売上を上げる前に社長が理解すべき事

儲かる売上を上げる方法

儲かる売上を上げる方法

 

 

「社長!!その〇〇、大丈夫ですか?」シリーズ、本編は「売上」について解説したいと思います。

 

 

 

売上は会社の生存に欠かせない重要な要素です。

 

当然ながら、売上が無ければ会社にお金が貯まることはありません。

 

運転資金であるお金がなければ事業活動は止まります。

 

そして、最終的に会社のお金が底をつくと、会社は倒産します。

 

普通の社長さんであれば、売上は喉から手が出るほど欲しいものであり、道端に落ちていれば真っ先に拾ってしまうものではないかと思います。

 

あまりの売上欲しさに、売上がどこかからやって来ないだろうかという願望に駆られている社長さんもいるかも知れません。

 

売上を上げることは事業活動を成立させるうえで欠かせないことですが、売上を上げる前に社長が理解すべきことがあります。

 

それは、儲かる売上を上げる方法をしっかり理解するということです。

 

 

売上は大きいほど良いのか?

 

よく、売上が大きい=良い会社、売上が小さい会社=悪い会社という考えがありますが、これは一概に正しいとは言えません。

 

なぜなら、「売上が大きい=良い会社」という先入観は、時に経営を危険な状況に追い込むことがあるからです。

 

じつは、売上の中には、拾わない方が良い売上、拡大しない方が良い売上、捨ててしまった方が良い売上、など等、経営の足を引っ張る悪い売上があります。

 

その売上が良いものであるのか?はたまた悪いものであるのか?

 

一度、疑ってみては如何でしょうか?

 

 

赤字の売上は捨てた方が良い

 

倒産の危機に瀕するような会社には、必ず、赤字の売上があります。

 

赤字の売上とは、売れば売るほど、赤字が膨らむ売上のことです。

 

例えば、売上100円に対して、経費が100円以上かかっている状態の売上です。

 

当然ながら、赤字の売上では、いつまで経っても会社にお金が貯まることはありません。

 

お金が貯まるどころか、会社の金庫からどんどんお金が無くなってしまいます。

 

赤字の売上は、政治的取引、広告宣伝的取引、新規事業や新商品の立ち上げ時期などの特殊な赤字取引を除いて、速やかに解消するのが得策です。

 

それが、健全な会社経営を実現するコツでもあります。

 

赤字の売上を見つける方法は、さほど難しくありません。

 

商品別、或いは、取引先毎の売上収支を細分化していくと簡単に発見することができます。

 

そして、赤字の売上を解消すると、少ない労力(少ない経費)で、大きな利益を獲得できる体質に改善されますので、会社の収益性と労働生産性が著しく高まります。

 

経営の調子の悪い会社の場合、血眼になって売上を探すより、捨てるべき売上を探して、さっさと改善した方が、比較的簡単に業績が好転します。

 

儲からない売上を徹底的に排除することが、儲かる売上を上げる手っ取り早い方法なのです。

 

 

大口販売先は危険な売上

 

全体の売上に対する取引先毎の売上の構成比率を「売上構成比率」といいます。

 

この売上構成比率が10%以上の大口取引先が1社でもあるようなら、取引を分散して売上構成比率を下げる努力を進めた方が良いです。

 

もしも、売上構成比率が20%以上の大口取引先が1社でもある場合は、待ったなしで改善が必要です。

 

何ゆえ大口取引先の取引を分散する必要があるかというと、大口取引先には大きな副作用が潜んでいるからです。

 

大口取引先の代表的な副作用は「連鎖倒産」です。

 

売上構成比率が10%~20%を超えた取引の場合、その大口取引先の会社が倒産した途端に、かなりの高確率で連鎖倒産に巻き込まれます。

 

相手が倒産しないまでも、何らかの理由で取引を解消されてしまった場合も、同様に倒産のリスクが高まります。

 

また、マイナスリスクを含んだ大口の売上を抱えていると、儲かっている売上も消し飛ぶリスクにさらされてしまいます。

 

このように、度外れの大口販売先は、ハイリスクハイリターンの売上であることを十分に理解した上で、速やかにリスク分散を進めなければならないのです。

 

 

この他にも注意したい悪い売上の例

薄利多売の売上、流行に乗った売上、モラルの欠落した商売で獲得した売上、人の弱みにつけ込んで獲得した売上、法律違反を犯して獲得した売上、ねずみ講で獲得した売上、など等は、一時は稼げても、決して長続きすることはありません。

 

 

<<前の記事  次の記事>>

 

 

 

おすすめ記事

 


 


 


 

⇒⇒カテゴリトップ「社長!!その〇〇、大丈夫ですか?」に戻る

 






 


人気記事ランキングTOP3


社長!!その〇〇、大丈夫ですか?例えば、売上、利益、計画、見通し、お金、投資、人事、など等、経営の落とし穴は至るところに潜んでいます。経営者必見の失敗しない会社経営のノウハウをたっぷり紹介しています。

巷の書店などに出かけると様々な経営書が並んでいることに驚きます。中小企業の会社経営をする上で、すべてを鵜呑みにして受け入れることが出来るか否か?答えはノーです。その理由とは?

