては当初の信念が揺らぐことがあるが、創業当時の信念はなるべく大切に守った方がいい。

 

例えば、会社経営を長く続けていると、時折、経営判断で迷うことがあるが、そのような時に、創業の精神に立ち返り、経営判断を見つめ直してみると、より良い方向性が見えてくることがある。

 

経営者の信念は、会社の成長を支えるとても大切な資質といえるのだ。

 

伊藤のワンポイント
 

数字力は経営者の重要資質です。数字を無視した会社経営を続けると、行き当たりバッタリの会社経営に陥るからです。これでは、成長投資も上手にできませんし、ゆるぎない信念も生まれません。時の経過と共に、失敗するしか道がないという状況に陥るのがオチです。失敗したくなければ数字力を磨くことです。