中小企業のインターネット活用経営

中小企業のIT戦略の基本

中小企業のIT戦略の基本

 

IT(information technologyの略)とは、情報技術、並びにコンピュータ技術等の総称です。

 

IT分野で最も中小企業に影響を及ぼした技術はインターネット(※1)ではないでしょうか?

 

インターネットは新しい市場、労働生産性、サービスの付加価値、等々、中小企業の経営に関連するあらゆる面に大きな影響を及ぼしました。

 

インターネットが中小企業の経営に及ぼした影響は計り知れませんが、最も影響を与えた分野は「情報分野」ではないかと思います。

 

情報を制するものは、経済を制するといわれています。

 

例えば、一般市民の価値判断基準は、外部から入ってきた情報をもとに形成されていきます。

 

外部から入ってくる情報の元を辿ると、全てはマスコミ(テレビ、ラジオ、雑誌、新聞、等の情報媒体)に繋がります。

 

マスコミを支えているのは大企業の資金であり、さらに大企業を支えているのはメガバンクといわれる大手金融機関の資金です。

 

世の中は民主主義の平等社会で成り立っているように見られますが、実は、一般市民に届けられる多くの情報は大企業に有利な情報に溢れております。

 

偽物が本物として世間に受け容れられる、或いは消費者に不誠実な論理で経済活動が成り立つ、はたまた、健康効果が不明瞭な特定保健用食品(トクホ)等の大企業有利な制度導入の背景には、このような大企業による情報支配の側面があると思います。

 

また、大企業の下請けに甘んじることなく、誠実な姿勢で商売や文化的事業を支えてきた中小零細企業が急速に衰退していった大きな要因も、大企業による情報支配構造にあったと思います。

 

インターネットをはじめとするIT技術が世の中に登場するまでの長いあいだ、中小企業は、こうした不利な状況下での会社経営を余儀なくされていました...。

 

こうした中小企業の不利な状況を、インターネット(IT技術)が一蹴したのです。

 

 

中小企業のIT戦略「インターネットの経営活用」

 

中小企業が最も活用したいIT技術はインターネットです。

 

なぜなら、インターネット社会が普及したおかげで、情報支配の構造が大きく変わったからです。

 

例えば、ホームページを開設すれば、全世界の人々に対して、会社の商品やサービスに関する正しい情報を公開することが可能となります。

 

中小企業であっても、自分たちの言葉で、事実を正しく伝えることができますので、第三者に情報を歪められることはありません。

 

インターネットは、正しい情報をストレートに発信することのできる優れた情報発信媒体です。

 

満足な広告活動が展開できない中小企業にとって、これほど力強い情報発信媒体はありません。

 

インターネットが中小企業に対して与える情報メリットはこればかりではありません。

 

生産者が直接情報発信できるようになったおかげで、商品情報の流通経路も大きく変わりました。

 

インターネット到来前のビジネスは、消費者に近い川下産業が商品情報を牛耳っていました。

 

例えば、商品情報は、川上に位置する生産者から始まり、商社→卸売→小売→消費者という風に、消費者に近い川下産業が牛耳っていました。

 

消費者への販売力も生産者よりも川下産業の方が圧倒的に強かったため、生産者に価格決定権はなく、生産者は適正利益が出ない価格で川下産業へ販売せざる得ませんでした。

 

一方、消費者の側も、多くの流通業者(川下産業)の仲介手数料が加算された割高な値段で商品を購入せざる得ませんでした。

 

しかし、今は違います。

 

例えば、生産者がネットショップを開設すると、販売先が一瞬にして世界に広がります。

 

当然のことながら、生産者が川下産業を介すことなく末端消費者に直接商品を販売することも可能となります。

 

生産者が末端消費者に直接販売することが可能になると、仲介手数料等の支払いがなくなり、適正な利益水準での商品販売が可能になります。

 

一方、末端消費者の側も、良いモノを良い価格で購入することが可能となります。

 

ネットショップ成功の秘訣は集客にありますが、集客の戦略を誤らない限り、どんな中小企業であってもネットショップを成功に導くことができます。

 

インターネットは、大きな独占市場を築く成功率とスピードを格段に上げてくれる優れた手段です。

 

⇒⇒おススメ記事「中小企業のブランディング戦略」はこちら

 

満足な営業活動が展開できず、単独で独占市場を築くのが難しい中小企業にとって、これほど力強いツールはありません。

 

 

中小企業のIT戦略「労働生産性の向上」

 

中小企業のIT技術の活用効果は他にもあります。

 

先の例は、IT技術を情報発信や販売営業手段等、会社の外に向けた活用方法でしたが、会社の内に向けた活用方法も沢山あります。

 

最も大きいメリットはIT技術を活用して労働生産性を上げることです。

 

例えば、情報IT端末を活用すると、情報発信力、情報共有力、暗黙知の可視化等々、経営効率が向上し、結果として労働生産性の向上に繋がります。

 

また、テレビ会議やメール等を活用すると、出張や業務会議の効率が向上し、結果、労働生産性が上がります。

 

IT技術は、労働生産性の改善に欠かせない優れたツールです。

 

労働生産性が向上すると、即、収益力も上がります。中小零細企業の収益力を高めるツールとして、これほど役立つツールはありません。

 

また、インターネットをはじめとするIT技術を経営に活用するうえで助かるのは、運用費用が格段に安いということです。

 

IT技術を中小企業の経営に活用する方法はまだまだ無限にあります。

 

資本力のない中小企業にとって、IT技術を活用しない手はありません。

 

※1:インターネット(Internet)とは、共通の通信仕様を用いて全世界の膨大な数のコンピュータや通信機器を相互に繋いだ巨大なコンピュータネットワークのことです。様々な組織が運用するネットワークを互いに接続した地球規模の通信ネットワークシステムで、個人や企業、公的機関など様々な主体が利用する国家の枠を超えた人類共通の重要な情報インフラです。

 

※余談ですが、わたし自身、1年間、テレビ、ラジオ、雑誌、新聞等のマスコミからの情報を意識的に遮断したことがあります。その間、困ったことは、流行を知らないというくらいで、特段不憫に感じることはありませんでした。世間一般の情報シャワーを浴びるのと、自らが手足を動かしてつかんだ情報には、本質の量に大きな差がありました。

 

➡NEXT「中小企業の人材育成で大切なこと」へ

 






 


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