組織力は経営者の能力で決まる

中小企業の経営者を支える経営ノウハウ情報局

組織の問題は経営者ひとりで解決できる|組織の問題解消に不可欠な経営能力とは

組織の問題は経営者ひとりで解決できる|組織の問題解消に不可欠な経営能力とは

 

経営者にお会いして悩みを聞くと、組織(人事)の問題が最も多い気がする。

 

過去に再建に関わった中小企業も、例外なく、組織に何らの問題を抱えていた。

 

組織は、問題社員がひとりでも現れると、加速度的に弱体化していく。

 

例えば、会社に問題社員が現れ、組織の秩序を乱し始めると、ガン細胞のごとく様々な弊害が増殖し始め、やがて組織全体が蝕まれ、会社が衰退に傾いていく。

 

組織力と業績は比例関係にあるので、問題社員の存在は危険な衰退リスクになり、事実、倒産寸前の企業の大半に、問題社員の存在がある。

 

問題社員が現れる最大の原因は、社員と経営者との関係性にある。

 

社員と経営者の関係が良好であれば、問題社員が現れることは、そうそうなく、経営者が社員から尊敬されていれば、なおさらである。

 

たとえ問題社員が現れたとしても、会社の方針に従わないという理由で解雇すれば、すぐに問題が解決するし、そのことで社員の反発を受けることはない。

 

逆に、経営者の落ち度で、問題社員を生み出してしまうと、対処が厄介になる。

 

じつは、中小企業の組織の問題の殆どは経営者ひとりで解決できることが多い。その理由と、組織の問題を解決するために経営者がすべきことを、順を追って詳しく解説する。

 

 

 

組織の問題を解決するために経営者がすべきこと

 

問題社員を抑制し、組織の問題を解決するために経営者がすべきことは、経営者自身が「会社の数字」と「会社の強み」を深く理解する、ことである。

 

例えば、経営者が会社の数字と強みという基準を持っていれば、社長に対する尊敬の念が自然と生まれる。

 

また、経営者が会社の数字と強みを基準に掲げて、根拠ある経営采配を下していれば、社長に反発する社員が生まれにくくなる。  

 

会社の数字と強みを理解することが、なにゆえ組織の問題解決に役立つのかを事例を交えて、それぞれ詳しく解説する。

 

 

会社の数字を理解すると組織の問題が解消される

 

中小企業において、会社の数字を深く理解している社員は殆どいない。ましてや、数字を活用して経営目標を定めたり、経営改善を提案するような社員は皆無である。

 

また、大学の経済学部や商学部出身の人間であっても、財務諸表はそう簡単に読み解ける代物ではない。

 

従って、会社の数字を深く理解して、数字を根拠に経営を采配している経営者に対して、社員が反発することは稀だ。

 

数字は合理的なので、数字を根拠にした経営判断は、社員の反発を殆ど招かない。

 

社員の反発を招かないので、組織に問題が生じることもない。

 

(逆に経営者が根拠のない指示命令ばかりを繰り返していると、社員の反発を受け、組織力が低下してしまう)

 

経営者の会社の数字の理解が深まると、指示命令の説得力が高まり、組織の問題が解消されるので、ぜひ、理解を深めてほしいと思う。

 

 

会社の強みを理解すると組織の問題が解消される

 

中小企業において、会社の強みを深く理解している社員は殆どいない。ましてや、会社の強みを分析し、さらに強化するために経営改善を提案するような社員は皆無である。

 

また、多くの社員は、目の前の仕事(作業)に集中しているので、会社の強みまで頭が回っていないケースが多い。たとえ感覚的に分かっていても、言葉にして明確に伝えるレベルに達していない社員が殆どである。

 

じつは、会社の強みを基準とした指示命令は、社員の仕事の質とプライドを高める作用があるので、社員の反発を招きにくい特徴がある。

 

従って、会社の強みを理解して、強みを基準に経営を采配している経営者に対して、社員が反発することは稀だ。

 

当然ながら、社員の反発がなければ、組織に問題が生じることはない。

 

なお、中小企業経営者のなかには、現場の仕事(作業)は熟知していても、会社の強みを深く理解していない方が稀にいる。

 

会社の強みは中小企業が生存するうえで必要不可欠な要素である。

 

会社の強みがあるからこそ、競合他社や大企業と戦うことができる。

 

経営者の会社の強みの理解が深まると、組織の問題解消と共に、会社の成長発展が加速するので、ぜひ、理解を深めてほしいと思う。

 

 

経営者の確かな判断基準が組織の問題を解決する!!

 

経営者の判断基準が曖昧だと、行き当たりバッタリの会社経営に陥りやすくなり、社員の反発を招きやすい環境を生み出してしまう。

 

しかし、経営者が「会社の数字」と「会社の強み」というたった二つの基準を身につけるだけで、環境は一変する。

 

社員が納得する基準をベースに経営を采配していれば、自然と、「社長は我々社員とは違う尺度や目線で経営判断を下している。社長に従おう。」といった尊敬の念が自然と生まれる。

 

社長が社員から慕われている限り、組織の問題はそうそう起きない。

 

経営者の説得力ある会社経営が、組織の問題を解決する有効な手段に繋がるのだ。

 

また、確かな判断基準をベースに経営采配を繰り返すと、確かな経験値が蓄積されるので、経営者の判断力が一層高まる。

 

経営者の判断力が高まるほど、組織の統率力も高まるので、組織力の低下リスクはますます低くなる。

 

会社の数字と強みを理解することは、組織の問題を解決するために不可欠な、経営者の最低限の仕事といっても過言ではないのだ。

 

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