抑えておきたい美容業の経営指標

美容業に有効な経営指標

美容業に有効な経営指標

 

美容業は景気や流行に左右されやすく、安定した経営を実現するのが比較的難しい業種です。

 

健全な会社経営並びに効率のよい現場運営を実現するためには、財務諸表の分析を通じて日頃から経営課題を抽出することが必要です。

 

例えば、下記の経営指標は常時モニタリングしたい指標です。(それぞれの経営指標をクリックすると解説がご覧いただけます)

 

営業利益率の水準

 

経費率と人件費率の水準

 

人時生産性

 

それぞれの経営指標に関して適正水準に達していない中小企業は早急な経営改善が必要です。

 

 

美容業の経営改善に有効な経営指標とは?

 

経営改善を進めるうえで、最も即効性のある改善方法は、現場のムダムラの解消です。

 

現場のムダムラを見つけるには、財務諸表の分析だけでは物足りないことがあります。効率的に現場のムダムラを解消するには、業界独自の経営指標を活用する必要があります。

 

美容業の経営改善に有効な経営指標を紹介します。

 

 

来店客数

 

来店客数は、来店(商品・サービス購入)したお客様の人数のことです。

 

来店客数×客単価で、全体の売上を算出することができます。従って、全体の売上を増やすには、来店客数か客単価の何れかを上げる努力が必要となります。

 

来店客数は美容業で最も重要な経営指標といっても過言ではありません。

 

なぜなら、美容業は人件費や家賃等の固定費が高く、損益分岐点が高い業種だからです。損益分岐点に見合った来店客数が確保できないと、たちまち赤字経営に転落してしまいます。

 

来店客数を上げるにはサービス精神の高低がポイントです。一期一会を大切に、良い印象を与えることができるか否かが分かれ道となります。

 

なお、来店客数を上げるには、広告宣伝等の投資コストがかかりますが、一般的には、来店客数よりも客単価を上げる投資コストの方が安く済む傾向にあります。

 

 

リピート率

 

一定期間内に来店したお客様が再来店する割合です。一般的に、リピート測定期間は1年で設定します。

 

例えば、10名中、4名が1年以内に再来店した場合、(4÷10)×100=リピート率40%となります。

 

リピート率が高まり、固定客が増えれば増えるほど経営は安定していきます。サービス精神なくして、リピート率の向上はあり得ません。

 

 

顧客回転率

 

顧客回転率とは、定員人数(席数)の回転を表す経営指標です。

 

例えば席数5の店舗に、1日20名の顧客が来店した場合、20名÷5席=顧客回転率4回転となります。

 

顧客回転数が高ければ、人件費や家賃等の固定費の回収スピードが速まりますが、顧客回転率が低ければ、人件費や家賃等の固定費の回収スピードが遅くなります。

 

 

客単価

 

客単価とは1客あたりの売上のことです。

 

例えば、全体の売上が月100万円で、月の来店客数が100名であれば、100万円÷100名=客単価1万円となります。

 

美容業の場合、店舗内の商品販売を工夫するだけで、客単価を上げることができます。

 

また、客単価は、顧客サービスの費用対効果を計る際、或いは、新規顧客獲得のための広告宣伝費の費用対効果を計る際にも活用できます。

 

 

➡NEXT「労働生産性の計算方法と向上方法」へ

 






 


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