中小企業を潰すどんぶり勘定の弊害

ダメな社長のどんぶり勘定

ダメな社長のどんぶり勘定

 

どんぶり勘定の経営者と聞くと、ダメな社長と連想する方も多いと思う。

 

どんぶり勘定とは、会社の「収入と支出」、つまり、「入るお金」と「出るお金」のお金の管理がいい加減ということだ。

 

どんぶり勘定の社長は、貸借対照表や損益計算書等の財務諸表をみることなく、主に預金通帳、つまり現金残高を経営判断の根拠としているケースが多い。

 

例えば、運転資金を銀行借入で調達したとたん、羽振りが良くなる経営者がいるが、この手の社長さんはどんぶり勘定の典型である。

 

銀行借入とは文字通り借金のことだ。

 

100万円借りたら、100万円返す、だけでは済まない。

 

年率3%の利息であれば、年間3万円の利息の支払いも発生する。

 

借りたお金よりも多く返さなければならないのが銀行借入の怖いところである。

 

当然ながら、借りたお金=自分のお金、ではない。

 

借りたお金は正真正銘、銀行のお金である。

 

それにも拘わらず羽振りが良くなる理由は、どんぶり勘定特有の思考に隠されてる。

 

 

銀行借入が完了した途端に羽振りが良くなる社長の頭の中は、

 

▶預金通帳にお金がある = 儲かっている(黒字経営)

 

▶預金通帳にお金がない = 儲かっていない(赤字経営)

 

という、どんぶり勘定特有の思考パターンに陥っていることが多い。

 

当然ながら、通帳残高と会社の経営状態(損益状況)はリンクしていない。

 

このようなどんぶり勘定的な思考に陥ると、正しい会社経営が全く出来なくなってしまう。

 

そもそも、運転資金を銀行借入で補てんするような会社は儲かっていないだろう。

 

銀行としては、融資先の倒産を避けたい一心で資金を融資するのだろうが、当の本人は借りてしまえばお構いなしである。

 

運転資金が枯渇するほどの経営状況であれば、真っ先に経営改善に取り組む必要があるが、どんぶり勘定の社長は銀行借入が完了したとたんに、経営改善が完了したものと思い込み、更に赤字経営を容認し続けてしまう。

 

客観的に眺めると実に滑稽だが、このような経営状況に陥っている中小企業は少なくない。

 

 

どんぶり勘定のダメ社長が目覚めるとき!!

 

どんぶり勘定の社長の目が覚めるのは、会社の赤字額が途方もない金額に積み上がり、銀行から追加融資を断られた時である。

 

まともな会社経営を放棄して赤字経営を容認するということは、倒産に向かって経営しているということだ。

 

会社のお金は人間の血液のようなものである。

 

つまり、お金が無くなると会社の命は死(倒産)を迎える。

 

赤字経営とはお金を垂れ流しにしている状態なので、人間に例えると、怪我をして血液を垂れ流しにしている状態と同じである。

 

人間は出血多量になると死を迎えるが、会社も一緒で、お金の垂れ流しを止めなければ、いづれ倒産(死)を迎える。

 

赤字経営を容認するということは、そういうことなのだ。

 

銀行借入は返すべきお金であり、決して会社の利益ではない。

 

借金を返すためには、いち早くどんぶり勘定から脱却し、常日頃から利益を最大化する努力を継続することが欠かせない。

 

➡NEXT「横領されるダメな社長の現金管理方法」へ

 






 


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