危険リスクの管理方法と対策を徹底解説

経営に失敗する危険なリスク

経営に失敗する危険なリスク

 

会社経営において失敗しないことは、成功することよりも重要なことである。

 

なぜなら、資本力の小さな中小企業は、ほんの小さな失敗が原因で経営が大きく傾くことがあるからだ。

 

中小企業の失敗リスクは会社経営の至るところに潜んでいる。

 

万が一、失敗リスクが顕在化(現実化)してしまうと、即、経営の失敗に繋がってしまう。

 

従って、会社に潜在している失敗リスクを如何に小さいうちに見つけ出し、如何に素早く失敗リスクの芽を摘み取るかが、会社経営に失敗しない秘訣になる。

 

経営が傾く最大の原因は失敗リスクの放置である。

 

当たり前のことだが、リスクを放置すればリスクの芽は大きくなる。

 

そして、リスクの芽が大きくなればなるほど、リスクが顕在化した時の破壊力がとても大きくなる。

 

大企業の倒産や飛行機事故などの原因は、殆どが失敗リスクの芽を放置したことに起因している。

 

リスクを放置しないことが会社経営に失敗しない予防策になるが、中小企業の経営に悪影響を及ぼす失敗リスクには、どんなものがあるのだろうか?

 

中小企業経営者が決して見逃してはいけない5つの失敗リスクの性質とその対策、並びに失敗リスクの解決方法を紹介したいと思う。是非、参考にしてほしい。

 

 

経営の失敗リスクその1「赤字経営」

 

赤字経営は、最大の失敗リスクといっても過言ではない。

 

なぜなら、赤字経営の行く末に、成長発展という結末はないからだ。

 

中小企業の約7割が赤字経営に陥っていると云われている。

 

赤字経営であっても、「1代限りの会社で程々の生活費が出れば良い」、「計画的な赤字経営(節税)で満足している」、「家族経営の会社なので黒字経営にこだわりがない」などの理由で赤字を容認しているのであれば、特段、問題ないのかも知れない。

 

しかしながら、従業員が10名以上いる、次世代に会社を承継したい、親族以外からの借入金が多額に残っている、など等の経営状況であれば赤字経営は大きな失敗リスクになる。

 

赤字経営では、成長投資の原資がない、外部環境の変化についていけない、経営者や社員の生活水準を上げられない、資金繰りが悪化する、など等、会社の成長発展を阻害する要因が山積する。

 

しかも、それらの要因は、時間の経過と共に大きな失敗リスクになり、経営破たんのきっかけになりかねない。

 

赤字経営のリスク放置は、会社経営に失敗する最たる原因である。

 

経営者は、決して赤字経営を容認してはならないのだ。

 

なお、赤字経営のリスクは、以下で紹介する失敗リスクの管理が行き届いていれば、自ずと解消される。しっかり理解して実践してほしい。

 

 

経営の失敗リスクその2「売上占有率」

 

売上全体に対する売上占有率が10%を超えている販売先(取引先)が1社でもあれば、大きな失敗リスクになる。

 

なぜなら、売上依存度が大きな取引先にもしものことがあったら、大きな被害を被るからだ。

 

大きな被害の代表例は「連鎖倒産」である。

 

売上依存度が大きな取引先がある場合は、速やかに販売先を分散して、失敗リスクの解消に努めることをおススメする。

 

 

経営の失敗リスクその3「利益水準」

 

売上総利益高営業利益率(売上総利益÷営業利益×100)が10%を下回っている利益水準は、大きな失敗リスクになる。

 

なぜなら、程々の利益水準では、ほんの些細な外部環境の変化や販売先の消滅などで、たちまち赤字経営に転落してしまうからだ。

 

赤字経営に転落してからの経営改善は打つ手が限られるので、すべてのリスクを打ち消すまでに相当な時間と労力がかかってしまう。

 

然るべき利益水準を確保しながらの経営改善が、失敗リスクを限りなくゼロにする秘訣である。

 

そのためには、日頃から安全な利益水準を確保する必要があるのだ。

 

 

経営の失敗リスクその4「現金残高」

 

会社は、お金がなくなると倒産する。

 

当然ながら、お金が一定水準以下だと、大きな失敗リスクになる。

 

お金はあればあるほど良いというのは当然だが、一体、どの程度の現金残高があれば失敗リスクに備えることができるのか?

 

現金残高の安心水準は、会社の負債状況によって見解が変わるが、突発的な売上減少(最大20%減)が起きても、1年間、経営を続けられる水準がベストだ。

 

つまり、運転資金+(年間売上×売上総利益率×20%)で算出される現金残高が失敗リスクに負けない安心水準ということになる。

 

突発的な売上減少が起きても、1年間耐えることができれば、その間に経営改革を実行して平常経営に回復させることができる。

 

もしも、1年間耐えうる現金残高がなければ、経営改革に着手する前に会社のお金が底をつき倒産...ということにもなりかねない。

 

会社経営は一寸先は闇で、何が起こるか分からない。

 

資金調達手段に限りのある中小企業は、まさかの失敗リスクに備えた「まさかの資金」はあった方が安全だ。

 

 

経営の失敗リスクその5「生産性」

 

中小企業の生産性の低下は、大きな失敗リスクに繋がる。

 

例えば、働いている割に会社の利益が増加しない、働いている割に報酬が上がらない、という症状は、生産性の低下を示している。

 

生産性の低下は、会社の利益水準が低下する、報酬が下がる、労働時間が長時間化する、サービス残業が常態化するなど等の悪影響をたくさん生み出す。

 

そして、それらの悪影響は、人材流出等のリスクを生み出し、人不足や技術力の低下など等の、二次リスクを誘引する。

 

生産性は会社の将来性を決定づける大きな要素でもある。

 

失敗リスクを打ち消すには、常に利益最大化という意識を強く持ち、生産性の向上に取り組むことが大切だ。

 

 

この他にもある経営の失敗リスク対策

経営判断を誤らないこと、誤った経営判断を放置しないこと、経営課題を見落とさないこと、経営課題を放置しないこと、社員を大切にすること、社員に感謝すること、経営者の能力を磨くこと、経営者が2/3以上の株式を保有すること、管理会計を導入すること、など等の対策も失敗リスクを解消する効果がある。

 

 

➡NEXT「見通しを立てれば経営が安定する」へ

 




 


人気記事ランキング


中小企業が衰退する原因は「現状課題の見落とし」に尽きます。逆に会社の現状課題に真剣に向き合っている中小企業は間違いなく成長しています。成長と衰退を分かつ重要ポイントを徹底解説しています。

中小企業の倒産原因である経営課題の見落としは、経営の成功を支える「経営の思考法」でカバーすることができます。中小企業経営者が身につけるべき思考法を事例を交えて徹底解説しています。

会社経営の正しい経営サイクルを理解し定着させている中小企業経営者は少なくありません。経営者がマスターすべき経営サイクルを実例を交えながら分かりやすく徹底解説しています。

⇒人気記事ランキングをもっと見る


トップページに戻る


経営カテゴリ一覧に戻る


経営カテゴリ:会社経営税務節税会計財務法務法律人事組織銀行融資資金繰り売上拡大利益拡大生産性改善経営管理経営戦略投資戦略管理会計財務分析経営診断倒産衰退

 
トップページ 全記事一覧 無料PDF冊子 無料経営講座 無料経営相談