生産性向上の実践ノウハウ(5)

中小企業の経営者を支える経営ノウハウ情報局

失敗を共有して生産性を上げる方法|失敗の共有なくして生産性の改善なし

失敗を共有して生産性を上げる方法

 

失敗は、生産性を大きく低下させる。

 

当然ながら、失敗を減らすことができれば、生産性が上がる。

 

つまり、失敗を共有し、失敗を繰り返さない体制を作ることができれば、確実に生産性が上がるのだ。

 

例えば、プロの世界では、失敗が勝敗を分けることが多々ある。あらゆるプロスポーツ、将棋や柔道、テニスや競馬に至るまで、プロの世界では失敗した者が勝負に敗れる。

 

会社経営も例外ではない。

 

ひとつの小さな失敗が生産性の低下を招き、いつしか、会社経営に大きなダメージを与えるリスクを生み出すことが往々にある。

 

避けられる失敗は、しないに越したことはない。

 

また、成功は偶然の産物だが、失敗は必然の結果である。

 

従って、失敗を共有し、同じ失敗を繰り返さない体制を整えることは誰にでもできることである。

 

失敗を共有して生産性を高めるには次の3つの仕組みが欠かせない。

 

・些細な失敗であっても、もれなく吸い上げる仕組み

 

・その失敗を共有する仕組み

 

・その失敗の深刻度を分析し然るべき対策を講じる仕組み

 

どれか一つでも欠けると失敗の共有精度が低下し、生産性が上がることはない。

 

ちなみに、中小企業の場合は、経営者自身が積極的に失敗の共有を奨励しない限り、失敗情報が表面化することはない。

 

例えば、経営者が失敗に対して頭ごなしに怒るような態度を取るようでは、殆どの失敗情報は隠蔽される。

 

1回の失敗が生産性を低下させることは事実だが、その失敗を組織全体で共有することができれば、会社全体の生産性が上げることも事実である。

 

生産性を上げるための失敗の共有精度は、経営者の姿勢ひとつで決まってしまうのだ。

 

 

失敗を共有して生産性を高める3つの仕組み

 

失敗を共有して生産性を高める3つの仕組みについて、さらに詳しく解説していきたい。

 

繰り返すが、どれか一つでも欠けると失敗の共有精度が低下し、生産性が上がることはない。是非とも、参考にしてほしい。

 

 

失敗を吸い上げる仕組み

 

些細な失敗であってももれなく吸い上げるには、第一に、失敗した者を頭ごなしに怒らない、ということが大切である。

 

ひとつの失敗が他のスタッフの失敗を防ぐ役割を果たすことを考えれば、その失敗が生産性の改善に役立つことは明白である。

 

生産性改善に役立つ失敗を吸い上げるには「よく報告してくれた。対策をみんなで考えよう」という組織の寛容さが欠かせないのだ。

 

また、失敗の報告者は当事者でも第三者でも構わないという条件も大切である。なぜなら、失敗の判断基準は、個々によって違いがあるからだ。

 

事実、新人とベテランの失敗基準には雲泥の差がある。

 

組織全体で失敗をポジティブに捉える姿勢が、生産性改善に役立つ失敗を吸い上げる秘訣になる。

 

 

失敗の共有と失敗の対策を講じる仕組み

 

失敗の共有は、回覧形式や朝礼などで都度共有する方法で十分だが、組織全体に行き渡る工夫が必要である。

 

失敗の深刻度を分析し然るべき対策を講じる仕組みを作る方法は、少しコツがいる。

 

例えば、仕組みで解決できる失敗なのか、はたまた、個人の能力不足に由来する失敗なのか、の検証結果によって打つ手が変わってくる。

 

また、その失敗を防ぐことでさらに生産性を上げるためにはどうしたらよいのか、といった生産性改善の視点で失敗を検証することも忘れてはならない。

 

失敗は成功の母と云われるように、失敗の原因をさまざまな角度から探ってみると、思いもよらない生産性改善のアイデアが出てくることもある。

 

失敗から成功を生み出すポジティブな姿勢が、生産性を上げる秘訣になる。

 

➡NEXT「仕事を仕組み化して生産性を上げる方法」へ

 

 

無料PDF「強い会社がやっている労働生産性を改善する30の法則」

 

本書は実務に活かせる労働生産性の改善手法に焦点を絞っていますが、実は様々な経営改善に応用できる経営ノウハウ書でもあります。小さな改善も継続すれば大きな改善に繋がり、会社に多大な利益をもたらします。確実に入手されることをお薦めします。

 

⇒⇒無料PDF「強い会社がやっている労働生産性を改善する30の法則」をダウンロードする

 

 

 

おススメ記事

 

 

 

 



 


人気記事ランキング
中小企業が衰退する原因は「現状課題の見落とし」に尽きる。逆に会社の現状課題に真剣に向き合っている中小企業は間違いなく成長している。成長と衰退を分かつ重要ポイントを徹底解説しています。
中小企業の倒産原因である経営課題の見落としは経営の成功を支える「経営の思考法」でカバーすることができる。中小企業経営者が身につけるべき思考法を事例を交えて徹底解説しています。
経営の専門家の立場から会社の業績が悪化する三大原因と共に、業績悪化を防ぐ実践的対策を事例を交えて分かり易く徹底解説しています。

⇒人気記事ランキングをもっと見る


トップページに戻る


経営カテゴリ一覧に戻る


経営カテゴリ:会社経営税務節税会計財務法務法律人事組織銀行融資資金繰り売上拡大利益拡大生産性改善経営管理経営戦略投資戦略管理会計財務分析経営診断倒産衰退
トップへ戻る