経営診断のススメ|経営目標

経営診断の前に理解すべき経営目標

経営診断の前に理解すべき経営目標

 

経営診断で会社の現状が分かっても、正しい経営目標が分らなければ、せっかくの経営改善努力が無駄となります。

 

従って、会社の経営診断を始める前に、まずは将来の道しるべとなる経営目標を理解することが大切です。

 

会社の成長発展を効率よく実現するために必要な経営目標の一例を解説します。

 

 

経営指標がなければ経営目標が定まらない!!

 

経営指標は経営目標の最たる例です。

 

明確な経営指標があれば経営改善が効率的に進み、より早く経営目標を達成することが可能となります。

 

会社経営の経営指標を簡素化すると、下表の5つの項目に集約できます。

経営指標

改善

方向

ポイント

売上

上げる

新規顧客開拓、新商品投入、リピート促進、販売効率改善、売価検証、等々

売上原価

下げる

製造効率改善、仕入先開拓、等々

売上総利益

上げる

売上の拡大、売上原価の低減

販売管理費

下げる

労働効率改善、固定費削減、経費の効率化、等々

営業利益

上げる

売上総利益の拡大、販売管理費の削減

 

経営改善シート

改善項目

改善施策内容

期日

売上

上げる対策

いつまで

売上原価

下げる対策

いつまで

販売管理費

下げる対策

いつまで

 

経営改善のポイントは、「収入を増やして、支出を減らす」ことです。簡単な理ではありますが、実現できている会社は意外と多くありません。

 

夫々の経営改善施策は、経営改善シートに記入し、進捗に応じて、P(計画)⇒D(実行)⇒C(差異分析)⇒A(対策立案)のPDCAサイクルを回します。

 

本気で会社の業績を改善したいと思っているのであれば、基本中の基本である経営改善の理を実行することです。

 

 

経営指標の具体的数値目標例

 

会社の数値目標を簡素化すると、下表の2つの項目に集約できます。

数値目標

改善

方向

計算式

適正指標

売上総利益率

上げる

(売上総利益÷売上)×100

1%単位で改善していく

営業利益率

上げる

(営業利益÷売上総利益)×100

標準10%以上、優良20%

 

経営改善シート

改善項目

改善施策内容

期日

売上総利益率

上げる対策

いつまで

営業利益率

上げる対策

いつまで

 

経営改善のポイントは、第一に現状を把握することです。適正指標と現状の差が判明すれば、やるべきことが明確に見えてきます。

 

夫々の経営改善施策は、経営改善シートに記入し、進捗に応じて、P(計画)⇒D(実行)⇒C(差異分析)⇒A(対策立案)のPDCAサイクルを回します。

 

何れの指標も急激な改善を望んではいけません。経営改善に焦りと無理は禁物です。0.5年~1年単位で1%ずつ、着実に数値改善を図るのが望ましいです。

 

半歩~一歩ずつの経営改善は、社員や取引先への負担も少なく済み、改善効果が長期的に持続しやすくなります。

 

 

経営理念も欠かせない経営目標となる

 

会社の成長は経営者個人の力量だけでは限界が生じます。

 

経営者と社員が一体となり、組織の力が最大限に発揮されることで会社の成長は加速します。

 

組織の力を正しい方向に導くには、社員に対して、会社の事業目的を示さなければなりません。会社の事業目的を経営理念に示すことで、正しい目標が見えてきます。

 

経営理念を定めるうえで必要な項目は下表の通りです。

会社の使命は?

より具体的に

会社の存在意義は?

より具体的に

会社の経営姿勢は?

より具体的に

会社の将来像は?

より具体的に

会社のお客様像は?

より具体的に

会社の提供価値は?

より具体的に

 

正しい経営理念が仕上がったら社員と共有しなければなりません。

 

経営理念が明確になると、事業の定義も明確になり、ビジョンや戦略、経営目標も明確になります。

 

 

経営指標、数値目標、経営理念が明確になると、効率的、且つ、効果的な会社経営の基盤が整います。

 

経営診断の効果も、効率よく会社の成長に結びつきます。

 

 

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