努力を積み重ねれば、目の前の成果が変わる。
誰に言われなくても、考えれば分かることであり、努力すれば成果が出るのは当たり前のことである。
しかし、こうした当たり前すぎる事ほど、無性に反抗したくなる時がある。
例えば、目標が高すぎたり、気分が乗らなかったり、成果が出ないことが続いたりすると、努力すれば成果が出るなんて、軽々しく言わないでほしいと思ってしまう。
あるいは、そもそも努力を継続できる人間は天才しかいないと、自分を卑下したり、努力の手を緩めたりする時もある。
人間だから、たまには否定的な思考や批判的な言動に陥り、努力ができなくなることは致し方ないが、努力ができない状態が長続きすると、自分にも、周りにも良い事はない。
どこかで切り替えないと、今まで積み重ねた努力が無駄になることだってあり得る。
従って、努力ができなくなった時は、なるべく早く、前向きに努力ができるマインドを取り戻す必要がある。
わたしの場合、努力の仕方を見失った時は、原点に立ち返るようにしている。
最初から100点を取りに行く必要はない。今が100点満点の30点であれば、目の前の1点を取りに行けば良いと言い聞かせ、1点の努力をコツコツ積み上げる。
他人よりも成果が劣っていようが、他人よりも努力のペースが遅かろうが、1点ずつ積み上げれば、いつかは100点になるさ、くらいの気楽さで、マイペースな努力の仕方にシフトする。
アクセルベタ踏みの努力がしんどい時はスピードを緩める。でも、ブレーキは決して踏まずに、少しでも前進する。
他人よりも1年遅れを取ったのなら、1年長生きすれば良い、など。
こんな心持ちで目の前の課題や苦難に向き合うと、努力することがずっと楽になる。
どんな境遇からでも成果を出せる人は、どんな時でも努力ができる人である。
目の前の1点を取りに行く努力がしんどければ、0.1点でも0.01点でも良いと思う。
一番大切なことは、成果や可能性を諦めずに、小さな努力をコツコツ積み上げることである。