リスクとは、危険・不確実等の要因のことである。
ビジネスにリスクはつきもので、リスクの取り方・避け方次第で、成果(成功)が大きく変わる。
この記事では、リスクの本質、並びに、リスクを取る姿勢が成功を引き寄せる原理について、詳しく解説する。
リスクとは、危険・課題・障害・不確実等の要因のことである。
リスクは放置するほどに危険度が増す。失敗する、損をする、割を食う、痛い目に合う等は、リスクの最たるデメリットだ。
一方で、リスクにはメリットもある。飛躍や成功、先行者利益の独占、世界初等の経済メリット等は、リスクを取ることで得られる最たるメリットといえる。
何事も、リスクが少ないことに越したことはないが、リスクが全くなければ、そこで成長が止まる。
しかも、人生もビジネスも、積極的にリスクを取った者が大きな成果(成功)を手にするので、必要なリスクは積極的に取った方が良いこともある。
ビジネスにおけるリスクは、大きく二つある。
会社の成長を阻害する「経営課題」と、更なる成長を遂げるための「チャレンジの種」である。
こうしたリスクを積極的に取り除く、あるいは、積極的に取るからこそ成長するのであって、リスクを何も取らなければ、その会社はそこで成長が止まる。
つまり、リスクが沢山あるということは、成長の余地がまだまだあるということを意味する。言ってみれば、嬉しい悲鳴のようなものだ。
衰退を防ぐために解決すべきリスクや成長のために挑戦すべきリスクは、殆どの会社で見受けられる。
リスクに臆することなく、積極的に取るべきリスクを書き出してみてほしい。意外と沢山のリスク(成長の芽)があることに気がつくと思う。
成功の反対は失敗ではない。成功の反対は「何もしないこと」だ。積極的にリスクを取る・リスクを取り除くことが成功を引き寄せるのだ。
経営者自身の力量を上げるために、積極的にリスクを取ることも大切だ。
例えば、何かを習得するために、お金や時間を失うリスクを積極的に取れば、その代償として大きな成果が得られる。
また、リスクの代償(失敗・苦労・困難等)をたくさん経験するほど、成功するための方法が洗練されて、成功確率が上がる。
リスクは成長の芽だ。見て見ぬふりをするのではなく、積極的にリスクを取ることが、会社のあるべき姿やなりたい自分に近づく確かな方法になる。
但し、無理をして大きなリスクを取る必要はない。
可能な範囲内で、小さなリスクをコツコツと取り続けた方が、より安全に大きな成果を上げられる。
無謀なリスクを取るのではなく、堅実にリスクを取り続けることが、最も安全で賢いリスクの取り方なのだ。