社長が持つべき経営判断の基準|正しい経営判断を支える根拠基準とは

社長が持つべき経営判断の基準|経営判断で重視すべき基準と指標を徹底解説

 

会社の経営成績は、経営者が下した「経営判断の連続」で形成される。

 

社長の経営判断が功を奏せば会社は一段と成長するし、社長が経営判断を誤れば会社は衰退の一途を辿る。

 

つまり、「社長の経営判断力」ほど、企業の盛衰を分かつ要素はないのだ。

 

この記事では、正しい経営判断を支える根拠基準と社長の経営判断力を高める方法について、詳しく解説する。

 

 

経営判断の根拠基準

 

経営判断の誤りが原因で衰退する中小企業は少なくないが、社長の経営判断力を高めることは容易でなはい。

 

なぜなら、物事を正しく判断するための根拠基準ほど、複雑なものはないからだ。

 

例えば、経営判断を正しく下すには、過去を振り返ることも必要だし、現状を正しく捉える必要もある。場合によっては、未来を見通す必要も出てくる。

 

過去・現在・未来という時間軸だけではない。

 

客観性や創造性、或いは、論理性や倫理観など等、正しい経営判断を支える根拠基準は数多にある。

 

経営判断力を高めるには、第一に正しい経営判断を支える根拠基準を明快にする必要がある。

 

 

客観性が経営判断の根拠基準になる

 

客観性ほど、経営判断の根拠基準になり得る要素はない。

 

同じ世界にどっぷりつかっていると、過信や慣れで経営判断を誤る場合があるが、過信や慣れに伴う経営判断の誤りの根本原因は「客観性」の欠落だ。

 

(経験則上、人間が優秀なほど過信や慣れが強固になり、経営判断の誤りの深刻度が増す傾向にある)

 

「驕る平家は久しからず」

 

この言葉通り、権勢や権威、傲慢や慢心がもとで客観性を失った結果、経営判断を誤ることは良くあることで、このような状況から脱するには客観性を基準にした経営判断を心掛けることが欠かせない。

 

また、衰退企業ほど経営の客観性が乏しく、自己流の経営判断がまかり通っている。

 

客観性を高める方法は様々あるが、なかでも重要な「現場目線」と「顧客目線」について詳しく解説する。

 

経営判断基準「現場目線」

 

現場を無視した経営判断が功を奏すことは稀で、現場を無視した改善が生産性を悪化させたり、収益性を悪化させたりというケースは珍しくない。

 

理論では答えが出ないことも現場を見ると答えが出ることがある。生産性を改善するための現場の仕事の苦労がどこにあるのか、利益に直結する改善点がどこにあるのか、現場の仕事をつぶさに観察すると思いがけないアイデアに遭遇するものだ。現場目線という客観性は、正しい経営判断に欠かせない根拠なのだ。

 

経営判断基準「顧客目線」

 

顧客不在の論理は経営判断を誤る最たる例だ。顧客が目を輝かせる新商品や新サービスは何か、顧客の要望に応えるためにすべき改善は何か、顧客満足度を上げるためにすべきことは何か、など等、企業を更に発展させるために顧客目線で判断すべき事柄はキリがないほどある。

 

顧客の立場に立って物事を観察すると何かしら新しい発見が生まれる。現場目線という客観性は、正しい経営判断に欠かせない根拠なのだ。

 

 

創造力が社長の経営判断力を高める

 

社長の創造力は、経営判断力の優劣を決定づける。

 

なぜなら、優れた創造力は、経営判断の根拠になり得る未来予測の精度を高めるからだ。

 

未来の変化を予測する根拠材料が多いほど社長の経営判断力が高まるが、この章では、技術やテクノロジーの未来予測の秘訣を解説する。

 

技術やテクノロジーの未来を予測することは難しくない。

 

時間軸は外れるかも知れないが、この技術は将来こうなるだろう、この分野に活用されるだろう、など等、技術の未来を予測することは、少しの創造力があれば思い描くことができる。

 

更に、未来の技術が「自分の会社にどのような影響を及ぼすのか」という境地まで予測すると、会社成長のヒントを沢山見つけることができる。

 

この境地まで予測することができれば、将来の経営課題の掘り起こし、或いは、市場や顧客の変化に合わせた商品開発などを事前に検討することができる。

 

つまり、優れた創造力が経営判断の根拠精度を高め、将来の変化に備えるための先手先手の経営判断を可能にするのだ。

 

準備が万全であれば変化が訪れた時にうまく順応できるし、社長の創造力が高いほど未来予測の精度が上がり、自ずと、経営判断の根拠精度と共に社長の経営判断力が高まる。

 

経営判断基準や経営判断力を高める要素

この他にも正しい経営判断を支える根拠基準や社長の経営判断力を高める要素は沢山ある。例えば、会社の数字、社員の声、経営者の論理性、分析力、選別眼、経験値、倫理観、整合性、欲得排除など等だ。

 

伊藤のワンポイント

経営者の判断が企業の明暗を分かちます。ですから、判断の根拠基準をしっかり持つことが大切です。根拠基準は、現場・顧客目線の他、会社の数字も必須です。事業活動の正否は必ず数字に表れるからです。そして、モラルのある判断を心掛けることも重要です。衰退する企業ほど経営判断の根拠基準が曖昧です。

 

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