ブランド力を高めて生産性を改善する方法|ブランド強化が生産性改善の近道

ブランド力を高めて生産性を上げる方法

 

ブランド力が高まれば、会社の生産性が改善される。

 

なぜなら、ブランド力が高まると集客力と共に収益力が上がり、会社の生産性が飛躍的に上がるからだ。

 

ブランド力が生産性に与える影響は計り知れない。

 

例えば、ブランド力が高ければ顧客のハートをつかむ影響力が大きくなるので、新規獲得や口コミ等の情報拡散スピードが一段と加速し、集客増加⇒収益力アップという生産性向上のプラスのスパイラルが回り始める。

 

加えて、安心感といった購買ハードルを極端に引き下げる心理環境を生み出す効果もあるため、生産性向上のプラスのスパイラルが大きく成長しやすくなる。

 

ブランド力という無形資産ほど、会社の生産性向上に役立つ経営資源はないのだ。

 

ブランドは大企業のものという思い込みがあるかも知れないが、中小企業にこそブランド構築の意識を強くしてほしい。

 

ブランドの構築方法は難しくなく、ひとつのコンセプトを徹底的に伝え続ければ、徐々にブランドの価値が形成される。

 

そして、上質、高級といった価値観、或いは、美味しい、心地いい、クセになるといった感覚、など等、その会社に対する消費者のブランド価値が高まるほど会社の生産性が向上する。

 

資金的な余裕のない中小企業であっても、ブランド価値を高めて生産性を改善する方法はいくらでもある。

 

例えば、ホームページの活用やお店のPOPの活用、商品や陳列やレイアウトの工夫、既存顧客へのDMや感謝レター、など等は、さほどの資金をかけずに実践できることは山ほどある。

 

また、会社の強みになり得る領域に経営資源を集中させることも、会社のブランド価値と共に生産性を上げる有効な方法になる。

 

或いは、うちの会社はコレという事業カテゴリーや顧客ターゲットを絞り込む手法も、会社のブランド価値と共に生産性を上げる有効な方法になる。

 

 

事業カテゴリーを絞り込み生産性を改善する方法とは?

 

ブランド力を高めて生産性を改善する方法は様々あるが、中小企業に広く活用できる事業カテゴリーを絞り込んで生産性を改善する方法について、更に詳しく解説する。

 

事業カテゴリーは分散させるよりも、カテゴリー(ターゲット)の焦点をひとつに絞った方が、強いブランド価値を構築しやすくなる。

 

例えば、ラーメン店であれば、みそ、しょうゆ、しお、とんこつ、つけ麺とカテゴリーを増やすのではなく、しょうゆラーメン専門店というように、カテゴリーの焦点をひとつに絞った方が、ブランド価値が高くなる。

 

そして、カテゴリーをひとつに絞った後は、ターゲット顧客に対してブランド価値を表すひとつのメッセージを送り続けること、さらには、そのメッセージの質を高める企業努力の継続が、生産性を飛躍的に上げる秘訣になる。

 

事業カテゴリーの焦点がひとつに絞られると、生産性は著しく上がる。

 

先の例でいうと、ラーメンの種類が多いとオペレーションの手間がかかるが、しょうゆラーメン専門店にするとオペレーションの手間が減り、加えて、しょうゆラーメンの質を高めることに集中できるので、生産性向上と共に、ブランド価値の構築スピードも格段に上がる。

 

ブランド価値は、どんな会社であっても再構築することができる。

 

繰り返すが、ブランド力が高まれば、間違いなく会社の生産性が上がる。生産性を改善するために、自社のブランド力を点検してみてほしい。

 

伊藤のワンポイント
 

ブランド力が上がると消費者の購買意欲が上がり、商品等が売れやすくなります。ですから、ブランド力を高めると、確実に事業活動の生産性が上がります。ブランド力を上げる秘訣は、事業のシンプル化です。どんな会社(商品)で、どんな魅力(価値)があるのかが消費者に伝わり易くなるほど、ブランド力が高まります。