経営改善事例|中小企業の改善事例・成功のポイント

経営改善事例|中小企業の改善事例・成功のポイント

 

実際に私が経営サポートした企業の経営改善事例を紹介します。

 

いつの時代も中小企業を取り巻く経営環境は厳しいです。資金調達の手段には限りがあり、大企業や経済の歪みの犠牲になるケースも少なくありません。

 

大企業に比べて極めて不利な経営環境もあって、一時は業績が良くても、少しのきっかけで業績が悪化するケースも少なくありませんが、こうした状況下で中小企業が安定経営を実現するには弛まぬ経営改善が欠かせません。

 

この記事では、ソフトランディングとハードランディングの経営改善事例、並びに、改善概要と成功のポイントについて、詳しく解説します。

 

 

経営改善の基本プロセス

 

ビジネスコンサルティング・ジャパン(株)代表の伊藤です。

 

最初に私の経営サポート(経営改善)の基本プロセスについて、概略を解説します。

 

私の経営サポートの核は、売上と利益を最大化すべく「衰退を予見し先手を打つ盤石な経営体制を確立する」ために行う経営改善の運用サポート、並びに、マンツーマンサポートによる経営力向上です。

 

 

お客様の会社の経営診断(デューデリジェンス)を継続し、適切な経営改善プランを随時策定、並びに、経営改善の推進を徹底サポートし、更なる企業価値の向上に尽くします。

 

経営会議で万全のサポート

定期的に経営会議を行います。経営会議の内容は、経営診断結果の報告、経営改善の進捗協議、新たな経営課題や経営リスクの協議、最新の経営ノウハウ提供、質疑応答等です。スピーディー且つ効果的に業績改善が進むように全力で経営をサポートします。企業の永続性を確立するために、今、自分が何をすべきかが明快になると共に、常にベストな答えが見つかります。

 

経営相談で万全のサポート

経営サポート中は、お電話・メール等での経営相談に365日・無制限で応じます。適宜、適切なアドバイスを提示し、経営者と共に経営改善を推進し、なお且つ、経営者の孤独と不安を解消します。経営者のレベルに合わせてステップバイステップでサポートし、経営者の必須スキルとマインド向上に尽くします。

 

経営の正攻法サイクルをサポート

会社の数字を管理会計で分析・運用(継続的デューデリジェンス)し、的確に会社の経営課題を捉え、なお且つ、経営改善策を常時最適化した上で、経営の正攻法サイクルがよりスピーディーに回転するようにサポートします。経営サイクルが回転する度に経営者の能力が研鑽され、会社の業績と生産性が上がります。

 

 

経営サポートの詳細はこちら

 

以上が私が実際に行っている経営改善の基本プロセスです。以下に、このプロセスに則って経営改善を推進した事例を紹介します。

 

 

経営改善事例1|ソフトランディング

 

ソフトランディングなアプローチで行った経営改善事例を紹介します。サポート開始から1年後に「営業利益が20倍」に増えた会社です。

 

黒字経営の中小企業に対しては、ソフトランディング(緩やかな変化・変動)な経営改善アプローチが正攻法になります。

 

ソフトランディングな経営改善は、関係者への負荷(ストレス)が小さく長続きしやすいので、経営改善がしっかり定着し、安定経営の確立、健全経営の定着、成長投資加速などの成果が出しやすくなります。

 

事例企業
  • 企業概要 業種:製造業 創業40年超 社員:15名
  • 業績概要:黒字経営、売上はプラス成長、営業利益は横ばい~マイナス成長、現金残高は横ばい~マイナス成長

 

事例企業は、黒字経営ではありましたが、利益と現金水準が低く、未来志向のない会社経営に陥っていました。また、経営分析が不十分で、成長を阻害する経営課題が山積しており、少しの経営環境の悪化で衰退するリスクもありました。更に、後継者育成も不十分でした。

 

経営改善の成功ポイントは、社長の苦手分野や時間的・精神的負担を軽減するために経営コンサルタント(わたし)を活用したことと、最良の未来予想図を実現するための経営改善計画を着実に遂行したからに他なりません。

 

下のグラフは、私が経営サポートに入る1年前の事例企業の主な経営指標(業績)になりますが、ご覧の通り、適正値(青いグラフ)に比べて、全ての経営指標(業績)が適正水準を下回っていることが分かると思います。

 

 

下のグラフは、私が経営サポートを開始して1年後の主な経営指標(業績)になりますが、ご覧の通り、殆どの経営指標(業績)が適正水準に達しており、営業利益金額は指導前の20倍に達しています。

 

 

経営改善計画の策定

財務分析、現地調査、社員面談を実施し、経営改善計画を策定しました。

 

経営改善の具体的方法

全ての経営指標を優良水準に改善するための方法を策定しました。具体的には、利益改善のための付加価値研鑽、顧客創造のための仕組み作り、組織の最適化による組織力と生産性の向上、コストコントロールによる成長投資加速に向けた現金水準の引き上げ、など等です。

