経営の成功は情報が握っている

経営力を高める情報収集法

経営と情報|経営力を高める情報収集法

 

情報を制するものは、経済を制するといわれているが、情報の影響力は経済だけに留まらない。

 

権力、政治、戦争、そして会社経営に至るまで、情報の優劣如何で勝敗が決する領域は数多にある。

 

たとえ相手よりも能力が劣っていたとしても、情報の優劣如何で勝負に勝てることもある。

 

例えば、日露戦争はロシアよりも優位な情報を掴んだ日本が勝利したが、第二次世界大戦では、連合国よりも情報に劣った日本が敗北した。

 

また、情報先進国の英国では、情報交換を主としたクラブが数多にあった。

 

有益な情報を持っている人間はすんなりクラブに入会できたが、情報に乏しい人間はクラブに入会することもままならないケースもあったようだ。

 

多くの先進国では、メディアからは得られない有益な情報を、未だに人と人のコミュニケーションで入手するという文化が残っている。

 

大きなメディアほどスポンサーの支配下にあるので、当然と言えば当然だが、何れにしても、情報の価値というのは勝敗を決定づける大きな要素であることに変わりない。

 

情報の価値は、会社経営においても重要である。

 

例えば、利に敏感なユダヤ人や華僑のビジネスマン、或いは、江戸時代の大阪商人などは徹底して有益な情報を集め、相場支配を強めていた。

 

当然ながら、有益な情報をもとにした相場取引は経営として成り立つが、情報のない中での相場取引は、ただの賭博と何ら変わりはない。

 

ただの賭博なので、儲かるのは至難の業だろう。

 

経営と賭博、、、

 

情報の優劣ひとつで、会社経営の性格は全く異質なものになってしまう。

 

 

経営力を高める情報収集法とは?

 

経営者が会社経営で何か困ったことに直面した場合、その筋の専門家に相談を仰ぐのが普通だと思う。

 

法律問題であれば、弁護士さんや法務局へ、

 

税務問題であれば、税理士さんや税務署へ、

 

経営問題であれば、経営コンサルタントや中小企業庁へ、など等である。

 

近所のおじさんおばさんに意見を求める経営者はいないだろうし、テレビ等のメディアから入手した知識がそのまま通用すると思っている経営者はいないだろう。

 

情報が経営に与える影響の大きさを肌で感じている経営者であればあるほど、情報の扱いに敏感だ。また、情報武装を手助けしてくれるブレーンの活用法も上手である。

 

昨今は情報だけでなく、ビジネスや文化、世間や人間の価値観など等、会社経営を取り巻くあらゆる方面の多様化が進んでいる。

 

最早、単一的、或いは近視眼的な情報だけで的確な経営判断を下せるほど、単純な経営環境にはない。

 

このような経営環境において重要なことは、経営者自身が、フラットな気持ちで情報収集を行うこと、更には、その情報を的確に経営に活かす術を身につけることが大切なポイントになる。

 

 

会社経営に影響を与える情報とは?

 

中小企業の会社経営に大きな影響を与える情報は沢山あるが、中でも重要な情報を紹介しよう。

 

これから紹介する情報なくして、会社経営の成功はあり得ないといっても過言ではない。

 

 

会社の数字

 

会社の数字を無視した会社経営は何れ破綻する。

 

どんな売上があって、どんな経費がかかって、どの程度の利益が残っているのか?

 

常日頃から会社の数字の実態を把握していないと、損失の兆しを感知できないばかりか、的確な経営改善もままならない。

 

経営と数字は切っても切れない関係にある。

 

会社の数字ほど重要な情報はない。

 

 

会社の商品知識

 

会社の商品知識なくして、市場競争に生き残るのは至難の業である。

 

商品のどこに強みがあり、どこに弱みがあるのか?

 

常日頃から会社の商品を深く理解していないと、提供する価値を高めることも、市場で優位な立場をとることもままならない。

 

中小企業の場合、経営者自身が、商品のことを誰よりも理解していないと経営力が高まることはない。

 

なぜなら、トップダウン構造にある中小企業において、営業部隊、開発部隊、管理部隊の先頭に立つのが経営者自身だからだ。

 

会社の牽引者である経営者は、社内のだれよりも高いプロ意識を持ち、商品を深く理解しなければならないのだ。

 

 

会社の顧客が持っている情報

 

会社の顧客が持っている情報は、経営力を高める優れた情報源である。

 

顧客の喜びや不満を如何に感知し、如何に経営に活用するかで、会社の競争力は大きく変わる。

 

上場企業の中にも、社長自らが素性を隠して顧客と触れ合って、経営に活かせる情報を収集している会社がある。

 

☑自社と他社の差は何か?

 

☑自分の会社の優れた部分は何か?

 

☑自分の会社に不足しているものは何か?

 

世の中に溢れているあらゆる商品を様々な角度から見たうえで選択し、さらには身銭をきって、その会社の商品を購入している顧客は、その商品の良し悪しに関わる情報を最も熟知している人物でもある。

 

顧客からの意見や指摘は、会社を成長させる有益な情報と位置づけ、真摯に対応することが大切だ。

 

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