中小企業経営者に必須の資質(1)

会社経営者に必要な7つの資質(前編)

会社経営者に必要な7つの資質(前編)

 

経営者としての資質が劣っていると、失敗リスクが格段に高まる。

 

会社経営を成功に導くには、相応の資質を身につけなければならない。

 

例えば、会社経営の本質は黒字経営を持続し、利益を拡大し続けることだ。

 

当然ながら、黒字経営が破綻すると、会社が成長から衰退に一転し、関係者全員に不幸を振りまくリスクが高まるばかりとなる。

 

万が一、会社を倒産させてしまっては、経営者の資質以前の問題になってしまう。

 

従って、黒字経営の実現は、会社経営者に必要な資質の絶対条件になる。

 

黒字経営を持続し、利益を拡大し続けるためには、この他にも、たくさんの資質を身につける必要がある。

 

早速、最低限必要な経営者の残り6つの資質を順次解説していこう。

 

 

謙虚な社長

 

謙虚さは、会社経営者に求められる最も重要な資質である。

 

謙虚さなくして、会社経営の成功はないだろう。

 

但し、年齢相応に、という条件付きだが、、、。

 

例えば、会社の創業を考えるくらいの人は負けん気が強く、血気盛んなタイプが多い。礼儀正しさは不可欠だが、20代~30代前半くらいまでは無理に謙虚さを出す必要はないだろう。

 

なぜなら、若い時期に謙虚さを意識しすぎると萎縮した言動に繋がり、会社の成長に影響を与えてしまうことがあるからだ。

 

「実るほど頭を垂れる稲穂かな」のことば通り、年相応に謙虚さを身につけていくのが無理のない自然な姿である。

 

経営者となって5年、10年と経過し、40代を過ぎてもなお謙虚さが身についていない場合は、過去を振り返り、周囲に感謝する気持ちを持った方がいいだろう。

 

会社は経営者ひとりの力で運営できるものではない。家族がいて、社員がいて、取引先がいて、顧客がいて、初めて会社経営が成立する。

 

経営者の才能やリーダーシップも必要ではあるが、周囲の協力なくして会社経営は成り立たない。

 

やはり、経営者としての年輪と共に謙虚さを身につけることが何よりも大切だ。

 

また謙虚さを持つと、自分の欠点を素直に認める客観的視点も養われる。

 

経営者にとって、これも重要な資質になる。

 

例えば、会社経営に欠かせないスキルのひとつに経営者の数字力が挙げられるが、仮に、数字に弱い経営者であったとしても、謙虚な経営者は自分の欠点を補うため、数字に強い参謀役をそばにつけて数字の把握に努めるだろう。

 

謙虚であるというのは経営者に最も必要な資質といっても過言ではない。

 

 

相手の立場に立てる社長

 

相手の立場に立って考えることを「思いやり」という。思いやりも会社経営者に必要な重要な資質である。

 

 

上の図は、坂の下と上に立つ、立場の違いを表したものである。

 

同じ坂でも、下に立てば「上り坂」、上に立てば「下り坂」である。立場の違いで見解が変わる良い例だ。

 

経営者は会社のトップとして、様々な人と対峙している。

 

社員や取引先、お客様、、、。

 

相手の立場になって考える資質が経営者に身についていれば、社員や取引先はストレスなく会社に協力してくれるだろうし、お客様も快く商品を購入してくれるだろう。

 

逆に、自分の立場しか考えない経営者であれば、社員や取引先はストレスを抱えるだろうし、お客様も商品を通じて嫌な気持ちになることがあるかも知れない。

 

経営者が相手の立場になって考えるか否かによって、会社の成長に大きな影響を及ぼすことは容易に想像できるだろう。

 

相手の立場になって物事を考えることは、決して簡単なことではない。

 

例えば、人間の長所と短所は、相手の受け取り方ひとつで、その性質が逆転することがある。

 

気の利く性格の人に対して、「あの人は気が利く」とプラスに思う人と、「あの人はお節介だ」とマイナスに思う人がいる。

 

相手の立場に立つということは、相手の気持ちをどこまで理解できるかということでもある。

 

経営者であれば、過去に自分の言動で相手を傷つけたり、取引先と揉めたりしたことが少なからずあると思う。

 

そのたびに、相手の立場に立っていれば、、、という反省をした経験もあるだろう。

 

考えていてもなかなかうまくいかないのが「相手の立場に立つ」ということだ。こればかりは、経験と体験で体得するしかない。

 

相手の立場に立つ「おもいやり」は、経営者に必要な大切な資質である。

 

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頭を下げられる社長

 

経営者は会社のトップである。

 

当然ながら、会社の社員は全員自分よりも下の立場ということになる。

 

このような立場にいる経営者は、人によって強弱はあるものの、どうしてもプライドがついてまわる。

 

従って、会社内で起こったミスやトラブルが、たとえ経営者の責任であっても社員に対して素直に頭を下げることは、なかなかできることではない。また、経営者にそれを求めるのも酷な話ともいえる。

 

しかしながら、経営者が素直に頭を下げることで、社員の信頼感と団結力が一気に高まることがあるのも事実だ。

 

例えば、社員の失敗に対しても、経営者自身のチェックミスと割り切って、経営者が社員の側に潔く頭を下げたとしても、そのことで経営者の威厳が損なわれることはない。

 

むしろ、経営者に対する信頼感が増し、組織が団結し、組織力が向上することがある。

 

また頭の下げられる社長は、自分の誤りを素直に受け入れ、状況に応じて経営の方針なり戦略を柔軟に修正する能力に長けている。

 

順応力と修正力は経営者に必要な大切な資質である。

 

➡NEXT「会社経営者に必要な7つの資質(後編)」へ

 




 


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