やる気のない社員が成長の足を引っぱる|やる気のない社員の特徴と悪影響

やる気のない社員が成長の足を引っぱる|やる気のない社員の特徴と悪影響

 

社員のやる気は社長の経営姿勢ひとつで決まるが、やる気のない社員が一人でも現れると、会社の成長が途端に停滞する。

 

なぜなら、やる気のない社員は、たとえ少数でも、割り算の効果で、考えられないほど生産性に悪影響を及ぼし、成長の足を引っぱるからだ。

 

例えば、やる気のない社員に仕事や課題を与えると、「でも、しかし、それって…」などの否定的な言葉が真っ先に出る。

 

与えられた課題を批判し、障害が見つかるとすぐに投げ出す。うまく行かないと他人のせいにし、他人が評価することしかやらない等の特徴もある。

 

心が貧しく、マイナス思考で、変化への耐性が弱いので、進化することなく、月日が経つほどに周囲から後れをとり、周囲に悪影響を及ぼす。

 

しかも、エネルギー源が自己外にあるので、周囲のエネルギーを恐ろしく消費する。そして、やる気が低下するほど、周囲の衰退(退化)を加速させる。

 

やる気のない社員の特徴をまとめると、心が貧しい、マイナス思考、変化への耐性が弱い、他者依存(すべて他人のせい・陰で努力しない)などが挙げられる。簡単に言えば、卑屈で、傲慢で、後ろ向きということだ。

 

 

やる気のない社員を変えるのは社長の役目

 

やる気のない社員のやる気を高める方法は簡単だ。

 

社長が率先して、やる気のない社員の真逆の言動(素直・謙虚・前向き)を意識し、やる気を発揮するだけである。

 

例えば、やる気の高い社員に仕事や課題を与えると「はい分かりました。やってみます!!!」という元気の良い返事がすぐに返ってくる。「でも、しかし、それって…」などの否定的な言動はなく、言われたことに誠実にトライする。

 

何もやらないうちから諦めるようなことはせず、障害があっても乗り越えようと努力する。決して他人のせいにせず、誰も見ていないところでも努力する等の特徴もある。

 

心が明るく、プラス思考で、変化への耐性が強いので、どんどん進化し、月日が経つほどに成長し、周囲に好影響を与える。

 

社長が率先垂範でやる気を発揮すれば、やる気のない社員の中から、徐々にやる気のある社員が生まれてくる。

 

そして、たった一人でもやる気のある社員が現れると、その社員が社長を強力にサポートし、なお且つ、会社の成長をけん引する強力なエンジンになる。

 

やる気のある社員は、たとえ少数でも、掛け算の効果で、考えられないほど大きな成果を生み出す。しかも、エネルギー源は自己内にあるので、素晴らしくエコで、極めて高い生産性を発揮する。

 

社員のやる気は会社の成長を大きく左右する最も重要な経営資源と言っても過言ではない。

 

やる気のない社員を変えるには、社長が率先して、素直で、謙虚で、前向きな姿勢で、やる気を発揮すること、そして、社員のやる気をしっかり評価することが大切だ。