経営判断の基準と指標はどこにあるのか?

中小企業の経営者を支える経営ノウハウ情報局

社長が持つべき経営判断の基準

社長が持つべき経営判断の基準

 

会社の経営成績は、経営者が下した「経営判断の連続」で形作られていく。

 

社長の経営判断が功を奏せば会社は一段と成長するし、社長が経営判断を誤れば会社は衰退の一途を辿る。

 

「社長の経営判断力」ほど、安定経営に直結する要素はない。

 

事実、経営判断の誤りが原因で倒産の危機に瀕する中小企業は少なくない。

 

社長の経営判断力を高めることは容易でなはい。

 

なぜなら、物事を判断する際の指標や基準ほど、複雑に絡まってるものはないからだ。

 

例えば、経営判断を正しく下すには、過去を振り返ることも必要だし、現状を正しく捉える必要もある。場合によっては、未来を見通す必要も出てくる。

 

過去・現在・未来という時間軸だけではない。

 

客観性や創造性、或いは、論理性や倫理観など等、正しい経営判断を支える指標や基準は数多にある。

 

経営判断力を高めるには、社長自身が然るべき判断基準(指標)を持つことが欠かせない。

 

早速、社長の経営判断力を高める方法と社長が身につけるべき経営判断の基準(指標)を紹介しよう。

 

 

社長の経営判断力を高める方法「創造性」

 

社長の創造性の優劣は、経営判断力の高低を決定づける。

 

なぜなら、高い創造性は、経営判断の根拠になり得る未来予測の精度を高めるからだ。

 

当然ながら、未来の変化を予測する根拠材料が多ければ多いほど、社長の経営判断力が高まる。

 

未来予測の範囲は広いが、ここでは、技術やテクノロジーの未来予測の秘訣をひとつ紹介したいと思う。

 

技術やテクノロジーの進化を予測することは難しくない。

 

時間軸は外れるかも知れないが、この技術は将来こうなるだろう、この分野に活用されるだろう、など等、技術の進化を予測することは、少しの創造力があれば思い描くことができる。

 

更に、未来の技術が「自分の会社にどのような影響を及ぼすのか」という境地まで予測すると、会社成長のヒントをたくさん見つけ出すことができる。

 

この境地まで予測することができれば、将来の経営課題の掘り起こし、或いは、市場や顧客の変化に合わせた商品開発などを事前に検討することができる。

 

つまり、将来の変化に翻弄されることなく、正しい経営判断のもと、将来に備えることができるのだ。

 

準備が万全に整っていれば、大きな変化が訪れたとしても、うまく順応できるであろうことは容易に想像できるだろう。

 

社長の創造力が高ければ高いほど、未来予測の精度が上がる。

 

未来の予測精度が上がれば、経営判断の根拠精度も上がるので、自ずと、社長の経営判断力が高まる。

 

未来を予測する高い創造力が、社長の経営判断力を高めるのだ。

 

 

社長が身につけるべき経営判断基準「客観性」

 

客観性ほど、経営判断の基準(指標)になり得る要素はない。

 

例えば、同じ世界にどっぷりつかっていると、過信や慣れで経営判断を誤る場合がある。

 

経験則上、人間が優秀であればあるほど過信や慣れが強固なものに仕上がり、経営判断の誤りの深刻度が一層増していく傾向にある。

 

過信や慣れに伴う経営判断の誤りの根本原因は「客観性」の欠落である。

 

「驕る平家は久しからず」

 

この言葉通り、権勢や権威、傲慢や慢心がもとで客観性を失った結果、経営判断を誤ることは良くあることだ。

 

このような状況下から脱するには客観性を基準にした経営判断を心掛けることが欠かせない。例えば、「現場目線」や「顧客目線」といった客観性である。

 

それぞれの客観基準について詳しく解説しよう。

 

 

経営判断基準「現場目線」

 

現場を無視した経営判断が功を奏すことは稀だ。例えば、現場を無視した改善が生産性を悪化させたり、収益性を悪化させたりというケースは珍しくない。

 

理論では答えが出ないことも現場を見ると答えが出ることがある。生産性を改善するための現場の仕事の苦労がどこにあるのか、利益に直結する改善点がどこにあるのか、現場の仕事をつぶさに観察すると思いがけないアイデアに遭遇するものだ。

 

現場目線という客観基準は、経営判断の誤りを防ぐ有効な指標である。

 

 

経営判断基準2「顧客目線」

 

顧客不在の論理は経営判断を誤る最たる例である。

 

顧客が目を輝かせる新商品や新サービスは何か?顧客の要望に応えるためにすべき改善は何か?顧客の満足度を上げるためにすべきことは何か?など等、企業を更に発展させるために、顧客目線で判断すべき事柄は挙げたらキリがないほどある。

 

顧客の立場に立って物事を観察すると新しい発見が生まれるものだ。

 

現場目線という客観基準も、経営判断の誤りを防ぐ有効な指標である。

 

 

経営判断基準や経営判断力を高める方法

この他にも経営判断基準に活用できる指標や経営判断力を高める方法は沢山ある。例えば、論理性、分析力、選別眼、経験値、倫理観、整合性、欲得排除、など等だ。

 

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