会社の将来は仕事の優先順位で決まる

経営者の仕事は優先順位を決定すること

経営者の仕事は優先順位を決定すること

 

中小企業は限られた経営資源を最大活用することで、大企業や競合他社の脅威から逃れることができます。

 

なぜなら、経営資源を最大化すると、会社の成長スピードが一層早まるからです。

 

そして、経営資源の最大化に欠かせないのが、仕事の優先順位です。

 

経営資源には人材、商品、設備、会社の強みなど等、様々な要素が含まれます。また、経営資源を最大化するための障害、いわゆる、経営課題もたくさん点在しています。

 

経営資源を最大化するため、或いは、経営課題を解消するために、仕事の優先順位が明確に定まっていれば、経営者だけでなく、社員も働きやすくなり、会社の生産性は自ずと向上していきます。

 

逆に、仕事の優先順位が曖昧だと、殆どの仕事が行き当たりバッタリとなり、会社の生産性は、著しく低下してしまいます。

 

例えば、

 

☑一所懸命動いているのに会社が良くならない

 

☑経営に漠然とした不安を抱えていて安心できない

 

☑会社を改善しようにもどこから手をつければ良いの分からない

 

などの症状が出ているようであれば、仕事の優先順位が間違っており、行き当たりバッタリの経営に陥っている可能性が高いです。

 

大企業に比べて組織力や機動力に劣っている中小企業の場合、仕事の優先順位の決定なくして、効率的に優れた成果を生み出すことは至難の業です。

 

あっちも、こっちも、中途半端に手をつけるより、仕事に優先順位をつけて、一つひとつ、一気呵成に、経営資源の最大化、或いは、経営課題の解決に取り組んだ方が、優れた成果を生み出す環境が整います。

 

従業員数が100人以下、50人以下、10人以下と少なるにつれて、この傾向は顕著に表れてきます。

 

ネズミがかじったような仕事の仕方では、その瞬間瞬間は仕事をしているように見えても、実は何にも成果が上がっていないということも珍しくありません。

 

「急がば回れ」のことわざ通り、焦らず、急がず、仕事に優先順位をつけて、集中と選択で成果を上げる姿勢が大切なのです。

 

 

優先順位の変更は慎重にしなければならない

 

「今すべき仕事を明確に決める」ことが優先順位を決定するということです。

 

優先順位の決定は、「今これをすれば将来発展する」、或いは、「今これをしなければ将来衰退する」という基準をベースに検討することが重要です。

 

発展と衰退を左右する要素は何なのか?

 

今すべき仕事の優先順位は、現状、抱えている課題等を徹底的に掘り下げていくと、自ずと浮き彫りになります。

 

なお、仕事の優先順位の変更は慎重にしなければなりません。

 

なかでも、やるべきことをやらずに投げ出したり、成果が出ないからといって諦めたり、課題解決の道のりが険しくなったからといって諦めたりするのは、課題の先送りにすぎず、ただの「逃げ」です。

 

徹底的にやり尽くしたうえでの先送りであれば、次につながる成果を生み出しますが、「逃げ」からは、次に繋がる成果はあがりません。

 

ただの時間と労力の浪費になります。

 

 

仕事をやりきるうえで大切なこと

 

優先順位を決めた仕事を最後までやりきり、優れた成果を上げるには、抑えるべきポイントがあります。

 

抑えるべきポイントを外すと、仕事の優先順位を誤り、経営が危険な方向に誘導されることがあります。

 

特に抑えるべき重要なポイントを紹介します。

 

 

現状認識

 

経営資源を最大化するにも、経営課題を解決するにも、現状認識が間違っていれば、すべての取り組みが失敗に終わってしまいます。

 

わたしの経験上、現状認識は、中小企業が最も不得意とする領域ではないかと思います。なぜなら、業績の伸び悩み、或いは、会社倒産の根本原因の殆どが、現状認識の誤りから端を発しているからです。

 

優れた経営資源は何なのか?

 

会社の強みはどこにあるのか?

 

経営や業績の課題はどこにあるのか?

 

会社経営の出発点になる現状認識は、仕事の優先順位を決定するうえで、最も重要なポイントといっても過言ではありません。

 

 

将来予測

 

世界最大のカメラフィルム会社「米コダック社(2012年破綻)」や世界最大手の玩具専門店「米トイザラス(2017年破綻)」が経営破綻したのは、将来予測の見誤りです。

 

具体的には、米コダック社はデジタルカメラ時代の到来に対応できず、米トイザラスはオンラインゲームとネットショップ時代の到来に対応できず、双方、経営が破たんしました。

 

当然ながら、事前に将来を予測し、「今これをしなければ将来衰退する」という仕事の優先順位が明確に定まっていて、なお且つ、その仕事に愚直に取り組んでいたならば、経営破たんは避けられたかも知れません。

 

将来予測は、現状認識と同様、仕事の優先順位を決定するうえで重要なポイントです。

 

 

仮説力と検証力

 

ひとつの仕事をやりきるスピード感は、仮説力と検証力次第で決まります。

 

なぜなら、仕事の成果分析は、仮説と検証の繰り返しで行っていくからです。

 

当然ながら、仮説と検証の精度が上がれば、成果の測定精度もグッと上がります。

 

また、高い仮説力と検証力があれば、万が一、仕事の優先順位を誤ったとしても、適宜、修正が働きますので大きな失敗を犯すリスクを抑えることができます。

 

 

信じる心を持つこと

 

経営者の「信じる心」が弱いと、

 

・やるべきことをやらずに投げ出す

 

・成果が出ないからといって諦める

 

・課題解決の道のりが険しくなったからといって諦める

 

といった結果に陥りやすくなります。

 

また、仕事の優先順位や仕事の進め方について、色んな人のアドバイスを過度に求めすぎて、何が正しいのか分からなくなる、といった心理状態に陥るのも、信じる心が弱い経営者の特長です。

 

成功するまでやり遂げるには、信じる心を強く持たなければなりません。

 

万が一、信じる心が無くなり、不信感が前面に出てくると、仕事も人間関係も、良いご縁に恵まれることはありません。

 

自分自身を信じて取り組んだ仕事は、たとえ望んだ成果が出なかったとしても、次に繋がる経験(失敗は成功の基)になります。

 

 

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