中小企業経営者は孤独と心得るべし

経営者の孤独は解消できるか?

経営者の孤独は解消できるか?

 

経営者は孤独です。

 

経営者には、社内に本音を打ち明けられる相手がいません。

 

社外に相談相手を見つけるのも大変です。

 

家族でさえ、心から理解してくれることはありません。

 

そのような状況下で社員全員の生活を保証し、業績に責任を持たなくてはなりません。

 

業績が不安定だと、ひとりで不安と向き合わなければなりません。

 

ここまでくると、社長業ほど割に合わない職業はないのではないか、とも思えてきます。

 

はたして、経営者の孤独は解消できるのでしょうか?

 

 

経営者が孤独から抜け出せない理由とは?

 

経営者の心情としては、会社のことや自分の気持ちをもっと理解して欲しいと周囲に対して思うのが自然なことかも知れませんが、そもそも、経営者の立場になっていない人には、経営者の気持ちは分らないものです。

 

 

上の図は坂の上と下に立っている、立場の違いを表したものです。

 

同じ坂でも、上の立場の人から見たら「下り坂」、下の立場の人から見たら「上り坂」です。

 

立場が変われば見解が変わるいい例です。

 

経営者の立場も同じようなもので、その立場に立ってみないと理解できないことが沢山あります。

 

また社員に言えないこと、家族に言えないことを抱えるのも経営者の辛いところです。

 

つくづく経営者は孤独な家業といえます。

 

経営者の孤独を解消する方法として、

 

・経営者仲間を作る

 

・趣味仲間を作る

 

・経営全般を相談できる経営コンサルを抱える

 

等々の方法がありますが、果たして経営者の孤独を解消することは出来るのでしょうか?

 

 

「経営者仲間」は経営者の孤独を解消してくれるのか?

 

経営者仲間の場合、お互い同じ立場にいても、同業だったり、地元が一緒だったり、利害関係があったりしますので、腹を割って話せる相手や機会に巡りあえないことが多いです。

 

また、相手から成功体験を聞いたり、有益なアドバイスを受けたとしても、そのまま自分の会社に導入出来ないことが多いです。

 

例えば、社長業を長くしている経営者であれば、他社の成功ノウハウや知り合いの社長から聞いた成功ノウハウを導入しても、自社ではなかなかうまく機能しなかった、という経験をお持ちではないでしょうか。

 

お互い共通の話題で理解し合える部分が多いかも知れませんが、孤独感が紛れるのは一時だけです。

 

 

「趣味仲間」は経営者の孤独を解消してくれるのか?

 

趣味仲間の場合、社会的な立場は関係なく、基本的に平等の立場で付き合うことが殆どかと思いますので、精神衛生上、居心地がよく、孤独感は和らぐでしょう。

 

しかも、利害関係がありませんので、お互い腹を割って言いたいことがいえるでしょうし、経営のヒントになるアドバイスに巡り合うこともあります。

 

何より、自分の好きな趣味の世界ですので、会社に問題が生じたり、会社で嫌なことがあっても、心が落ち着くでしょう。

 

具体的な会社経営の相談はできないにしても、ストレスなく心がリラックスしますので、経営者が趣味の時間を持つことはとても良いことです。

 

但し、経営者仲間同様、趣味仲間との付き合いも、孤独感が紛れるのは一時だけです。

 

 

「経営コンサル」は経営者の孤独を解消してくれるのか?

 

経営全般を相談できる経営コンサルを抱える方法は、孤独感を解消する有効な手段といえます。

 

困ったことや、悩んだとがあれば直ぐに相談すれば不安は解消されますし、常に相談できるという安心感から経営者の孤独感が和らぎます。

 

但し、業績(利益)に貢献する経営コンサルであれば問題ありませんが、業績(利益)に貢献しない経営コンサルであれば、ただの話し相手に過ぎません。

 

逆に、会社を食い物にされて、経営の弊害になることもあり得ます。従って、経営コンサルを選ぶ際は、能力の見極めが大切です。

 

また有能な経営コンサルであっても四六時中、経営者の相談に応えられるわけではありません。更にいえば、経営指導を受けて実行するのは経営者自身ですので、結局、孤独感は完全には拭えません。

 

 

「経営者は孤独と向き合わなければならない」

 

経営者の孤独を解消することは容易ではありません。

 

経営者は常に孤独と向き合い、自身の判断と責任で会社を経営し、業績責任を全て負わなければなりません。

 

 

甘い考えでは経営者は務まりません。

 

厳しい覚悟を持って、経営者は孤独と心得るべきです。

 

 

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