会社経営の基本は数字の活用にあり

会社の数字を経営に活用する方法

会社の数字を経営に活かす方法

 

中小企業の経営者は、会社の代表者であり、意思決定の最高責任者でもあります。

 

なぜなら、副社長以下は自身の決断を委ねる相手がいますが、経営者は意思決定の最後の砦であり、全て自分の責任で決断をしなければならないからです。

 

会社の事業活動は意思決定の連続で構成されていますので、事業活動の結果である会社の数字に対する経営者の責任は非常に重いものになります。

 

また、中小企業は、経営者の能力がそのまま会社の業績に反映されます。

 

従って、業績が下降線を辿り、赤字経営に転落するようなことになれば、その責任は全て経営者に帰属します。

 

中小企業の経営者が会社の数字に責任を持つ理由はここにあるのです。

 

 

経営の正攻法サイクルは数字がベースになる

 

会社の数字は正直です。

 

経営者が会社の数字と向き合うところから真っ当な会社経営が始まります。

 

「会社の数字」をもとに「経営戦略を協議・検証」し、「方針を決定し行動に移し業績を改善」する、この一連のサイクルが会社の成長発展を加速させる「会社経営の正攻法サイクル」です。

 

 

赤字経営を黒字化する。

 

黒字経営を維持する。

 

黒字経営を更に拡大する。

 

会社の数字の活用から出発する会社経営の正攻法サイクルは、どんな経営状態であっても外すことのできない成長発展の仕組みです。

 

 

経営者が身につけるべき能力とは?

 

会社経営の正攻法サイクルを分解すると、会社の数字を分析する「分析エリア」、経営戦略を協議検証し、方針を決定する「思考エリア」、経営戦略を行動に移し、業績を改善する「実行エリア」、の3つの経営領域に大別することができます。

 

 

「分析エリア」は基本の分析能力もさることながら、理解力や洞察力も必要なエリアです。

 

何気ない数字の羅列から優れた分析結果を導く社長、或いは、1を聞いて10を理解する社長、更には、何気ない会話の中から経営のヒントを見出す洞察力に優れた社長など等、思わず感心させられる社長は意外と多くいるものです。

 

「思考エリア」は経営者の過去の経験が試される重要なエリアです。

 

YES or NOの経営判断が会社の将来を形作っていきます。老舗社長やプロ経営者には、必ず正しい判断基準が備わっています。

 

「実行エリア」は読んで字のごとく行動力が試されるエリアです。

 

元気のいい会社の社長は大概、猪突猛進型の素晴らしい実行力を持っている方が多いです。実行力のある社長は、成功すれば勢いに乗りますし、たとえ失敗しても挽回力が半端ありません。

 

なお、この3つのエリアを自己採点すると、会社の経営力が見えてきます。

 

 

各エリアの配点は、分析エリア10点×思考エリア10点×実行エリア10点=経営力1,000満点です。

 

自己採点は何点くらいになりそうですか?

 

得意なエリアがふたつあったとしても、不得意なエリアがひとつでもあると経営力の点数は著しく低下します。

 

当然のことながら、0点のエリアがひとつでもあると結果も0点となります。

 

 

経営力の合格ラインは?

 

経営力テストの合格ラインは、分析エリア7点×思考エリア7点×実行エリア7点=「経営力343点」です。

 

ちょうど、プロ野球の一流バッターの基準である3割強です。

 

成功率が100発100中の経営者などこの世にいません。

 

失敗しながら成長していくのが無理のない姿です。

 

しかし、失敗続きでは会社経営は何れ行き詰ります。

 

やはり、3割強の経営力がなければ成長発展を実現することは困難です。

 

中小企業においては、会社の命運を経営者ひとりが握っているといっても過言ではありません。

 

全ての経営技術を高いレベルで習得することは難しいかも知れませんが、経営の基本さえしっかり学んでいれば、失敗リスクが高まることはありません。

 

また、たとえ不得意分野があったとしても悲観することはありません。

 

これから補って行けばいいのです。

 

➡NEXT「統計学は経営に活かせる分析手法」へ

 






 


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