儲かる会社の在庫管理方法

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利益を拡大する会社の在庫管理方法

利益を拡大する会社の在庫管理方法

 

利益拡大の秘訣は、在庫管理にあるといっても過言ではない。

 

なぜなら、在庫はお金そのものであり、利益の源泉でもあるからだ。

 

例えば、在庫管理の精度は、間違いなく会社の利益水準に影響を及ぼす。

 

当然ながら、いい加減な在庫管理から利益は生まれない。むしろ、利益の減少リスクを高めるだけである。

 

利益を生み出す在庫管理の方法は簡単である。

 

効率よく商品が回転するように、儲かる在庫管理を徹底すれば良いのだ。

 

例えば、仕入れた商品が売れ残って廃棄処分になると、会社の利益は一瞬で減少する。

 

また、仕入れた商品が足りなくなって補充が間に合わない場合も、販売機会の喪失と共に会社の利益が減少する。

 

このように、商品は、仕入れタイミングと数量のふたつの要素が常に最適化されていないと、会社の利益に貢献することはなく、むしろ利益の足を引っ張る存在になってしまう。

 

つまり、仕入れタイミングと数量を最適化する在庫管理が構築できれば、会社の利益は自ずと最大化されるということだ。

 

じつは、倒産の危機に瀕するような中小企業の在庫管理は、総じて、いい加減だ。

 

在庫管理がいい加減では、商品の仕入れタイミングと数量を最適化することはできない。

 

在庫はお金であり、利益の源泉である。

 

在庫の活かし方次第で会社の儲かりが決まるといっても過言ではない。

 

会社の利益を拡大する在庫管理方法を構築する主なポイントを紹介しよう。

 

 

 

在庫数量の把握

 

商品の仕入れタイミングと数量を最適化するには、商品の在庫数量をしっかり把握する必要がある。

 

当然ながら、商品の在庫数量も分からずに商品を発注していては、適正な仕入れタイミングと数量を掴むことはできない。

 

商品の在庫数量を把握するための棚卸を年に1回(決算月)だけ行ってる中小企業は少なくないが、年に1回の棚卸では、利益を生み出す在庫管理を実現することは不可能だ。

 

なぜなら、在庫管理の手間は省けるが、発注基準が曖昧になり、利益減少のリスクが高まるからだ。

 

在庫数量の把握は、利益を拡大する在庫管理を構築に欠かせない最低条件になる。

 

 

発注基準の確立

 

商品の在庫数量が把握出来たら、次は、発注基準を確立する必要がある。

 

発注基準を左右するのは商品の売れ行きである。従って、販売数量の把握が必須になる。

 

例えば、月に50個しか売れない商品を100個仕入れてしまっては、半分の50個が1カ月間、倉庫に眠ってしまうことになる。

 

商品はお金なので、仕入れからなるべく短期間で現金化する意識を持つことが大切だ。

 

発注基準を在庫率で一律に決めるケースもあるが、一般的には在庫数で決めた方が無駄な在庫が発生しない。

 

例えば、納品ロット100個の商品を在庫率10%(10÷100)で仕入れた場合、その商品が1日20個売れる商品であれば、販売機会のロスで利益が減ってしまう。或いは、その商品が1日2個しか売れない商品であれば、在庫率10%の発注基準は高すぎる。

 

この場合、前者のケースは50個、後者のケースは5個というように、在庫率ではなく在庫数を発注基準に用いた方が利益拡大に繋がる在庫管理に近づく。

 

また、在庫率より個数の方が視覚的にも理解しやすく、間違いが起こりにくいメリットもある。

 

 

個別発注基準の確立

 

商品の売れ行きは、個別に違いがある。

 

例えば、1日に20個売れる商品もあれば、1日2個しか売れない商品もある。

 

当然ながら、発注基準を一律に共通化すると、販売ロスや廃棄を招きやすくなる。

 

従って、商品毎の売れ行きを分析したうえで商品毎に、個別発注基準を設ける必要がある。

 

また、売れ行きに合わせて納品ロットを工夫することも必要だ。商品在庫はなるべく1ヵ月以内に現金化(販売)する意識で回さないと、会社の資金効率が低下する。

 

 

商品在庫管理の応用

 

商品の在庫管理方法は、会社で使用する文房具や消耗品、資材等の管理にも応用できる。

 

文房具が無駄にダース買いされている、パフレットや段ボールが山積みされている、など等、在庫管理がいい加減な会社は、総じて消耗品や資材管理もいい加減だ。

 

消耗品や資材も立派なお金である。

 

多少単価が高くなったとしても、その都度、使う分(せいぜい3ヵ月~半年分)だけを購入した方が会社の資金効率は悪化しない。

 

 

不良在庫の処分

 

不良在庫とは、売れなくなった商品や売れ行きが芳しくない商品のことである。

 

商品はお金なので、不良在庫はお金を眠らせているのと変わりない。

 

お金が眠っているだけなので利子も何も生み出さない。むしろ、在庫管理の手間や保管の負担を加味すると、お金が逃げているといっても過言ではない。

 

不良在庫のなかでも、賞味期限のある食品や陳腐化の早い家電品などは、早いタイミングで見切り、処分販売した方が得策だ。

 

万が一、見切りのタイミングを誤ると、在庫がお金になるどころか、在庫処分に手間と労力がかかり、お金が更に逃げていく事態にもなりかねない。

 

お金を生み出すか、お金が逃げていくかは、在庫管理ひとつで決まるのだ。

 

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