大きな成果を出す方法|いつも成果が出る人の特徴・共通点・マインド

 

大きな成果を出すにはそれなりの努力が必要だ。

 

しかし、闇雲に努力をしたとしても、成果は簡単に出るものではない。

 

この記事では、大きな成果を出す方法、並びに、いつも成果が出る人の特徴・共通点・マインドについて、詳しく解説している。

 

 

成果を出すために現実を見る

 

経営コンサルタントの世界的第一人者のピーター・F・ドラッカー氏は「すべては現実からしかスタートできない」と言った。

 

現実が分かれば、やるべきことが分かり、覚悟が決まり、前向きになれる。今の成果を最大化するには、現実を知り、現実を受け入れる必要があるのだ。

 

例えば、現実を知れば、経営の惨状が理解でき、やるべき事や目標が明快になる。また、過去の失敗や誤った会社経営と決別するためにも、現実直視は絶対に欠かせないプロセスと言える。

 

大きな成果を出す社長ほど現実を受け入れる。逆に、いつも成果が出せない社長ほど現実から目を背ける。

 

業績が悪化するほど、現実から目を背けたくなる気持ちも分かるが、会社を救えるのは社長しかいない。

 

現実を直視し、今すべきベストなことを見極め、最適な計画を策定し、直ちに実行することでしか、会社を救うことはできないのだ。まっすぐ現実を見つめる事が、成果を最大化する確かな方法だ。

 

 

成果を出すために練習する

 

日本の室町時代初期の猿楽師“世阿弥”は「強き稽古、物数尽くせよ」と言った。

 

成果を出すには相応の練習量が必要だ。そして、その練習量が一定の飽和地点に達すると、一気に成果が大きくなるものだ。

 

また、練習の質を高めて、より大きな成果を出すために、良き師を持つことも大切だ。

 

こちらの個性・才能・性格等を尊重し、そのうえで最適な練習プランを提示してくれる師を早い段階で取り込むことができれば、成果は一段と大きくなる。

 

プロスポーツの世界では、成果を出すために師に教えを乞うことがごく当たり前の事として受け入れられているが、社会人や経営者であっても同じである。

 

闇雲な努力は、お金と時間の浪費になるので、そうしたリスクをヘッジする手段としても、良き師を持つことはお薦めである。

 

 

成果を出すために決断する

 

物事の成果は、決断し、実行することで生まれる。

 

大きな成果を出す社長ほど素晴らしい決断力と実行力を持っている。

 

決断と実行の重要性を理解している社長ほど、自分の仕事として決断と実行をスピーディーに展開し、その経験を糧に経営者としての力量を高めている。

 

例えば、私の元でV字回復を成し遂げた会社も、数ヵ月遅れていれば再建ができたかどうか怪しい会社もあったが、社長の不屈の精神と素晴らしい決断と実行のおかげで目の前の世界が大きく変わった。

 

会社経営においては、業績が厳しくなる前に、決断し、実行することが、最も負担なく、大きな成果を出す方法になる。

 

たとえ失敗したとしても、好業績であればダメージが軽く済むし、何より、決断力と実行力は、会社経営のあらゆる局面と直結しているので、事業活動の成果を大きく左右する。

 

一年前と比べて、大きく成果が変わっていなければ、決断と実行の精度が低下している可能性が高いと言えるだろう。