 

経営改善の実践と検証

経営改善計画の具体的実施スケジュールを設定し着実に遂行しました。隔月毎に経営会議を開催し、改善進捗の確認・フォロー、改善効果の測定・共有、新たな課題の発掘、方法論の検証・修正など等、常に計画を最適化しながら、経営改善の定着を図りました。

 

成功ポイントを伊藤が解説

この会社は、売上はボチボチあるが、利益が少なく、現金がなかなか増えない。そのため、成長投資が不十分で、未来志向のない会社経営に陥っている、中小企業によくある典型パターンでした。とても良い商品を作っていながら、その付加価値を表現できていなかったため、付加価値の研鑽、ターゲット顧客の明確化、情報発信の充実等を矢継ぎ早に実践し、顧客単価10%アップを達成しました。

 

その結果、利益水準が大幅に改善し、現預金も沢山増えました。成長投資の原資が増えたため、設備投資、人財育成、新規事業等の未来投資も活発になり、経営基盤が盤石になりました。この会社の経営改善の成功ポイントは、強みを徹底して磨くことを最優先したことです。その結果、強みが磨かれるほどに、弱みが無くなり、会社の永続性が高まりました。

 

【補足】ソフトランディングな経営改善を徹底解説

 

 

経営改善事例2|ソフトランディング

 

前章同様、ソフトランディングなアプローチで行った経営改善事例を紹介します。サポート開始から2年後に「現金残高が60倍」に増えた会社です。

 

事例企業
  • 企業概要 小売業、創業5年、社員12名
  • 業績概要:黒字経営、売上急成長中も営業利益と現金残高が超低水準

 

この会社は、創業5年目の若い会社で、黒字経営に転換したタイミングで、経営サポートの依頼がありました。

 

売上は毎年2倍前後のペースで急拡大しているものの、利益と現金水準が超低空飛行で、資金繰りと成長投資に大きな悩みを抱えていました。以下は、経営改善の内容です。

 

経営改善計画の策定

財務分析、現地調査、社員面談を実施し、経営改善計画を策定しました。

 

経営改善の具体的方法

全ての経営指標を優良水準に改善するための方法を策定しました。具体的には、不採算商品や事業の縮小・改善、ニーズ対応型からニーズ提案型商品の拡充、高付加価値商品の拡充、組織力と生産性の向上、コストバランスの最適化と成長投資加速に向けた現金残高の引き上げ、など等です。

 

経営改善の実践と検証

経営改善計画の具体的実施スケジュールを設定し着実に遂行しました。隔月毎に経営会議を開催し、改善進捗の確認・フォロー、改善効果の測定・共有、新たな課題の発掘、方法論の検証・修正など等、常に計画を最適化しながら、経営改善の定着を実現しました。

 

成功ポイントを伊藤が解説

この会社は、仕入先行型の小売業でしたので、提供商品の利益率が低いほど、売上拡大と共に資金繰りがひっ迫する典型的な衰退パターンに陥っていました。

 

しかも、低価格戦略で売上拡大を推進していたので、その弊害が顕著に出ていました。

 

ターゲット顧客を綿密に分析したところ、低価格戦略から高価格戦略に切り替えても、影響が小さいことが分ったため、不採算商品や事業の縮小・改善、ニーズ対応型からニーズ提案型商品の拡充、高付加価値商品の拡充等を矢継ぎ早に実践しました。

 

その結果、売上拡大のペースを維持しながら、利益率を大幅に改善することができました。現預金も飛躍的に増加し、資金繰りの悩みが解消されると共に、成長投資も活発になり、経営基盤が盤石になりました。この会社の経営改善の成功ポイントは、レッドオーシャン(熾烈な市場競争)から脱却するために、オリジナリティー溢れる商品を拡充し、独自のブルーオーシャン市場(ニッチ独占市場)を開拓したことです。

 

 

経営改善事例3|ハードランディング

 

ハードランディングなアプローチで行った経営改善事例を紹介します。サポート開始から1年後に「フリーキャッシュフローが1.5億円」増えた会社です。

 

赤字経営のマイナス状態が深刻で、経営改善の成果を上げるまでの時間が限られている中小企業に対しては、ハードランディング(急激な変化・変動)な経営改善アプローチが正攻法になります。

 

例えば、赤字経営の黒字化、事業再生、企業再建などは、経営改善のアプローチがよりドラスティック(過激・抜本的・徹底的)なものになり、経営健全化までの道のりがハードランディングに偏ります。

 

事例企業
  • 企業概要 業種:製造業 年商20億円 創業40年超 社員:120名
  • 業績概要:赤字経営、売上はマイナス成長、営業利益はマイナス成長(赤字拡大)、現金残高はマイナス成長(FCFマイナス1億円)、借入12億円

 

