中小企業の経営改革を成功させる方法|企業存続は経営改革にあり

中小企業の経営改革|改革のステップと成功の方法

 

いつの時代も中小企業は厳しい経営環境におかれている。

 

大企業と中小企業の格差社会、経済のグローバル化、情報弱者の増加等々、、、

 

中小企業が厳しい時代を生き抜き100年、200年と続く会社を作るには、継続的な経営改革が欠かせない。

 

なぜなら、経営改革を怠り、万が一、事業価値が陳腐化すると、あっという間に市場競争からはじき出されるからだ。

 

この記事では、中小企業に適した経営改革の方法や効果的な運用方法に至るまで、詳しく解説する。

 

 

経営改革には2つの方法がある

 

中小企業の経営改革には様々な方法があるが、大別すると、次の二つに分類することができる。

 

消極的経営改革

消極的経営改革とは、守りの経営姿勢からくる経営改革のことだ。例えば、経費削減、人員削減、コストカット、事業縮小等々は消極的経営改革になる。事業活動のムダムラは利益の垂れ流しなので重要な経営改革ではあるが、消極的経営改革一辺倒では、何れ企業は衰退する。

 

積極的経営改革

積極的経営改革とは、攻めの経営姿勢からくる経営改革のことだ。例えば、売上拡大、利益拡大、事業価値強化、ノウハウ強化、新規事業展開等々は積極的経営改革になる。安定的な成長基盤を整えるために必要不可欠な経営改革ではあるが、積極的経営改革一辺倒では、利益やコスト管理が甘くなりやすく、ひとつの躓きで会社が傾くリスクが残る。

 

 

経営改革を成功させるには?

 

会社の事業規模拡大の法則は、「売上最大化と経費最小化」を同時に進めるところにある。

 

従って、中小企業の経営改革を成功させるには、「消極的経営改革」と「積極的経営改革」の両輪を絶えず継続すること不可欠になる。

 

中小企業の経営改革を成功させるには、第一に経営改革の正攻法(ステップ)を理解することが不可欠で、まず最初にすべきことは、経営改革の対象になり得る会社の経営課題の把握である。

 

経営課題を把握するうえで注意すべき点は、決して勘に頼らないことだ。

 

勘に頼って捉えた経営課題は抽象的で根拠に乏しいので、経営課題の本質を外しやすく、場合によっては、全ての経営改革が的外れになって、経営改革がきっかけで会社が傾くことがある。

 

 

経営改革の対象になり得る課題発掘の方法

 

経営改革の対象になり得る経営課題を正しく発掘するには、何事も客観視する冷静さが不可欠だ。

 

物事を冷静に客観視するには、事実の細部を捉える虫の眼(ミクロ)と、俯瞰で物事を捉える鳥の眼(マクロ)の両方が必要で、例えば、虫の眼(ミクロ)で会社の数字を分析し、鳥の眼(マクロ)で会社を取り巻く内外の経営環境を俯瞰すると、会社の経営課題を正しく発掘することができる。

 

経営改革の対象になり得る経営課題の本質を見誤らないためには、会社の数字等の綿密な分析が不可欠だ。

 

会社を取り巻く内外の経営環境は、会社の強みと弱みを内外から客観的視点で検証することが大切で、会社の数字は財務諸表だけではなく、顧客動向、商品収支、取引収支等々、あらゆる数字を活用・分析することが大切になる。

 

とかく、会社の数字は正直で、あらゆる数字を、あらゆる角度から分析するほど確かな根拠が蓄積されて、根拠の蓄積量が多いほど、経営課題の本質が正確に見えてくる。

 

【関連記事】経営課題の抽出・分類・分析フレームワークから解消策まで徹底解説

 

 

経営課題の本質が分かれば経営改革は成功する

 

経営課題の本質を捉えることができれば、経営改革は半ば成功したといっても過言ではない。

 

なぜなら、多くの中小企業は経営課題の本質を捉えることができずに、もがき苦しんでいるからだ。

 

例えば、私の経営指導先でも良くあることだが、経営者自身が経営課題だと思い込んでいることが、じつは会社の強みとして活かせる経営資源(武器)だった、ということがある。

 

経営課題を見誤って、会社の経営資源(武器)を弱めてしまっては本末転倒もいいところで、このようなミスを防ぐためにも、客観視、数字の分析、経営環境の分析等が不可欠なのだ。

 

【関連記事】スワット分析で会社の強みと弱みを知る方法

 

 

経営改革の計画作りと成功のポイント

 

経営課題が明らかになったら、課題解決のための経営改革の計画策定に移行する。

 

経営改革の計画は、本業に徹する、利益拡大、高付加価値、等々、中小企業に適したものでなければならない。

 

なぜなら、経営課題同様、的外れな経営改革は、会社の業績改善に少しも貢献しないからだ。

 

経営改革の計画が仕上がったら、後は行動(実行)するのみだが、経営改革の実行プランを仕上げて満足してしまう経営者が稀にいる。

 

何事も大切なのは行動することで、行動しなければ未来は1ミリも変わらず、経営改革の継続なくして企業の持続的成長はない。

 

そして、経営改革の成功を分かつポイントは、検証と修正を絶対に怠らないことだ。

 

計画実行、実績検証、行動修正を基本サイクルとして、消極的経営改革と積極的経営改革を推進することが、正しい経営改革の方法であり、着実に業績を改善する正攻法になる。

 

伊藤のワンポイント

消極的経営改革はコスト競争力を高め、積極的経営改革は市場競争力を高めます。両方の経営改革をバランスよく推進することが何よりも大切で、継続的改革が企業規模の拡大を後押しします。経営改革の手を緩めると企業の衰退リスクが高まります。堅実な経営を実現している企業ほど継続的経営改革が定着しています。

 

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