自社ビルが会社成長の障害になる!?

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自社ビルのメリットは本当にあるのか?|自社ビルが会社の成長を妨げる!?

自社ビルのメリットは本当にあるのか?

 

中小企業のなかには自社ビルを保有している会社も珍しくない。また、会社の創業年数が長いほど、自社ビルの保有割合が高い。

 

会社経営で一定の成功を収めると、真っ先に自社ビルを建てようとする経営者もいるが、果たして自社ビルにメリットはあるのだろうか?

 

わたしの答えは「自社ビルのメリットは、さほどない」である。

 

自社ビル最大のデメリットは、会社の規模が決まってしまう、という点である。

 

例えば、自社ビルの中に会社組織を閉じ込めると、営業人員や倉庫面積などが固定化してしまうので、経営者の拡大志向が希薄になりやすくなる。

 

当然ながら、経営者の拡大志向が薄れると、会社の成長は鈍化してしまう。

 

街を歩いていると老朽化した自社ビルをよく見かけるが、この手の会社は、自社ビルを建てた瞬間が会社の成長ピークであることが多い。

 

また、大都市圏の場合は、自社ビルが足かせとなって、経営環境に合わせた自由な経営が出来なくなる場合がある。

 

周囲の経済環境に翻弄されやすい中小企業は、会社の成長と経営の自由度を妨げる自社ビルに固執せず、強い拡大志向を持って賃貸オフィスを渡り歩いた方が、成長スピードが加速する。

 

 

自社ビルを保有することでの費用面メリットとは?

 

自社ビルと賃貸を比べた場合、費用面のメリットはどちらが得なのだろうか?

 

賃貸のメリットは、月々の費用しかかからない点である。

 

長い目で見れば、自社ビルよりも費用メリットが少ないかも知れないが、必要最低限の費用支出で済むので、経営的なメリットは大きい。

 

一方、自社ビルのメリットは、初期コスト以降のランニングコストが安くなる点である。

 

ただし、固定資産税、修繕費、管理費用、借入金の金利などの諸費用負担、地震等の天災リスク、さらには50年~100年後に建て替えるための資金貯蓄などを加味すると、果たして、賃貸の費用メリットに勝るかどうか、微妙になる。

 

また、自社ビルを建築するには数億円のお金が必要になる。

 

数億円のお金が新しい売上を生み出すのであれば投資メリットが高いといえるが、自社ビルを建てたとしても売上が増えるわけではない。

 

当たり前だが、数億のお金を自社ビルに使った場合と、売上拡大に繋がる投資に使った場合の投資メリットを比較した場合、投資メリット高いのは後者である。

 

このように自社ビルは、投資効率が悪いというデメリットもある。

 

自社ビルを建てた途端に資金繰りや業績が悪化する会社は、投資効率の悪化が主要因であることが多い。

 

 

自社ビルのメリットはさほどない

 

ここまでの解説で、自社ビルのメリットがさほどないことがお分り頂けたと思う。

 

不動産投資で最も儲けが出るのは、土地を仕入れてビルを建てて他人に貸す、というモデルではない。

 

築数十年のビルを一棟買いして他人に貸し、建て替え時期が迫る前にビルを売却する、というモデルである。

 

このモデルであれば、ビルの売買コストがさほどかからず、保有期間の家賃収入が丸々儲けになる。

 

会社の自社ビルも同じである。

 

無理に自分で建てようとせず、事業環境の変化に合わせて賃貸オフィスを渡り歩いた方が、高い収益メリットが得られ、会社の成長スピードが加速する。

 

事実、高成長企業、或いは、飽くなき成長を目指している中小企業ほど、賃貸オフィスを積極的に活用している。

 

中小企業の場合は、毎月の資金負担が定額で、なお且つ、資金効率の高い賃貸オフィスの方が向いている。

 

また、キャッシュフローの面からみても、自社ビルよりも賃貸の方が管理しやすいメリットがある。

 

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