独自の経営指標は業績改善に役立つ

美容業に有効な経営指標

美容業に有効な経営指標

 

美容業は景気や流行に左右されやすく、安定した経営を実現するのが比較的難しい業種である。

 

健全な会社経営並びに効率のよい現場運営を実現するためには、財務諸表の分析を通じて日頃から経営課題を抽出することが欠かせない。

 

例えば、下記の経営指標は常時モニタリングしたい指標である。(それぞれの経営指標をクリックすると計算方法と適正水準が分かる)

 

営業利益率の水準

 

経費率と人件費率の水準

 

人時生産性

 

上記3つの経営指標の適正水準をクリアすることが、美容業の成長を実現する最低限の条件といっても過言ではない。

 

各経営指標が適正水準に達していない美容業者は、早急な経営改善をおススメする。

 

なお、美容業の経営改善をすすめる上で役立つ、業界特有の経営指標は下記の通りである。

 

美容業の経営改善に役立つ経営指標を活用して現状を分析し、然るべき目標を立てると、経営改善を効率的に進めることができる。

 

 

美容業の経営改善に有効な経営指標とは?

 

経営改善を進めるうえで、最も即効性のある改善方法は、現場のムダムラの解消である。

 

現場のムダムラを見つけるには、財務諸表の分析だけでは不十分である。効率的に現場のムダムラを解消するには、業界特有の経営指標を活用する必要がある。

 

次に紹介する経営指標は、美容業の経営改善に有効活用できる経営指標ばかりである。是非とも、参考にしてほしい。

 

 

来店客数

 

来店客数は、来店(商品・サービス購入)したお客様の人数のことである。

 

来店客数×客単価で、全体の売上を算出することができる。従って、全体の売上を増やすには、来店客数か客単価の何れかを上げる努力が必要になる。

 

来店客数は美容業で最も重要な経営指標といっても過言ではない。

 

なぜなら、美容業は人件費や家賃等の固定費が高く、比較的、損益分岐点が高い業種だからだ。

 

損益分岐点に見合った来店客数が確保できないと、たちまち会社が衰退してしまうので、来店客は美容業の存続を左右する重要な指標である。

 

来店客数を上げるにはサービス精神の高低がポイントになる。一期一会を大切に、良い印象を与えることができるか否かが分かれ道である。

 

なお、来店客数を上げるには、広告宣伝等の投資コストがかかるが、一般的には、来店客数よりも客単価を上げる投資コストの方が安く済む傾向にある。

 

 

リピート率

 

一定期間内に来店したお客様が再来店する割合である。

 

一般的に、お客様のリピート測定期間は1年で設定する。

 

例えば、10名中、4名が1年以内に再来店した場合、(4÷10)×100=リピート率は40%になる。

 

リピート率が高まり、固定客が増えるほど美容業の経営は安定する。

 

来店客数同様に、サービス精神なくして、リピート率の向上はあり得ない。

 

 

顧客回転率

 

顧客回転率とは、定員人数(席数)の回転を表す経営指標である。

 

例えば席数5の店舗に、1日20名の顧客が来店した場合、20名÷5席=顧客回転率は4回転になる。

 

顧客回転数が高ければ、人件費や家賃等の固定費の回収スピードが加速するが、顧客回転率が低ければ、人件費や家賃等の固定費の回収スピードが遅くなる。

 

つまり、顧客回転数は、儲けのスピードを表す経営指標でもあるのだ。

 

 

客単価

 

客単価とは1客あたりの売上のことである。

 

例えば、全体の売上が月100万円で、月の来店客数が100名であれば、100万円÷100名=客単価は1万円になる。

 

美容業の場合は、店舗内の商品販売(店販)を工夫するだけで、客単価を上げることができる。

 

また、客単価は、顧客サービスの費用対効果を計る際、或いは、新規顧客獲得のための広告宣伝費の費用対効果を計る際にも活用できる。

 

 

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