主体性とは、自分で考え、自分で動くこと、つまり、他者に依存することなく、自分の人生に責任を持つことである。
成功者は「主体性」を持って、自分の人生を歩んでいる。
例えば、何をやるにしても、次のように考える。
「やらされている」とは捉えず、「わたくしがやっている。」と捉える。
「言われたからやる」のではなく「やりたいからやる。」
「私が買わせて頂く、私が売らせて頂く。」
「わたしはこう思う、私はこう考える。」
「自分の失敗は、自分のせい」など等。
このように、成功者は主体性を持った思考や言動を意識し、自分の人生をしっかり歩んでいる。
主体性をもって自分の人生を歩むと、自然と成長のチャンスや感謝の機会に恵まれるだけでなく、すべてのご縁に対しても何かしらの意味を見出すようになる。
たとえ悪いことが起きたとしても、そこから希望を見出し、良いことが起きれば、そのことに感謝する。
人生が希望と感謝に満ち溢れ、人間的魅力も一層輝くので、関わる人々に慕われ、応援者もたくさん現れる。
主体性を持って、地に足をつけて自分の人生を歩むほど、人生はどんどん豊かになるのだ。
主体性を失うと、すべてが真逆になる。
「やらされている。」、「言われたからやる。」、「自分の失敗は、他人のせい。」など等、自分の人生ではなく、“他人に支配される人生”を歩むことになる。
当然ながら、成長のチャンスに恵まれることも、希望を見出すことも、感謝することもできなくなる。
さらには、自分を見失い、浮足立った人生に終始するので、成功のチャンスや豊かさがどんどん遠ざかる。
主体性を欠いて、他人の人生の奴隷になるか。
主体性を持って、自分の人生を一所懸命に努力しながら自分らしく生きるか。
一日が十日、十日が百日、百日が一生と、時が経過するほどに、主体性のありなしで、人生の豊かさは天と地ほどの差が生じる。
成功したければ、自分の人生は自分で決め、自分で責任を背負い、自分の意志で歩むことが大切だ。この考え方が実践できれば、成功は向こうからやってくる。
人生の充実も仕事の成功も、すべては自分次第である。
例えば、成功者は常に良いことが起きる人ではなく、常に良い反応ができる人だ。
ここで失敗して良かった、今の苦労は将来開花する、この程度の損失で済んで良かった、仕事は減ったけど挑戦できる時間が増えた、病気になったけど命は助かった、など等。
失敗、苦労、損失、不調、病気などの悪いことが起きたとしても、常に前向きに反応できる人が“真の成功者”である。
私はたくさんの企業実態を見てきたが、直線的な右肩上がりで業績が拡大する会社は、この世に存在しない。
どんなに調子の良い会社であっても、停滞・下降の局面を打開しながら拡大傾向を維持している。
成功社長に関しても、挫折を乗り越えながら、あるいは、好不調を繰り返しながら、成功に至っている。
つまり、会社も経営者も、上がっては下がるの繰り返しで大成功に近づいているのだ。
人生も会社も、下がる局面に直面することは極めて当たり前のことで、大切なのは、その時に自分がどういう反応をするかだ。
その反応は主体的に自分で選ぶことができ、その反応次第で、その後の幸福が決まる。
現実を悲観・否定すれば、下がりっぱなしになる可能性が高い。
逆に、現実を楽観・肯定すれば、下がっては上がるのサイクルが着実に回り始める。
どんなに苦しくても、どんなに悪いことでも、希望の種が無くなることは決してない。前向きな主体性が成功を引き寄せることを忘れないでほしい。
全力で経営者様を支え、会社の繁栄を加速します!!!