経営と数字は切っても切れない関係にあります。数字に強い経営者がどのようにして会社の数字を捉え、会社の数字を経営に活かしているか事例を交えて紹介しています。

人気記事ランキングをもっとみる⇒⇒

関連ページ

経営力と商品力が会社を拡大する
経営力と商品力の両輪を高める活動こそが拡大経営を実現する確かな法則です。経営力と商品力を高めるためにすべきことを具体例を交えて分かりやすく解説しています。
会社の利益を最大化する方法
会社の利益は会社の事業価値と存在意義を決定づける要素です。当然ながら、利益拡大の目標を見失うと経営は行き詰ります。適正な利益目標の捉え方を紹介しています。
成功する経営計画の立て方
計画なくして成功なし。会社経営にとって、計画はそれほどに重要な要素を持っています。会社経営を成功に導く計画の作り方、重要ポイントを紹介しています。
投資で経営に失敗しない法則
会社を経営するうえで投資は欠かせません。投資に失敗しないためには、投資基準を持ち、失敗要素を理解する必要があります。経営者が理解すべき代表的な失敗要素と基準をご紹介します。
借金で経営に失敗しない法則
借金を元手にすれば自分の財布の中身を減らすことなく商売を始めることができます。場合によっては元手0円から儲けを生み出すことさえできます。失敗しない借金の秘訣を紹介しています。
会社の生産性を上げる方法
生産性とは労働の投下に対する収益性の評価基準です。生産性の高い仕事を提供すれば、少ない労力で大きな収益を得ることが可能になります。生産性を高める方法を紹介しています。
経営に失敗する危険なリスク
会社経営に失敗しない秘訣はリスクを放置しないことです。会社の経営に大きく影響を及ぼすリスクと経営者が見逃してはいけないリスクを紹介しています。
見通しの精度が業績を上げる
正しい見通しは業績を助けますが、誤った見通しは業績の足を引っ張ります。安定経営に欠かせない見通しの重要性と共に、正しい見通しを立てる秘訣を紹介しています。
多角化で経営に失敗しない法則
多角化事業を軌道に乗せることは、新たな会社を一から立ち上げて軌道に乗せるのと同じくらいに大変なことです。失敗しない多角化経営の秘訣を紹介しています。
確かな決断力を鍛える秘訣
社長の仕事は決断する事といっても過言ではありません。なぜなら、社長の決断次第で会社の未来が決まってしまうからです。社長の決断力を鍛える秘訣を紹介しています。
確かな実行力を高める思考法
経営者の実行力なくして事業活動は成り立ちません。実行なくして明るい未来は築けないのです。経営者が実行力を身につける方法と共に、正しい実行力を養う秘訣を紹介しています。
社長の数字力を上げる方法
社長の数字力はビジネスを成功に導くうえで欠かせないものです。なぜなら、数字力の高低でビジネスの成功確率が決まってくるからです。数字力の重要性と磨き方を紹介しています。
社長が持つべき経営判断の基準
会社は経営者が下した「経営判断の連続」で事業が形作られていきます。当然ながら経営判断を誤れば会社は衰退の道を辿ることになります。経営判断を誤らない指標や基準を紹介しています。
成功する経営改善の方法
経営改善とは企業の事業価値を高める活動のことです。当然ながら、事業価値が陳腐化(低下)すると競争から取り残されてしまいます。正しい経営改善プランの作り方を紹介しています。
経営の勘どころを磨く方法
敏感、鈍感問わず、できれば勘どころに頼ることなく経営判断が下せるように、日頃から論理的判断材料を積み重ねる努力が必要です。正しい経営判断を支える鋭い勘どころの磨き方を紹介しています。
経営バランスの整え方
経営バランスが崩れた状態で経営を続けると経営悪化のリスクが次々と噴出してしまいます。経営バランスを整える方法と共に、経営者のバランス感覚を養う方法を紹介しています。
儲かる仕組みの作り方
仕組みがある会社とない会社の業績には大きな差が生じます。そして、仕組みには儲かる仕組みと儲からない仕組みがあります。儲かる仕組みの作り方を紹介しています。
正しい社長のコミュニケーション術
社長ほどコミュニケーションに疲れるポストはありません。また、社長業ほどコミュニケーションが重要になってくるポストはありません。安定経営にも繋がるコミュケーションの秘訣を紹介しています。

 
トップページ 全記事一覧 無料PDF冊子 無料経営講座 無料相談・お問合せ