事例企業は、赤字経営のうえに返済苦も重なり、年間1億円ものキャッシュアウトが生じていて、経営破たんの危機に瀕していました。また、経営分析が不十分で、経営力低下、組織力低下、収益力低下、競争力低下、営業力低下など等、更なる業績悪化を招く経営課題が山積していました。

 

経営改善の成功ポイントは、抜本的経営改善を断行するために経営コンサルタント(わたし)を活用したことと、最良の未来予想図を実現するための経営改善計画書を着実に遂行したからに他なりませんが、社長自身の不退転の覚悟が一番大きな成功要因になりました。

 

経営改善着手から一年後には、売上が下げ止まりから上昇傾向に転じて黒字経営に転換(プラス0.7億円の改善)、マイナス1億円のFCF(フリーキャッシュフロー・現金収入)もプラスに転換(プラス1.5億円の改善)しました。初年度で経営健全化の見通しがついたため、次年度からは成長戦略の展開に移行し、更なる経営改善に邁進しました。

 

経営改善計画の策定

財務分析、現地調査、社員面談を実施し、経営改善計画を策定しました。

 

経営改善の具体的方法

全ての経営指標を優良水準に改善するための方法を策定しました。具体的には、初年度で黒字化、並びに、FCF1億円改善のための不採算事業改革、ファイナンス改革、利益改善のための付加価値研鑽、顧客創造のための仕組み作り、組織の最適化による組織力と生産性の向上、コストコントロールによる成長投資加速に向けた現金水準の引き上げ、など等です。

 

経営改善の実践と検証

経営改善計画の具体的実施スケジュールを設定し着実に遂行しました。毎月、経営会議を開催し、改善進捗の確認・フォロー、改善効果の測定・共有、新たな課題の発掘、方法論の検証・修正など等、常に計画を最適化しながら、経営改善の定着を図りました。

 

成功ポイントを伊藤が解説

この会社の最大の経営課題は「フリーキャッシュフロー(手元に残る現金)」が年間1億円もマイナスに陥っている点でした。借金も12億円あり、メインバンクから追加融資を断られる状況でしたので、会社の余命は、持って一年程度でした。最優先したのは、フリーキャッシュフローのプラス化です。

 

たとえ1円でも会社に現金が残る状況にすれば、倒産を回避できるからです。返済リスケジュールによるファイナンス改善と共に、不採算事業と商品の撤廃、人件費の削減、縦割り組織の解消など等の施策をハードランディング(急激な改善)で推進し、わずか半年でフリーキャッシュフローのプラス化を実現しました。

 

その後は、経営改善をソフトランディングに移行し、経営陣の力量を高めながら、当たり前の仕事が出来る組織環境の構築を推進し、最終的には、フリーキャッシュフローが1.5億円も改善するに至りました。余命一年であっても、決して諦めず、現実を受け入れて、打つ手を打てば、危機的状況下からでも復活できる好事例です。

 

【補足】ハードランディングな経営改善を徹底解説

 

 

経営改善事例から学ぶ成功のポイント

 

経営改善事例から学ぶ成功のポイントについて解説します。

 

まず大前提として、経営改善なくして会社の成長はあり得ないこと、並びに、経営改善は専門家を参画させることで精度が上がることを理解することが大切で、より良い経営状態を保ちながら、よりスピーディーに経営改善を推進することが大成功の秘訣になります。

 

決意を固める

お互いに「絶対に会社の経営状態を今よりも好転させる」という強い決意を持つところから経営改善をスタートします。このマインドセットが、過去の過ちを素直に受け入れ、新しい未来を創造するための前向きな経営改善活動を可能にします。(このマインドがブレると経営改善は必ず失敗します)

 

経営改善計画の策定

経営改善計画とは、その会社の最良の未来予想図を実現する経営改善のロードマップになりますが、計画策定は専門家を参画させた方が成功に近づき、自らの力では発見できない経営課題(病気)と、会社の寿命を延ばすための具体的処方箋がより明快になります。(当たり前ですが、計画を誤ると経営改善は必ず失敗します)

 

経営改善計画の運用

経営改善は実行して初めて効果が生まれます。この実行は単に計画を遂行すれば良いというものではなく、結果検証と計画修正が生命線になります。なぜなら、未来を100%当てることは不可能で、どんな計画も想定外の失敗リスクが内在しているからです。従って、最低でも毎月計画内容をアップデートすることが成功の秘訣になります。この計画の検証精度は、第三者を経営に参画させて客観性を高めると一段と上がります。

 

伊藤のワンポイント

会社を衰退させたくなかったら経営改善を定着させることです。好調企業ほど経営改善が定着しています。経営改善は、専門家を参画させて、より良い経営状態を保ち、よりスピーディーに実践することが大成功の秘訣になり、これが、衰退を予見し先手を打つ安定経営のシステムを構築する正攻法になります。

 

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※当サイトの全てのコラム記事はビジネスコンサルティング・ジャパン(株)代表取締役社長の伊藤が執筆・監修しています

 









 


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