経営者の勘どころは立派な判断基準

経営の勘どころを磨く方法

経営の勘どころを磨く方法

 

 

「社長!!その〇〇、大丈夫ですか?」シリーズ、本編は「経営の勘どころ」について解説したいと思います。

 

 

 

経営の勘どころとは、過去の経験に裏打ちされた判断基準の一種です。

 

経営者の中には、勘の鋭い社長さんもいれば、勘の鈍い社長さんもいます。

 

鋭い勘ゆえに助かることもあれば、鈍感ゆえに助かることもありますので、勘どころの良し悪しを簡単に論ずることはできませんが、こと会社経営に関しては、鋭い勘どころを持っているに越したことはありません。

 

例えば、会社経営において、社長の勘どころを基準にして物事を判断することは良くあることです。

 

何といっても、中小企業において経営者は物事を決める人です。

 

社員が議論を尽くして結論を導き出せなかった難題があったとしても、その答えを今日中に出さなければ会社の業績に関わるという状況であれば、最終的な結論は経営者が出さなければなりません。

 

勘に頼った経営判断は、二者択一、イチかバチか的な要素が強い面がありますが、このような局面に遭遇した場合、勘どころの鋭い社長さんの判断はうまくいくことが多いです。

 

一方、勘どころの鈍い社長さんの判断は、誤った方向に事態が転がっていくことが往々にしてあります。

 

勘の鋭い社長さんと勘の鈍い社長さん、両者の差は一体どこにあるのでしょうか?

 

 

勘の鋭い経営者は観察力と分析力がずば抜けている

 

経営の勘どころは過去の経験に裏打ちされた判断基準のひとつと言いましたが、勘どころの根拠となり得る経験値は勘の精度に深く関わっています。

 

当然ながら、経験値が高ければ高いほど勘どころは鋭くなります。

 

頭の中で、新米の社長さんと百戦錬磨の社長さんの勘を比べてみてください。

 

いかがですか?

 

両者の間に、雲泥の差があることは容易に想像がつくでしょう。

 

ひとつの経験から優れた勘を養うことができる社長さんは、経験から学ぶ観察力と経験を活かす分析力に優れています。

 

例えば、なぜ失敗したのか、或いは、なぜ成功したのかをつぶさに観察し、時には手足を動かして、正確に本質を捉える観察力があれば、自ずと勘は鋭くなります。

 

また、過去の経験を、過去・現在・未来という3つの時間軸の中で正確に状況分析できる分析力も、鋭い勘どころを養います。

 

高い観察力と分析力なくして、鋭い勘どころは身につかないのです。

 

 

勘に頼った会社経営は危険なのか?

 

勘どころに頼った会社経営は危険です。

 

敏感、鈍感問わず、できれば勘に頼ることなく経営判断が下せるように、日頃から論理的判断材料を積み重ねる努力が必要です。

 

そもそも勘とはビギナーズラックのごとく当たる勘もあれば、猿も木から落ちるがごとく外れる勘もある、当てにならない代物なのです。

 

どんなに優れた技術を持っていようが、どんなに良好な経営状況であろうが、たった一つの誤った経営判断が命取りになることがあります。

 

特に、観察力と分析力に加えて、論理的判断材料も乏しい環境下にある社長さんは、勘を避けた経営判断を心掛けることをおススメします。

 

 

論理的判断材料とは?

 

論理的判断材料とは、正しい経営判断を支える重要な情報のことです。

 

長いあいだ、ボチボチの黒字経営、或いは、ほどほどの赤字経営が続いている会社の場合、論理的判断材料を蓄積することなく、勘に頼った会社経営を続けているケースが少なくありません。

 

代表的な例が「経営者が月次決算書を確認していない」というケースです。

 

月次決算書は、ひと月分の業績が集計された経営資料のことです。

 

事業活動の結果は全て業績に表れますので、月次決算書ほど、端的に会社の経営状況の良し悪しを表している論理的判断材料はありません。

 

月次決算書を無視した経営は、目かくし運転級に危険な行為です。

 

例えると、血液検査や精密検査をせずに、いい加減な診療を続けている医者のようなものです。

 

このような状況下で経営を続けると、ひとつの判断ミスで業績悪化に陥ることは容易に想像できるでしょう。

 

勘どころに頼った経営に陥る前に振り返ってみてください。

 

優れた観察力で経験を積んでいますか?

 

優れた分析力で経験を省みていますか?

 

論理的判断材料は蓄積していますか?

 

正しい努力と正しい経験は、確かな自信と共に、鋭い勘どころを養います。

 

 

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