売上を長期的に上げる方法|会社の売上が増え続ける考え方

 

売上は会社の存続を保障する重要な要素なので、売上を上げることは企業の絶対使命と言える。

 

しかも、毎年一定の顧客が離脱し続けるため、売上を上げることが出来なくなると、途端に売上が減少傾向に転じ、事業存続が難しくなる。

 

この記事では、売上を長期的に上げる方法、並びに、会社の売上が増え続ける考え方について、詳しく解説する。

 

 

売上を上げる思考

 

売上を上げるには営業力や販促力を鍛えることが欠かせないが、根本的な考え方として大切なことは「独自性を追求する」ことである。

 

他社が実績を上げている売上拡大のスキームを複製しても、それは同質化を早めるだけで、長期的な売上確保には繋がらない。競争が激化し、売上拡大は早晩行き詰まる。

 

目先の売上ではなく、末永く続く売上を獲得するには、売上拡大スキームの独自性を追求し、他社との同質化を遅らせる努力が欠かせない。

 

手元にある商品で独自性を出せないのであれば、人海戦術で独自性を出す方法もある。

 

例えば、人間味あふれる接客、オーダーメイドの接客、機動力を活かした顧客接点の拡大、手間と手仕事を交えた営業サービス等、独自性は工夫ひとつで簡単に高めることができる。

 

こうした独自性を追求するほど、「あなたから買いたい」、「あなたの会社の商品が欲しい」といったオンリーワン要素が強くなるので、長期的な売上を上げ易くなる。

 

また、同質化の波を受け難くなるので、過当競争に巻き込まれることなく、自分のペースで売上を上げることが容易になる。

 

 

売上を上げる視点

 

売上を上げるには視点も重要になる。

 

絶対に外せない視点は「顧客目線」である。この視点が疎かになると、独りよがりな売り方に終始し、顧客離れを加速させる。

 

お客様の目線(立場)に立って、自社の商品やサービスを見つめ直す、或いは、お客様に対して当たり前の仕事を高いレベルで提供する等、常に顧客目線で仕事をすることが売上を上げる確かな方法になる。

 

売上が低迷している会社ほど、顧客目線の仕事が圧倒的に不足しているが、まずは量を最優先して、行動量を増やすことが大切だ。

 

顧客目線をベースに置いた売上拡大の行動が一定の飽和量に達すると、一気に売上が上がり始める。

 

さらに、お客様に対する当たり前の仕事のレベルを極限まで引き上げる努力を続けると、売上を上げ続けることがどんどん容易になる。

 

 

売上を上げる方法

 

売上を上げる方法として「独自性を追求すること」、「顧客目線を徹底すること」について、詳しく解説した。

 

この二つの売上拡大の効果を最大化する極意は「顧客の本音(心)に触れる」ことである。

 

お客様はなぜ自分の会社の商品を買うのか、その動機、目的、属性、ベネフィット(利益)等はどこにあるのか等、徹底した顧客理解を実践することである。

 

顧客理解が深まると、ターゲット顧客が明快になるので、自分が売りたいものではなく、お客様が欲しいものを自然と売れるようになる。

 

顧客理解は、商品を購入しているお客様にインタビューする方法がベストだが、難しい場合は、覆面調査やアンケートを活用する手もある。

 

とにかくトライ&エラーを繰り返しながら、様々な方法で顧客の本音を探り、想定のターゲット顧客にピッタリの商品を仕立てて、それを売り続けることが、末永い売上を獲得する確かな方法になる。