社長業とは何か。社長業の鉄則と成功哲学のすべて


社長業とは、


企業の永続性を確立するために、


事業活動の全ての責任を背負い、日々ベストな決断を執行することである。


社長の仕事は決断すること、とよく言われるように、決断こそ社長業の肝になる。


最終決断者が曖昧な会社や決断の合議制や二頭体制が敷かれている会社の経営は長続きしない。


後ろを振り返っても自分の決断の責任を取る者はおらず、難しい決断を迫られてもどこにも逃げ場がないのが最終決断者たる社長の立場だ。


資本主義経済の競争社会において、決断からの逃げは、即、衰退を招くため、決断は先手必勝が鉄則になる。


そのうえで、組織にビジョンを示し、社会に豊かさを提供し、資金繰りや人財管理などの事業運営を行い、企業の永続性の確立を目指さなければならない。


大企業やサラリーマン社長は個人財産を棄損するリスクを殆ど持たないが、個人事業者や中小零細等の社長であれば、事業に失敗した途端に個人財産が壊滅的な状況になり、社長業の成果がそのまま人生の結果に表れる。


社長業には大きなマイナスリスクがあるが、一方で、社長業の成功の対価も莫大にある。


凡人には見られない世界に入ることができ、物心両面においても人並み以上の幸せを勝ち取ることができる。金銭的余裕を持ちながら、心の豊かさをどんどん広げることもできる。これだけ素敵なプレゼントがあるからこそ、社長業が憧れの的になるのだ。


社長業の鉄則


社長業の鉄則について、その一端をご紹介する。


社長業で一途大切にすべき鉄則は、決断し、実行し続けることだ。


事業活動は決断し実行しなければ進化しないので、絶えず決断と実行のサイクルを回すことが鉄則であり、成功の近道になる。


小さな会社ほど社長に重要な決断が集中するが、決断疲れに陥らないスキルとマインドがあれば、さほどのストレスを抱えずに決断と向き合うことができる。


例えば、決断には失敗がつきものという前提に立つ(新しいビジネスは十中八九失敗する)。


決断の誤りに気がついたらすぐ元に戻す。決断の結果が現れる社員・顧客・数字から目を離さない。


会社としてやらないことを決める。専門家を上手に活用する。相対的に物事を見る。周囲に感謝し、孤独感を和らげる。


などのスキルやマインドは、社長の決断疲れを緩和し、決断と実行の精度を著しく高める効果がある。


社長業の成功哲学


社長業の成功哲学について、その一端を解説する。


社長業を恐れる必要はない。大事なのは社長の覚悟を決めることだ。


社長の覚悟さえ決まれば、すべての決断を自分の責任で下せるようになる。


たとえ失敗したとしても、周囲や社員のせいにすることがないので、失敗が成功に転換し、さらには、周囲や社員から信頼される。


また、覚悟が決まれば力量を高めるために謙虚に学ぶようになる。分からないことがあれば素直に教えを請い、助けが必要な時は周囲に助けを求めるので、支援者や指導者に恵まれる。


そして、社長の力量が上がるほど、周囲に尽くし、恩返しするので、社長業がますます楽しくなる。社長の覚悟が、その後の決断の質を支配する。つまり、決断の成功、ひいては、社長業の成功は覚悟で決まるのだ。


以上、社長業とは何か、並びに社長業の鉄則と成功哲学について解説したが、このカテゴリーでは、ほかにも社長業の鉄則についての記事をたくさん公開している。社長業の精度を高めるために、他の記事もご覧いただければ幸いだ。