企業が競争優位性を高め、市場競争を勝ち抜くには「強み」が必要だ。
強みに劣る会社は、ライバルにあっさり抜かれ、競争に敗れるからだ。
それでは、強みを磨くには何をすべきか?
わたしは「日頃の経営姿勢」が最も重要なポイントだと思っている。
参考までに、強みの源泉になり得る、経営姿勢の一例をご紹介する。
・お客様や関係者を幸せにする
・自分の商品やサービスを好きになる
・常識に固執せず、新しい常識を次々と生み出す
・誰かと比べることなく、常に今の自分を超えることに集中する
・失敗しない経営ではなく、失敗しても成功を諦めない経営を実践する
以上のような経営姿勢を社員一人ひとりと共有し、組織全体で実践してみてほしい。
会社の強みが一段と洗練されて、競争優位性が一気に高まり、ライバルが太刀打ちできない企業に生まれ変わるはずだ。
当然ながら、お客様や関係者からも愛される会社になるので、企業の永続性も必然的に高まる。
会社を創業した人ならお分かりかと思うが、前章で挙げた経営姿勢のポイントは「極めて当たり前の仕事」だ。
創業者であれば、全力で当たり前の仕事をしなければ、事業が軌道に乗らないことも経験則からお分かりのはずだ。
しかし、創業から時が経つにつれて、この当たり前の仕事を当たり前にすることが難しくなりがちだ。
会社が安定すると、社長だけではなく、多くの社員も、中途半端で満足するようになるからだ。
こうなると、次第に強みが薄れ、競争優位性が低下し、ライバルに抜かれ、会社は衰退する。
強みの源泉は、以下のような当たり前の仕事の実践にある。
・お客様や関係者を幸せにする
・自分の商品やサービスを好きになる
・常識に固執せず、新しい常識を次々と生み出す
・誰かと比べることなく、常に今の自分を超えることに集中する
・失敗しない経営ではなく、失敗しても成功を諦めない経営を実践する
当たり前の仕事を実践するほど、顧客から必要とされる会社に変貌し、強みと競争優位性がより強固になる。
ライバルに抜かれたくなかったら、ひたむきに当たり前の仕事を実践することだ。
また、会社の経営が安定した時ほど、わが身を省みることをお薦めする。