安定経営を実現する事業計画書

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中小企業の事業計画書の作り方

中小企業の事業計画書の作り方

 

事業計画書は会社の未来を決定づける重要なツールである。

 

なぜなら、事業計画書は会社の成長発展を効果的に後押しするからだ。

 

また、事業計画書は、銀行、投資家、ベンチャーキャピタルなど等からの資金調達の際にも重要な経営資料として活用できる。

 

当然ながら、精度の高い事業計画書は、会社の成長発展や円滑な資金調達に役立つ。

 

逆に、精度の低い事業計画書は、会社の衰退リスクが高める、或いは、資金調達に支障をきたす、といったマイナスリスクを生み出す元凶になってしまう。

 

従って、会社経営に活かす事業計画書作りは、高い精度で仕上げることが肝要になる。

 

なお、中小企業の事業計画書は、内部用と外部用で、その構成が変わる。

 

例えば、社内運用するために事業計画書を作成する場合は、主に損益計画だけで問題ない。

 

一方、銀行等から資金融資を受けるために外部に開示、或いは提出する場合は、損益計画だけでは物足りない。

 

外部に提示、或いは提出する場合の中小企業が作成すべき事業計画書の主な構成は下記の通りである。

 

事業計画書の主な構成

会社概要

目的(定款上)、目標(理念・ビジョン)、基本戦略、資本金、本社所在地、役員構成、主要商品或いは主要サービス、ポテンシャルバイヤー、セールスポイント、等々

事業計画概要

5ヵ年計画、損益計画、資金計画、資本計画、等々

市場について

市場の定義、市場の規模、市場の動向、市場の仕組み、市場セグメント、販売戦略、販売先リスト、等々

統計資料

世界動向、国内動向、業界動向、競合動向、等々

 

 

事業計画書の精度は損益計画で決まる!!

 

中小企業の事業計画書の優劣は、損益計画(予算計画)の精度で決まる。

 

例えば、精度の高い損益計画は、会社の安定経営を後押しするので、銀行等からの信頼が増し、融資を引っ張りやすい環境が整う。

 

逆に、精度の低い損益計画は、会社の業績悪化のリスクを高めるので、銀行等からの信頼が低下し、融資のハードルが高くなる。

 

損益計画の精度が事業計画書の優劣を決定し、更には、会社の成長と衰退を分かつといっても過言ではない。

 

なお、損益計画は、期待値が過度に混入していない、精度の高いものがベストである。

 

実績が損益計画から下振れすると、借金返済や資金繰りに窮したり、赤字経営に転落したり、最悪、会社が倒産したり、といった衰退リスクがついて回る。

 

衰退リスクを払しょくするには、実績と計画の差異が小さく済む精度の高い損益計画作りが欠かせない。

 

損益計画の精度を高め、実効性の高い事業計画書を作成する方法は簡単である。

 

業績の将来予測を可能にする「管理会計」を導入すればよいのだ。

 

管理会計を導入すると、経営が可視化され、高い精度で業績の将来予測ができるようになる。

 

つまり、管理会計が損益計画の精度と共に、事業計画書の実効性を高めるのだ。

 

 

実効性の高い事業計画書の作成ポイント

 

管理会計に馴染みのない経営者もいるかも知れない。

 

事実、中小企業の約8割に管理会計が導入されていないと云われている。

 

管理会計とは、会社の数字を、有益な情報に変換、管理、運用し、企業の経営力を高める会計手法のことである。

 

会社のあらゆる数字を活用して経営を可視化するので、効果的な経営管理や業績改善の手助けになる。

 

ちなみに、管理会計は難しいものではない。

 

例えば、売上に占める売上総利益(粗利)の構成比率である売上総利益率(粗利率)をモニタリングすることも立派な管理会計である。(更に詳しく知りたい方はサイト内検索で管理会計関連記事を参照してほしい)

 

 

管理会計は事業計画書作りに役立つツール

 

管理会計は、実効性の高い事業計画書作りに大いに役立つ。

 

なぜなら、管理会計の手法を用いて作成した損益計画は、事業計画書の実効性を飛躍的に高めるからだ。

 

また、管理会計を使いこなして損益計画を作成し、尚且つ、その計画を長期運用(実績モニタリング)すると、将来予測の精度が高まる。

 

当然ながら、将来予測の精度が高まると、結果として、事業計画書の実効性も高まる。

 

さらに、実績のモニタリングを継続すると、仮に計画と実績に差異が生じても、その都度、修正(補正)に対応することができるので、事業計画書の実効性を一定に保つことができる。

 

損益計画の作成、実績のモニタリング、計画差異の修正、など等はすべて管理会計の範疇である。

 

管理会計なくして、実効性の高い事業計画書の作成・運用は困難といっても過言ではない。

 

 

精度の高い事業計画書作りは損益計画にあり!!

 

最後に、実効性の高い事業計画書に欠かせない、精度の高い損益計画の作り方を解説したい。

 

損益計画は、事業計画書の土台を支える重要な資料である。

 

損益計画は、4つのステップを経て作成する方法が最も精度が高く、運用しやすい計画になる。

 

まず最初にすべきことは、前年実績をベースに計画を作成することである。

 

続いて、ベースの計画に、推定の売上成長率を加減し、更に、確度の高い加算要因と減算要因を加減していく。

 

「ベース予算」、「売上成長率」、「加算要因」、「減算要因」の4つのステップを経て作成された損益計画には、期待値が殆ど混入しない。

 

従って、実績とのかい離が小さく済む、実効性の高い事業計画書を支える精度の高い損益計画に仕上がる。

 

➡NEXT「中小企業に適した経営指標と経営分析手法」へ

 

 

 

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