赤ちゃんの笑顔をご覧になったことはあるだろうか?
どんなに心がざわついていたとしても、赤ちゃんの屈託のない笑顔を見ると一瞬で癒される。それほどに笑顔の力は偉大である。
この記事では、笑顔の力、並びに、会社の発展をけん引する社長の笑い方について、詳しく解説する。
どんなに心がざわついていたとしても、赤ちゃんの屈託のない笑顔を見ると一瞬で癒されるが、笑顔にはマイナスの感情を一瞬でプラスに変える偉大な力がある。
試しに、苦しい時ほどニコッと笑ってみてほしい。きっと、心が軽くなるはずだ。
わたし自身もよく実践しているし、経営サポート先の社長さんにも、社長は会社が苦しい時ほど笑顔を意識した方が良いですよと折にふれて言っている。
業績がしんどい時や面白くないことが起こった時に、社長が深刻な表情や険しい表情をしていたら、社員はどんな心境になるかお分かりだろうか?
社員は、一瞬でマイナスの感情に陥る。
心配や不安感といった盲心に苛まれ、どんどん活力が失われる。
社長についていくことの不安や不信感も高まり、信頼関係も低下する。
苦しい時ほど、社長がニコッと笑うことで、社員が救われ、会社が救われる。まさに、笑顔は誰でも自由に使える最良の道具である。
笑顔には副作用もある。
例えば、会社には好調な時期もあるが、こういう時は、笑顔よりも真顔が大切になる。
業績好調時は、とにかく調子に乗りやすくなる。商売なんか楽勝といった気持ちで社長がヘラヘラ笑っていると、その気持ちは簡単に社員に伝染してしまう。
こうなると、組織全体が顧客軽視や経営課題軽視の言動に陥りやすくなり、業績好調が一転して不調に陥ることが往々にしてある。
簡単に言えば、笑顔が元凶で組織が顧客に対する誠実さを失い、会社が腐るということだ。
業績好調の時ほど、笑顔よりも真顔重視で、とにかく、今の状況は顧客や関係者のお陰と、頭を垂れることが繁栄の秘訣になる。笑顔のさじ加減ひとつで、会社の盛衰が決まることもあるのだ。
笑顔のさじ加減は、売れているお笑い芸人さんが得意としている。
真顔のフリがうまいほど、話しのオチに対するお客の受けが良く、大きな笑顔が返ってくる。
わたしは、根っからの笑い上戸なので、笑いを取ることがなかなか苦手だ。だからこそ、お笑い芸人さんを尊敬しているし、心底凄いと思っている。
社長や実業家に転身するお笑い芸人さんが稀にいるが、案外、天職なのかなと思う時もある。
苦しい時ほどニコッと笑い、好調な時ほど笑顔のさじ加減を塩梅する。笑顔は人を幸せにする。ぜひ、実践してみてほしい。