使える経営目標の具体例

中小企業の経営者を支える経営ノウハウ情報局

会社の成長を加速させる3つの経営目標

会社の成長を加速させる3つの経営目標

 

経営目標なくして、会社の成長なし。

 

会社の経営目標はそれほどに重要である。

 

例えば、然るべき経営目標を掲げると、目標達成までの道筋が明確になり、会社の成長が一層加速する。

 

当然ながら、然るべき経営目標がなければ、行き当たりバッタリの会社経営に陥り、成長が鈍化、或いは、会社が衰退まっしぐら、ということもあり得る。

 

経営目標は多種多様である。

 

言葉といった概念的なもの、数字といった論理的なもの、経営目標の範囲は、じつに幅広い。

 

何れにしろ、経営目標は正しく運用しないと、業績を上げるための経営努力がすべて無駄になってしまう。

 

中小企業の成長を加速させる経営目標はさまざまあるが、ここでは特に有効に機能する3つの経営目標を紹介したい。

 

それは、「経営指標」、「数値目標」、「経営理念」の3つである。

 

この3つの経営目標を上手に運用すれば、効果的に業績を上げることが可能になる。

 

それぞれの経営目標の詳細解説は下記の通りである。

 

 

経営指標がなければ経営目標が定まらない!!

 

経営指標は、会社の成長を加速させる経営目標の最たる例である。

 

なぜなら、明確な経営指標があれば、効率的な経営改善を推進することができ、比較的短期間で業績を上げることができるからだ。

 

経営改善の基本ポイントは「収入を増やして、支出を減らす」ことに集約される。簡単な理ではあるが、実現できている会社は意外に多くない。

 

次の5つの指標は、経営改善に有効活用できる経営指標(経営目標)である。

経営指標

改善

目標

ポイント

売上

上げる

新規顧客開拓、新商品投入、リピート促進、販売効率改善、売価検証、等々

売上原価

下げる

製造効率改善、仕入先開拓、等々

売上総利益

上げる

売上の拡大、売上原価の低減

販売管理費

下げる

労働効率改善、固定費削減、経費の効率化、等々

営業利益

上げる

売上総利益の拡大、販売管理費の削減

 

経営目標管理シート

改善項目

改善施策内容

期日

売上

上げる対策

いつまで

売上原価

下げる対策

いつまで

販売管理費

下げる対策

いつまで

 

上記の経営目標管理シートを運用し、経営目標に向かってP(計画)⇒D(実行)⇒C(差異分析)⇒A(対策立案)のPDCAサイクルを回すと、経営改善の効果が徐々に出始め、目標達成に近づいていく。

 

なお、PDCAサイクルは経営者と社員が共同で回すと、経営改善のスピードが加速する。

 

 

数値目標は目標達成のスピードを加速する

 

先に紹介した5つの経営指標に数値目標がセットされると、経営改善活動がより具体化され、目標達成のスピードが加速する。

 

会社の数値目標を簡素化すると、下表の2つの項目に集約できる。

数値目標

改善

目標

計算式

適正指標

売上総利益率

上げる

(売上総利益÷売上)×100

1%単位で改善していく

営業利益率

上げる

(営業利益÷売上総利益)×100

標準10%以上、優良20%

 

経営目標管理シート

改善項目

改善施策内容

期日

売上総利益率

上げる対策

いつまで

営業利益率

上げる対策

いつまで

 

数値目標の運用で最も大切なことは、第一に現状を把握することである。

 

なぜなら、現状と目標の差が明らかになれば、やるべきことが明確になるからだ。

 

ただし、経営改善に焦りと無理は禁物である。半年~1年単位で1%ずつ、着実に数値改善を図るのが無理のない姿である。

 

半歩~一歩ずつの経営改善は、社員や取引先への負担が少なく済み、改善効果が長期的に持続しやすい特徴がある。

 

 

経営理念も欠かせない経営目標となる

 

会社の成長は経営者個人の力量だけではいづれ限界を迎える。

 

限界を突き破るには、社員の力を集結させて、組織の力を最大限に発揮させなければならない。

 

組織の力を1点に集中させる役割を担う経営目標は、経営理念をおいて他にない。

 

なぜなら、経営理念ほど、会社の事業目的を明確に示すものはないからだ。

 

なお、経営理念を定めるうえで必要な項目は下表の通りである。

会社の使命は?

より具体的に

会社の存在意義は?

より具体的に

会社の経営姿勢は?

より具体的に

会社の将来像は?

より具体的に

会社のお客様像は?

より具体的に

会社の提供価値は?

より具体的に

 

経営理念は社員(関係者)と共有することで初めて効果が生まれる。

 

また、経営理念は会社のあるべき姿を示す経営目標でもあるので、ビジョンや戦略などに付随するあらゆる経営目標の行動基準にもなり得る。

 

経営指標、数値目標、経営理念が明確になると、効率的、且つ、効果的な経営改善を遂行できる経営基盤が整う。

 

つまり、この3つの経営目標を運用すると、会社の成長が一層加速するのだ。

 

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