経営バランスの整え方

社長!!その経営バランス、大丈夫ですか?

社長!!その経営バランス、大丈夫ですか?

 

 

「社長!!その〇〇、大丈夫ですか?」シリーズ、本編は「経営バランス」について解説したいと思います。

 

 

 

会社経営においてバランスは大変に重要な要素です。

 

なぜなら、経営バランスの崩れた状態で経営を続けると、様々なリスクを高める結果に繋がるからです。

 

例えば、頭の中で「バランスの整っている会社」と「バランスの整っていない会社」を比べてみてください。

 

いかがですか?

 

一生で被る経営難題や課題、経営の落とし穴や逆境など、会社経営を阻害する要因が数多く噴出するのは、後者の「バランスの整っていない会社」であることは容易に想像がつくでしょう。

 

バランスの良し悪しで、状況が悪化するのは人間の身体や人間の生活も一緒です。

 

偏食は生活習慣病のリスクを高めますし、借金過多は生活の破たんリスクを高めます。

 

バランスの重要性がお分りになりましたか?

 

経営バランスの良し悪しを整えることは、会社の安定経営を実現するうえで欠かせないことなのです。

 

 

経営バランスの整え方

 

経営バランスの整え方は難しくありません。

 

”収入に合わせて支出をコントロールする”だけのことです。

 

「入るを量りて出ずる為す(いるをはかりていずるをなす)」という言葉があります。

 

言葉の意味を要約すると、「収入に応じた支出計画を考えなければ、貯金はたまりませんよ」ということですが、これは、経営バランスを整えるうえで、最も大切な教えを表しています。

 

会社は、お金で始まり、お金で終わります。

 

つまり、会社のお金が無くなると会社が倒産してしまう、ということです。

 

収入よりも多い経費を使い続けたらどうなりますか?

 

答えは、明白ですよね。

 

収入に応じた経費バランスを整えることが、経営バランスを整えるはじめの一歩になるのです。

 

 

経費バランスの整え方

 

収入に応じた経費バランスを整えて、経営バランスを整えるには、明確な指標が必要です。

 

例えば、100万円の収入に対して、99万円の経費で1万円の利益(貯蓄)を残せば、経営バランスが整うのかというと、答えはノーです。

 

収入の1%程度の利益(貯蓄)では、持続的成長を支える十分な費用(成長投資や設備の保守保全費用など等)が捻出できません。

 

また、ギリギリの利益では、経済環境の少しの変化で、利益部分が消し飛んでしまい、赤字経営に転落してしまうかも知れません。

 

では、儲けの利益幅が大きければ良いのかというと、これも答えはノーです。

 

少し極端な例ですが、100万円の収入に対して、50万円の経費で50万円の利益(貯蓄)が残っている会社があったとします。

 

収入の50%もの利益(貯蓄)があれば、経営バランスが整うかというと、そうでもありません。

 

なぜなら、高すぎる利益水準は、会社の内部環境に無理が生じている可能性が高いからです。

 

例えば、保守保全の不足、管理体制の不備、労働環境の悪化、取引先への無理強い、など等です。

 

誰かの犠牲の上に成り立っている行き過ぎた利益は長続きしません。早々に破たんします。

 

収入に応じた経費バランスを正しく整えるには、明確な指標が必要なのです。

 

 

経費バランスの明確な指標とは?

 

経費バランスを整えるうえで活用できる経営指標は「売上総利益高経費率」です。

 

売上総利益高経費率とは、売上総利益に対する経費の構成比率のことです。

 

計算式は下記の通りです。

売上総利益高経費率=〔販売管理費(経費)÷売上総利益〕×100

 

経費バランスが整う適正範囲は、売上総利益高経費率80~90%です。

 

この適正範囲内で経費がコントロールされている限りは、経営バランスが崩れることはありません。

 

逆に、経費バランスが適正範囲内から外れてしまうと、経営バランスも崩れてしまい、様々な経営悪化のリスクが噴出することになります。

 

売上総利益高経費率は業種業態問わず、すべての中小企業が活用できる経営指標です。

 

日頃のモニタリングが、経営バランスを整える秘訣になります。

 

 

経営者のバランス感覚も大切なポイント

 

経営バランスを整えるために経費バランスを整えることは、会社の持続的成長を実現するうえで欠かせないことですが、経営バランスを整えるためにすべきことは、他にも沢山あります。

 

例えば、経営者のバランス感覚です。

 

経営者の偏った知識、偏った経験、偏った思考では、バランスの整った会社経営を実現するのが難しくなります。

 

経営者の偏ったバランス感覚を中心(中庸)に持ってくるには、徹底して基本を学ぶことが大切です。

 

何事もそうですが、基本は強靭なバランス感覚を養います。

 

当然ながら、基本が身についてないうちに、応用や自己流に走ってしまうと、崩れたバランスで走り続けることになります。

 

アンバランスな状態で走り続けると、転ぶのは時間の問題です。

 

会社経営において、失敗しないことは、成功することよりも重要なことです。

 

転んだ後で、基本の重要性に気が付いても時すでに遅しなのです。

 

自身の経営能力に不足を実感している場合は、経営バランスが崩れている状態に陥っているということです。

 

経営のプロに基本を習う、経営ブレーンを活用する、経営参謀をつけるなど等、経営者のバランス感覚を養う方法は沢山あります。

 

崩れた経営バランスを放置しないことが安定経営の秘訣です。

 

 

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