中小企業に有効な社員のモチベーションアップ法

社員のモチベーションアップは会社の将来性で決まる

会社の将来性は社員のモチベーションアップに繋がる

 

中小企業で働く社員のモチベーションアップは、会社の将来性で決まります。

 

なぜなら、中小企業の場合、社員が会社の将来性に不安を感じると、積極的な姿勢が損なわれ、内にこもった消極的な姿勢の会社組織になってしまうからです。

 

中小企業においては、経営者が社員に対して会社の将来性を示すことができなければ、社員の心の中に安心とゆとりが生まれず、モチベーションの高い組織は育ちません。

 

経営者が社員に対して会社の将来性を示すことができれば、自然と社員が安心感を抱き、社員のモチベーションがアップし、働く姿勢に活力が生まれます。

 

働く姿勢に活力が生まれれば、自ずと全社員のモチベーションが持続し、元気の良い組織が育まれます。

 

このように、会社の将来性には、社員のモチベーションアップと共に、組織力を押し上げる重要な効果が含まれています。

 

日頃から、経営者が健全な会社経営を心掛け、社員に明るい将来性を示すことができれば、社員はモチベーションをアップさせて、会社の為に尽くしてくれます。

 

しかしながら、ひとたび会社の将来性に不安の影が差すと社員のモチベーションは下がってしまいます。

 

万が一、社員が会社の将来性に不安を抱いてしまったら、最早、手遅れです。

 

 

社員のモチベーションアップに繋がる会社の将来性とは?

 

経営者は常に会社の将来性に不安を与えない心がけが大切です。

 

それでは一体、中小企業で働く社員が会社の将来性に不安を抱きモチベーションを低下させる理由には、どのようなものがあるでしょうか?

 

中小企業にありがちな主な不安要素(モチベーションの低下要素)を一つひとつ解説していきます。

 

 

社員のモチベーションアップを阻害する「市場の将来性」

 

市場の変化は絶えず起こっています。

 

例えば、カメラ市場がアナログのフィルムカメラからデジタルカメラに移行した1990年代、世界最大のカメラフィルム製造企業だった米コダック社が市場の変化について行けずに、最終的に破綻(日本版:会社更生法の適用)しました。

 

一方、日本最大のカメラフィルム製造企業だった富士フィルムは、フィルム製造で培った技術を化粧品等の新分野に転換し、見事に市場での生き残りを成し遂げました。

 

このように、市場の将来性の見通しが企業の生死を分かつときがあります。米コダック社のように如何に巨大な企業だとしても、将来性を見誤ると容易に会社が倒産してしまうこともあるのです。

 

市場の将来性が明るければ、社員のモチベーションは自然とアップするものです。

 

 

社員のモチベーションアップを阻害する「業界の将来性」

 

業界の主流ビジネスは刻々と変化しています。

 

例えば、2000年代のネット社会到来等、何か大きな社会変動が起きると、業界の主流ビジネスも変化していきます。

 

ネット社会という、ひとつの社会変動をとっても、広告業界は、紙媒体からデジタル媒体へ、印刷業界も、広告業界に倣って紙媒体からデジタル媒体へ、業界の主流ビジネスが次々と変わっていきました。

 

いち早くビジネスの主流を嗅ぎ分けることができれば業界の変化に対応することができますが、歴史と未来を繋ぐ創造力が乏しいと、変化を正しく捉えることはできません。

 

業界の将来性が明るければ、社員のモチベーションは自然とアップするものです。

 

 

社員のモチベーションアップを阻害する「後継者の将来性」

 

中小企業の場合、後継者の将来性に対する不安は、最も多い不安要素です。

 

「現社長がいれば会社は安泰だが、後継者が引き継いだら会社が倒産してしまうかも知れない」、という不安感を抱くケースは意外と少なくありません。

 

中小企業の後継者育成は経営者の最重要課題であり、経営者の仕事の中で最も難しい仕事です。従って、後継者育成に成功する例は稀なケースです。

 

後継者育成は最低10年かかると思って真剣に取り組まないと、社員の不安を払拭することは難しいです。

 

後継者の将来性が明るければ、社員のモチベーションは自然とアップするものです。

 

 

社員のモチベーションアップを阻害する「業績の将来性」

 

資本力の乏しい中小企業にとって、業績の将来性に対する不安は、恐怖に近いインパクトがあります。

 

例えば、毎期赤字決算、銀行融資を断られた、人員整理を検討している、等々、深刻な業績悪化を連想させる要因は、相当な不安感と恐怖感を社員に与えてしまいます。

 

不安と恐怖に苛まれている社員がモチベーションをアップさせて、会社のために明朗闊達に働くでしょうか?

 

このような不安感を一度与えてしまうと会社を再建するのは難しくなります。ベテラン社員や有能な人材も、早々に会社を去ってしまうことも起こり得ます。

 

赤字経営は何としても避けなければなりません。常に、黒字経営を行うことが大切です。

 

⇒⇒おススメ記事「赤字経営を黒字化する方法」はこちら

 

業績の将来性が明るければ、社員のモチベーションは自然とアップするものです。

 

 

社員のモチベーションアップを阻害する「雇用の将来性」

 

社員が、市場の将来性、業界の将来性、後継者の将来性、業績の将来性の何れかに不安を抱くと、雇用の将来性に対して不安を抱きます。

 

会社に将来性がない、故に、自身の雇用にも将来性がないと考えるのはごく自然なことです。

 

このような不安感を一度与えてしまうと、会社のために働く社員は少なくなっていきます。

 

なぜなら、心の中で、次の新しい職場を求める気持ちが大きくなるからです。たとえ会社の課題や問題点に直面しても解決を先送りして、自分の将来だけを考えるようになります。

 

雇用の将来性が明るければ、社員のモチベーションは自然とアップするものです。

 

 

会社の将来性を見通すコツは?

 

会社の将来性を見通すためには、会社の数字を深く理解する必要があります。

 

なぜなら、事業活動の結果は全て会社の数字に反映されているからです。

 

過去の数字を見れば、現在の数字の理由(原因と結果)が分かり、過去から現在の数字を見れば、未来の数字も見えてくるものです。

 

未来の数字が見えれば、良くも悪くも、事前に対策を講じることが容易になります。

 

例えば、ヒトは無意識のうちに朝起きたら今日のこと、或いは、明日のことを考えながら今の行動を決めていきます。

 

大事なプレゼンが明日に控えていれば今日はプレゼンの準備を万全にするなど、ヒトは必ず、未来を見通したうえで今の行動を決めていきます。何も考えずに過ごしていてはプレゼンが成功しないことは目に見えています。

 

会社経営も一緒です。

 

事業活動の結果である会社の数字を深く理解し、今の数字が一ヵ月後にどうなるのか?或いは、一年後にどうなるのか?

 

将来を見通し今の現時点の準備や行動を万全にとっている限り、会社の将来は明るいものなります。

 

➡NEXT「経営者に必要なコミュニケーション能力を高める方法」へ

 






 


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