経営者が持つべき判断基準とは?|失敗しない社長の判断基準

経営者が持つべき判断基準とは?|失敗しない社長の判断基準

 

判断とは、物事を選択したり、方針を決めることだ。

 

そして、そうした判断の拠り所になる情報・事情・数値・経験・勘等の根拠の事を、判断基準という。

 

この記事では、経営者が持つべき判断基準について、詳しく解説する。

 

 

判断とは|判断基準とは?

 

判断とは、物事を選択したり方針を決めることで、そうした判断の拠り所になる情報・事情・数値・経験・勘等の根拠の事を、判断基準という。

 

経営者の仕事は「判断/決断すること」と云われるように、如何に正しくスピーディーに判断できるかで、中小企業の成長曲線が決まる

 

イエス・ノー、

 

採用・不採用、

 

やる・やらない、

 

撤退・投資継続、

 

など等、次々と訪れる経営判断をどのような基準で下していくのか。

 

会社の未来は、社長の経営判断の連続で決まり、経営判断を誤れば業績が悪化するし、経営判断が正しければ業績が上向く。

 

大企業であろうが、中小零細であろうが、業績好調だろうが、不調だろうが、経営判断ひとつで未来が決まる理は変わらない。

 

つまり、失敗しない会社経営を実現するには、確固たる判断基準を経営者が持つ必要があるのだ。

 

 

経営の成功を支える二つの判断基準

 

経営の成功を支える判断基準は様々あるが、大別すると二つの基準に分けることができる。

 

ひとつは「論理的基準」、もう一つは「非論理的基準」だ。失敗しない会社経営を実現するには、この二つの判断基準を身につける必要がある。

 

論理的基準とは?

論理的基準とは、目に見えて理解できる基準のことで、分かり易く言えば、会社の数字が典型的な基準になる。儲かっているのか、儲かっていないのか?、或いは、儲かるのか、儲からないのか?など等の判断基準は、過去の会社の数字を分析すれば、現状のみならず、未来予測も論理性を持って構築することができる。会社の数字を根拠とした論理的基準なくして、正しい経営判断はなかなかできるものではない。

 

非論理的基準とは?

非論理的基準とは、目に見えない世界の基準のことである。分かり易く言えば、義理、道徳、商慣習、紳士協定など、モラルに属する基準のことだ。法律の範囲内なら、どんな手段でも儲かれば構わないというスタンスの会社は長続きしない。モラルを無視し、他者に迷惑をかけるようような会社は必ずどこかで行き詰る。モラルなどの非論理的基準なくして、純粋且つ高付加価値な顧客サービスはなかなか成り立つものではない。

 

 

 

正しい経営判断を下し続ける事が、成功に近づく確かな方法になる。

 

その為には、正しい判断基準をしっかり持つことが重要で、特に、ケースに応じて「論理的基準」と「非論理的基準」を使いこなすスキルが不可欠になる。それぞれの判断基準について、事例を交えて更に詳しく解説する。

 

 

経営判断を支える論理的な判断基準

 

論理的な判断基準とは、目に見えて理解できる基準のことで、分かり易く言えば、会社の数字が典型的な基準になる。

 

数字の中でも「お金の動き」は特に重要な判断基準になる。なぜなら、会社はお金が無くなると経営が破たんするからだ。

 

お金の判断基準は「儲かっているか、儲かっていないか」、いわゆる、会社の数字がベースになる。

 

事業活動の結果は全て会社の数字(財務諸表)に集約されるので、会社の数字ほど論理的判断基準になるものはない。

 

しかし、自分の財布の勘定は得意でも、会社の数字が苦手な経営者は多く、事実、倒産の危機に瀕するような中小企業の経営者は、大概は数字に弱い。

 

儲かっているか、儲かっていないかの区別はついても、損得の妥当性、或いは、損失の深刻さがどうにも理解できない経営者も珍しくない。

 

当然ながら、このようなあやふやな判断基準をベースに会社経営を続けると、どこかで判断を誤り、いづれ会社経営が行き詰まる。

 

会社の数字は、飛行機の計器のようなもので、計器をみれば、どのくらいのスピードで、どのくらいの高度を、どのくらいの燃料で飛んでいる、など等の飛行状況が明快に分かる。

 

スピードのコントロールも、高度のコントロールも、燃料のコントロールも、すべて、計器の表示を座標にすることで正しい判断が下せる。

 

会社の数字も同じで、現状の経営状態を示す会社の数字を深く理解することが、正しい判断を下す秘訣になり、会社の数字の理解度が深まるほど、論理的判断基準の精度が高まる

 

 

経営判断を支える非論理的な判断基準

 

非論理的な判断基準とは、目に見えない世界の基準のことで、分かり易く言えば、義理、道徳、商慣習、紳士協定など、モラルに属する基準になる。

 

例えば、「損して得取れ」という言葉があるが、この言葉ほど、非論理的判断基準を示しているものはない。

 

わたしが経営サポート先の経営者と二人で、とある懐石料理店にお伺いした時のエピソードを紹介する。

 

もともと馴染みのお店だったのでお昼の懐石が済むと、そのお店の店主も加わり三人の歓談が始まった。

 

しばらくたって、店主によんどころない事情が出来たらしく、歓談の途中でお店を出ていってしまった。

 

その去り際に、板場を任せているナンバー2に言ったひとことが実に気の利いたものだった。

 

「今夜のお客様からは御代を頂かなくて結構です」と。

 

店主としては、自分の料理を楽しみに足を運んでくださるお客様から御代を取ったら申し訳ないという気持ちから出た一言だったのだろうが、この一言を聞いた私は、この方の料理は天下一品だが、経営者としても天下一品だなぁと、しみじみ思ったのだった。

 

☑人様を陥れてまで儲けを追求しない

 

☑迷惑をおかけしたお客様から御代を頂戴しない

 

☑世間や人様に迷惑をかけるような商売はしない

 

など等、モラルのうえに成立する非論理的な判断基準は、時に経営を助け、時に経営者を救う

 

目先の儲けや損得勘定などの論理的な判断基準だけで物事を決めるのは危険な一面がある。

 

やはり、非論理的な判断基準も考慮しないと、正しい経営判断など出来るものではない。

 

伊藤のワンポイント

極めて論理性の高い根拠を元に判断したとしても失敗するのが会社経営の難しいところです。経営判断の精度を高めるには、論理性だけでなく、モラルなどの非論理性も大切にして、判断根拠のバランスを整える努力が欠かせません。そもそもビジネスは人間社会の上に成立しているので論理的に割り切れないことばかりなのです。

 

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