組織の崩壊は組織図で防げる

倒産する会社は組織が崩壊している

倒産する会社は組織が崩壊している

 

倒産する会社の組織は、すでに崩壊しているケースが非常に多いです。

 

組織の崩壊は、業績悪化に繋がる由々しき事態です。

 

なぜなら、中小企業に限らず、企業の組織が崩壊してしまうと、それにつられて会社の業績も悪化していくからです。

 

事実、わたし自身が過去に再建調査に入った全ての会社で組織体制に何らかの問題を抱えていました。

 

組織体制の問題を一部抜粋すると、

 

情報が末端まで伝達されない

各部門の連携、協力体制が悪い

自分の上司が分からない。命令系統がない

経営者から現場までの組織の一体感がない

事業部長に対して、他部門から意見が言えない

社員同士の繋がり、協力の気持ちが希薄になった

会社の上下間、部門間で情報の共有・交換が出来ていない

事業部長の頭越しに、社長から社員へ、又は社員同士で指示連絡があったりする

 

等々、様々な問題を抱えていました。

 

中小企業の場合、大なり小なり、組織体制に何らかの問題を抱えている会社は珍しくありません。

 

また、事業部門や店舗が複数に増え始めて組織が大きくなってくると、組織体制に綻びがでるケースも珍しくありません。

 

先に述べた通り、組織力の低下は会社の業績低下に繋がる由々しき問題です。

 

このような状況を放置しておくと、何れ組織が崩壊し、会社は倒産の危機に瀕してしまいます。

 

 

組織力が低下すると倒産のリスクが高まる!!

 

組織体制に問題のある会社には共通した特徴がありました。

 

それは「組織図がない」ということです。

 

仮に組織図があったとしても、社員に認知されておらず、無いに等しい状況にありました。

 

経営者から末端社員までの距離が短ければ問題ありませんが、経営者の間に部長、課長と2つ以上の役職者を経由して末端社員に辿りつくような規模であれば、組織図がなければ、組織は有効に動きません。

 

例えば、

 

・末端社員が自分の上司を知らなかったらどうなるでしょうか?

 

・経営者の指示や命令が末端社員に届かなかったらどうなるでしょうか?

 

・末端社員同士で情報のやり取りを行い、上司である役職者にその情報が届いていなかったらどうなるでしょうか?

 

ひとつの会社組織の中で情報が分断、或いは錯綜してしまっては、経営に支障が出ることは容易に想像できるでしょう。

 

秩序の無くなった組織が崩壊するスピードはあっという間です。

 

 

組織図は立場と責任を示す重要なツール!

 

組織図は、視覚的に社員夫々の立場と責任を明確にすると同時に、会社の秩序と指示命令系統も明確にします。

 

そして、組織図に従って組織を管理・育成すると、徐々に組織体制が盤石なものになっていきます。

 

例えば、

 

・中間管理職の頭越しに、経営者自らが末端社員を教育したらどうなりますか?

 

・末端社員が中間管理職の頭越しに経営者に直接意見するようになったらどうなりますか?

 

中間管理職は経営者の代理として一般社員を監督する立場にいます。

 

一般社員を教育するのも意見を聞いてアドバイスを授けるのも中間管理職の役割です。

 

その役割を取り上げてしまったら、中間管理職の能力が伸びなくなりますよね?

 

人材が伸びなければ会社の伸びしろは増えません。

 

なぜなら、中小企業において、最も大切な経営資源は「ヒト」だからです。

 

ヒトは、「性格、感情、性別、欲望、利害等々」、様々な要因が絡み合って十人十色の構造となっています。従って、経営者の対応一つで最大限に活用できることもあれば、全く活用できないこともあります。

 

つまり、ヒト、即ち社員の能力を最大限に活用することができれば会社の業績は良くなりますが、活用できなければ会社の業績の足を引っ張る存在になってしまうのです。

 

前記のケースの場合は、中間管理職が業績の足を引っ張る存在になりかねません。

 

そうなれば組織力は低下し、会社は倒産の方向へ傾いていきます。

 

 

組織が育てば、会社の業績が良くなる!!

 

中小企業の場合、組織図を運用していても、経営者自らが組織の秩序を乱し、結果、組織体制に問題が生じる場合があります。

 

経営者としては自分が動いた方が早いと思うことが多々あるかも知れませんが、そういう時ほど「辛抱強く待つ忍耐力」が必要です。

 

但し、経営幹部に育成管理を任せっぱなしにしてはなりません。

 

経営者が持っている経営目標と経営指標をしっかりと経営幹部に理解してもらい、経営者自身が経営幹部の責任を監督する役目を忘れてはなりません。

 

経営者が組織をうまく誘導しながら人材を育成し、結果を待つことができれば、会社の組織は徐々に盤石なものになっていきます。

 

人材が育てば、組織が育ちます。そして、組織が育てば、会社が成長します。

 

経営者はこの法則を肝に銘じて組織作りを行わなければなりません。

 

 

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