中小企業の緊急資金調達方法

中小企業の困ったときの資金調達方法

中小企業の困ったときの資金調達方法

 

資金調達は、中小企業の経営者が最も頭を悩ます仕事ではないかと思います。

 

一般的には、銀行など外部機関からの資金調達が多いと思いますが、「もうこれ以上、銀行から融資を引っ張ることができない」となった場合の、最終手段的な資金調達の方法を紹介します。

 

この方法は、

 

・会社の現金水準が芳しくなく

 

・経営者の手元資金は底をついた

 

・銀行融資も受けられない

 

しかしながら、

 

「一時の運転資金があれば、経営改革に着手でき何とか経営を継続することができる」という状況で使える資金調達方法です。

 

方法は簡単です。

 

支払債務の支払いを延期するのです。

 

例えば、1,000万円の支払いを延期して、手元に1,000万円を残すということです。

 

奥の手ですので2回は使えませんが、急場しのぎの一手としては立派な資金調達方法です。

 

ただし、運転資金の余力がないということは赤字経営で倒産の危機に瀕している会社ということですので、支払延期で資金を調達すると同時に、必ずやらなければならないことがあります。

 

それは、経営改革の断行です。

 

なぜなら、経営改革を行わず会社を倒産させてしまったら、ダブルで取引先に迷惑をかけることになるからです。

 

 

会社を倒産させてしまっては経営者としての面目は丸つぶれです。

 

 

支払延期の資金調達を行う際の方法例

 

支払延期の要請は経営者自らが取引先を回って依頼しなければなりません。

 

支払延期の要請書面の内容は概ね下記の通りですが、経営改革の内容は会社の状況によって変わります。

年月日

要請書の提出日

標題

取引先への支払い延期要請

宛名

取引先名

文面①(序文)

拝啓

 

貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は多大なご支援ご協力を賜り、心より感謝致しております。 

文面②(理由)

さて、この度、一層の利益拡大を目指すため、経営改革を行うことに致しました。

 

利益拡大のために改革すべき点は、下記の通りです。

 

①不採算部門の経営改革

 

②事業効率の徹底した見直し

 

③余剰人員のリストラ

 

しかしながら、この改革は、一時的に追加資金がなければ、実行できません。 

文面③(依頼)

つきましては、甚だ恐縮ではございますが、御社への支払いを暫くの間ご猶予いただきたくお願いする次第です。

 

猶予頂く期間は、6ヶ月を目標としております。尚、これから継続して納入いただく商品等の支払いは、猶予いただく支払い残額がなくなるまでの間、現金にて決済させていただき、その後は現在の支払い方法に戻すことでお願い致します。

 

誠に勝手なお願いであることは十分承知しております。また、弊社がこれまで○○年に亘り、経営を続けてこれた影には、御社の協力があったればこそと自覚もしております。

 

弊社が今後利益を改善し、生き残るために、何卒、これまでのお取引を斟酌いただきまして、この度の弊社のお願いにご協力を賜りたく、伏してお願い申し上げます。

 

敬具 

会社住所

東京都○○区○○町1-1-1

役職

代表取締役社長

氏名

○○○○ (直筆)

 

経営改革の内容を具体的に記載し、誠意をもって頭を下げれば、大体の取引先は協力してくれるものです。

 

一番大事なのは、経営改革を成功させて、これ以上、取引先に迷惑をかけないことです。

 

経営改革に失敗して会社を倒産させてしまったら、経営者はもちろん、社員も取引先も、関係者全員が不幸になってしまいます。

 

経営者としては、それだけは避けねばなりません。

 

 

中小企業が資金調達に困る理由とは??

 

そもそも、何故このように資金不足に陥ってしまう会社があるのでしょうか?

 

それは、普段から会社の経営状態を正確に把握していないからです。

 

月次決算書をみることもなく、資金繰り表もなく、会社の預金通帳を片手に場当たり的な経営判断を繰り返していれば、たったひとつの判断ミスであっても、会社の経営が傾き、資金不足に陥ることがあります。

 

 

黒字倒産という言葉がある通り、赤字ではなく黒字経営であっても、資金の収支を見誤ると倒産に傾くケースもあります。

 

赤字経営や資金不足といった自覚症状が出てからの経営改革には大きな痛みが伴います。

 

自覚症状が出る前から健全な経営環境を作っておくことが安定経営のポイントです。

 

 

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