ビジネスの成功は数字の中にある

ビジネスの数字を一から勉強する

ビジネスの数字を一から勉強する

 

ビジネス数字の勉強は、中小企業経営者にとって欠かせないことだ。

 

なぜなら、ビジネスの成功はすべて会社の数字の中にあるからである。

 

とはいっても、会社の数字に苦手意識を持つ中小企業経営者は少なくない。

 

例えば、数字の苦手な経営者の場合、会社の数字がわかる本、財務諸表が分かる本、会計本や簿記本などを手に取っても途中で挫折する、或いは、理解が不十分で不完全燃焼に終わってしまう、というパターンも多いのではないかと思う。

 

ビジネスの数字を勉強するために本を買ったり、会計を学んだり、或いは、ビジネス動画を漁ったりする必要はない。

 

これから解説するビジネス数字の勉強法とビジネスで成功するための数字の考え方さえ理解できれば、経営で実践できるビジネス数字の知識が身につく。

 

まず最初に、そもそも、ビジネスの数字とは一体なんであるのか、というところから解説していこうと思う。

 

ビジネス数字とは、会社の数字のことである。

 

会社の数字は、事業活動を行うことによって生み出される。

 

モノを売れば「売上」が発生し、モノを仕入れれば「経費」が発生する。

 

そして、売上と経費の差し引きが「利益」であり、この利益を出すことこそ事業活動の真の目的であり、会社の存在意義でもある。

 

会社はお金が無くなった時点で倒産(経営破綻)するので、利益がない事業活動は、明日の無い活動といっても過言ではなく、ただの、ボランティア活動に過ぎない。

 

売上を作り、売上以下の経費で事業活動を継続し、利益を残すところに会社経営の本質があるのだ。

 

この「売上を上げる」、「経費を抑える」、「利益を拡大する」という、ビジネスを成立させている3つの代表的な要素を数字で捉えることができれば、合理的な会社経営が実現できる。

 

 

ビジネスを成立させている3大要素を数字で捉えるには?

 

ビジネスを成立させている3大要素(売上・経費・利益)を数字で捉える方法は、因数分解の活用にある。

 

因数分解とは代数的対象を、それらを掛け合わせると元に戻る別の対象である因数の積に分解することで、因数分解の目的は、何らかのもの(自然数ならば素数)を基本的な構成要素に帰着させることである。

 

例えば、15という数は3×5という因数の積に分解される。

 

これと同じ要領で、ビジネスを成立させている3大要素(売上・経費・利益)を因数分解すると次の数式で表すことができる。

売上=客数×客単価×購入回数

 

利益拡大=売上増×経費減

 

利益=売上×営業利益率

 

売上を上げるためにすべきことは、「売上=客数×客単価×購入回数」の数式をベースに対策を考えれば具体策が見えてくる。

 

経費を抑える、及び、利益を拡大するためにすべきことは、「利益拡大=売上増×経費減」と「利益=売上×営業利益率」の数式をベースに対策を考えれば具体策が見えてくる。

 

この3つの数式が経営者の頭の中にある限り、ビジネスが行き詰ることはない。

 

むしろ、会社の成長発展が加速するはずだ。

 

また、この3つの数式を、会社全体、取引先別、商品別というように母集団を分解していくと会社の数字の理解が一層深まる。

 

自分の会社の数字を使った勉強ほど、実務に役立つことはない。

 

手元に会社の数字を取り寄せて、すぐにでもトライしてみてほしい。

 

 

ビジネスで成功するための数字の考え方

 

ビジネスで成功するための数字の考え方はとても重要である。

 

なぜなら、数字の考え方ひとつでビジネスが失敗することがあるからだ。

 

ビジネスの成功と失敗を分かつ数字が何であるかお分かりだろうか?

 

ビジネスの成功に欠かせない重要な会社の数字は「利益」である。

 

利益を最優先に考えている限りは、ビジネスはそう簡単には行き詰らない。

 

会社の業績は、利益を軽視したところから悪化に転じる。

 

なぜ利益が重要なのかというと、利益は会社の成長を牽引する要素を持っているからである。

 

成長投資を加速するのも利益、売上を拡大するのも利益、事業価値を向上させるのも利益、など等、会社の成長発展を支えるすべての源泉が利益になっている。

 

当然ながら、会社の利益が減少し始めると、会社は次第に衰退していく。

 

利益の拡大なくして、会社の成長はない。

 

モノを売ったら必ず利益を手元に残す、ということがビジネスの鉄則なのだ。

 

 

ビジネスの成功を支える利益を数字で勉強する

 

最後に、ビジネスの失敗リスクを高める誤った数字の使い方を解説しよう。

 

例えば、売上を上げるために「売上=客数×客単価×購入回数」の算式を持ち出し、客単価を下げて、客数と購入回数を上げる方法は、間違いなくビジネスの失敗リスクを高める。

 

なぜなら、安値販売は、利益軽視の最たる例だからだ。

 

具体例を一つ上げてみる。

 

例えば、商品価格を10%オフ(値下げ)にした場合、利益がどのくらい減少するか分かるだろうか?

 

もしも、商品を販売するために費やす経費が同じであれば、価格を下げた分そっくりそのまま利益も減少することになる。

 

値下げ前の売上高営業利益率が10%であれば利益が0%になり、値下げ前の売上高営業利益率が5%であれば利益がマイナス△5%の赤字取引に陥ってしまう。

 

赤字取引の場合、売上を構成する3要素(客数×客単価×購入回数)のうち、客数と購入回数をいくら増やしても利益は一切増えない。

 

むしろ売れば売るほど赤字金額が拡大し、倒産まっしぐらである。

 

ビジネスの成功を支える最も重要な数字が「利益」と云われる所以は、ここにあるのだ。

 

ビジネス数字を勉強するうえで最も大切なのは、ビジネスの成功を支える三大要素(売上・経費・利益)と共に、この三大要素の数字を可視化する次の3つの数式を常にセットで考え、ビジネスの良し悪しを判断するということだ。

売上=客数×客単価×購入回数

 

利益拡大=売上増×経費減

 

利益=売上×営業利益率

 

売上一辺倒に走っていないだろうか?

 

経費削減一辺倒に走っていないだろうか?

 

会社の利益を見落としていないだろうか?

 

ビジネスの成功は数字で決まるといっても過言ではない。

 

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