企業風土と組織を改革する基本ステップ|社員のマインドを一瞬で変える方法

 

企業風土と組織力は業績に直結する。

 

企業風土が豊かであれば新しいビジネスアイデアが生まれ易く、組織力が強ければ好業績をキープし易いからだ。

 

この記事では、企業風土と組織を改革する基本ステップ、並びに、社員のマインドを一瞬で変える方法について、詳しく解説する。

 

 

風土と組織の改革ステップ

 

企業風土と組織を改革する基本のステップについて、詳しく解説する。

 

風土・組織改革は、「目標設定」⇒「マインド改革」の2ステップが基本になる。

 

物事の成果は、目標に対して動くことで初めて生まれるので、企業風土を変えたい、組織を改革したいと思ったら、理想の姿を目標として掲げることが第一になる。

 

続いて、行うべきは社員のマインド改革だ。目標を掲げると、社員のマインドは現状回帰(今のままで良い・変わりたくない等)に向くからだ。

 

正しい目標をセットし、社員のマインドさえ変えることができれば、次第に、企業風土と組織の力が変わり、目標達成、或いは、新しい企業体として沢山のビジネスチャンスを手中に収めることができるようになる。

 

 

社員のマインドを変える方法

 

企業風土と組織を改革するための、社員のマインドを上手に変える方法について、詳しく解説する。

 

大前提として、現状の人員で売上を伸ばす、現状の人員で生産性を高める等、何かしらの目標を組織(社員)に対して掲げると、社員のマインドは目標ではなく、現状に向く。

 

快適な環境が目標ではなく、現状にあるため、今のままで良い、変わりたくない、大変な目に合うのは避けたい等、現状回帰のマインドが瞬時に働くからだ。

 

こうした社員のマインドを変える方法は簡単だ。

 

快適な環境の事をコンフォートゾーンと言うが、社員のコンフォートゾーンを現状から目標に変えてあげれば良いのだ。

 

現状よりも目標を達成した後の方が快適だという認識が組織に定着すると、社員のモチベーションは現状回帰ではなく、自然と目標達成に向かうようになる。

 

 

風土と組織改革は経営者の役目

 

風土・組織改革は、目標設定とマインド改革の2ステップが基本になるが、とりわけ重要なのは社員のマインド改革だ。

 

そして、社員のコンフォートゾーンを現状から目標に変えるけん引役は経営者になるが、いかに多くの経営幹部がけん引役に参加するかによって、マインド改革のスピードが決まる。

 

社長と経営幹部が一致団結し、目標達成のマインドをセットし、目標達成後の景色を臨場感豊かに社員に伝え続ける。

 

さらに、大変、難しい、しんどい、時間がない、できないかも、このままでいい等の後ろ向きの言葉ではなく、簡単、できる、時間は作れるなどの前向きな言葉をトップが率先して使い続ける。

 

こうしたトップの言動は、社員のマインドに影響を与え、少しずつ、目標に向かう社員の人数を増やす効果を生み出す。当然ながら、一定社員のマインドが目標に向かえば、目標達成は一瞬である。また、企業風土と組織力も大きく変わる。