経営に失敗しないリスク管理法

経営に失敗する危険なリスク

経営に失敗する危険なリスク

 

会社経営において失敗しないことは、成功することよりも重要なことです。

 

なぜなら、資本力の小さな中小零細企業の場合、ほんの小さな失敗が原因で経営が傾くことが往々にしてあるからです。

 

中小企業の失敗リスクは会社経営の至るところに潜んでいます。

 

万が一、潜在リスクが顕在化(現実化)してしまうと、即、経営の失敗に繋がってしまいます。

 

従って、会社に潜在しているリスクを如何に小さいうちに見つけ出し、如何に素早くリスクの芽を摘み取るかが、中小企業の会社経営に失敗しない秘訣になります。

 

 

経営が傾く最大の原因はリスクの放置である

 

リスクを放置すればリスクの芽は大きくなります。

 

そして、リスクの芽が大きくなればなるほど、リスクが顕在化した時の破壊力がとても大きなものになります。

 

リスクを放置しないことが、会社経営を失敗しない秘訣なのです。

 

それでは、中小企業の経営に大きく影響を及ぼすリスクにはどんなものがあるのでしょうか?

 

中小企業経営者が見逃してはいけない危険なリスクの代表例を紹介します。

 

 

赤字経営

 

中小企業の7割は赤字経営に陥っていると云われています。

 

赤字経営であっても、「1代限りの会社で程々の生活費が出れば良い」、「計画的な赤字経営(節税)で満足している」、「家族経営の会社なので黒字経営にこだわりがない」などの理由で赤字を容認しているのであれば、特段、問題ないのかも知れません。

 

しかしながら、従業員が10名以上いる、次世代に会社を承継したい、親族以外からの借入金が多額に残っている、など等の経営状況であれば赤字経営は大きなリスクになります。

 

赤字経営では、成長投資の原資がない、外部環境の変化についていけない、経営者や社員の生活水準を上げられない、資金繰りが悪化する、など等、安定経営を阻害する要因が時間の経過と共にどんどん蓄積されていきます。

 

赤字経営のリスク放置は、中小企業の経営に失敗する最たる原因といっても過言ではありません。

 

 

売上占有率

 

中小企業の場合、売上全体に対する売上占有率が10%を超えている販売先(取引先)が1社でもあれば、大きなリスクになります。

 

なぜなら、売上依存度が大きな取引先にもしものことがあったら、経営に大きな打撃を被るからです。

 

大きな打撃の代表例は「連鎖倒産」です。

 

 

利益水準

 

売上総利益高営業利益率(売上総利益÷営業利益×100)が10%を下回っている利益水準は、大きなリスクになります。

 

なぜなら、赤字経営よりは小さなリスクではありますが、程々の利益では、ほんの些細な外部環境の変化や販売先の消滅などで、たちまち赤字経営に転落してしまうことがあるからです。

 

赤字経営に転落してからの経営改善は打つ手が限られてきますので、すべてのリスクを打ち消すまでに相当な時間と労力がかかります。

 

然るべき利益水準を確保しながらの経営改善が小さなリスクを打ち消す秘訣になるのです。

 

 

現金残高

 

会社は、お金がなくなると倒産します。

 

当然ながら、お金が一定水準以下だと、大きなリスクとなります。

 

お金はあればあるほど良いというのは当然ですが、一体、どの程度の現金残高があればリスクに備えることができるのでしょうか?

 

現金残高の安心水準は、会社の負債状況によって見解が変わることがありますが、突発的な売上減少(最大20%)が起きても、1年間、経営を続けられる水準がベストです。

 

つまり、運転資金+(年間売上×売上総利益率×20%)で算出される現金残高がリスクに負けない安心水準ということになります。

 

突発的な売上減少が起きても、1年間耐えることができれば経営改革を実行し、平常経営に回復させることができます。

 

もしも、1年間耐えうる現金残高が無ければ、経営改革に着手する前に会社のお金が底をつき倒産...ということにもなりかねません。

 

会社経営は何が起こるか分かりません。

 

資金調達手段に限りのある中小企業は、まさかのリスクに備えた「まさかの資金」はあった方が安全です。

 

 

生産性

 

中小企業の生産性の低下は、大きなリスクに繋がります。

 

例えば、働いている割に会社の利益が増加しない、働いている割に報酬が上がらない、という現象は生産性の低下を示しています。

 

生産性の低下は、会社の利益水準が低下する、報酬が下がる、労働時間が長時間化する、サービス残業が常態化するなど等の悪影響を沢山生み出します。

 

また、生産性を高めて労働環境を改善しないと、人材流出等のリスクが顕在化し、人不足や技術力の低下等々の二次リスクを誘引することになります。

 

生産性は会社の将来性を決定づける大きな要素でもあります。

 

 

この他にも気を付けたいリスクの芽を摘み取る対策

経営判断を誤らないこと、誤った経営判断を放置しないこと、経営課題を見落とさないこと、経営課題を放置しないこと、社員を大切にすること、社員に感謝すること、経営者の能力を磨くこと、経営者が2/3以上の株式を保有すること、管理会計を導入すること、など等があります。

 

 

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