社長業は自分で自分を守る術を持たないと成功しない

 

大人になるにつれて、自分を守ってくれる人はだんだんと減ってくる。

 

社会に出て、会社に入り、階級が上がると、自分を守ってくれる人はさらに減る。

 

そして、社長にまで上り詰めると、自分を守ってくれる人は居なくなり、自分で自分を守ることでしか、自分を守る術がなくなる。

 

自分ひとりで、自分を守るには限界があるが、日々の在り方次第で、自分を守る術は広がる

 

例えば、よき人脈とよき信頼関係は、ピンチの時ほど心強い味方になる。

 

人生も会社経営も、チャンスばかりが続くことはない。必ず、ピンチが訪れる。そういう時こそ、コツコツ築き上げたよき人脈と信頼関係が役立つ。

 

 

ピンチの時ほど人脈と信頼が役立つ

 

よき人脈と信頼関係は、ピンチの時ほど役立つ。

 

政治家や高級官僚は別として、普通は、ピンチの時に権力は役立たない。助けになるは、自分が築いた人脈と信頼関係だ。

 

社長には日頃からお世話になっている、社長はいつも自分達のために頑張っている、自分たちが困った時に、いつも社長が助けてくれた、など。

 

社長がよき人脈とよき信頼関係を築いていれば、陰徳陽報のごとく、陰で積んだ徳が、何かの拍子に明るい報いとして返ってくるものだ。

 

だからこそ、日々の姿勢、言動、マインドなどの在り方がとても大切になる。

 

社員やお客様との信頼関係を深める、あるいは、士業や参謀等、自分が信頼できる陣営を築く等、友達の多寡ではなく、立場や肩書を超えて自分を守ってくれる仲間を増やすことが、自分を守る確かな術になる。

 

社長になったら、どこかの誰かが助けてくれるという他人任せの考えは捨てた方がいい。

 

自分を守るために、誰かのために、自分ができること、自分がやられることを、精一杯やった方がいい。その姿勢は、巡り巡って必ず自分を守ってくれる。