事業を拡大するうえで、目標は絶対不可欠な要素である。
なぜなら、目標がなければ、事業拡大のために何をすべきかが曖昧になり、事業拡大に関わる全ての活動が行き当たりバッタリになるからだ。
この記事では、目標を掲げて事業を拡大する方法について、詳しく解説する。
目標を掲げて、現実と目標のギャップを捉ることができれば、目標達成に向けた活動が効率化され、事業拡大のスピードが加速する。つまり、目標は、事業拡大に絶対不可欠な要素になる。
事業の拡大スピードを加速する目標設定の方法は「目標を立てる」、「目標を細分化する」、「目標達成の計画と実行を同時に進める」の3つのステップが重要になる。それぞれの方法とステップについて、詳しく解説する。
事業を拡大するうえでの最初のステップは「目標を立てる」ことだ。目標は中小企業であっても大きく掲げ、できれば特定地域や特定のカテゴリーでナンバーワン(或いはオンリーワン)を目指す目標を設定すると良い。目標には数字と期日(2年以内)を掲げ、目標必達の執念を持つことも忘れてはならない。
事業を拡大するうえでの次なるステップは「目標を細分化」することだ。例えば、月単位や週単位、更には、日単位にまで目標を細分化すると、目標達成のための実行プランがより具体的に仕上がる。当然ながら、目標が細分化されるほど、事業の拡大スピードが加速する。
事業を拡大するうえでの最後のステップは「目標達成の計画と実行を同時に進める」することだ。ライバル企業に負けないスピードで事業を拡大するには、計画作りもさることながら、いかに素早く実行に移行するかが重要になる。また、目標達成のための実行プランはひとつに固執するのではなく、複数プランを同時進行させた方が、事業拡大のスピードが一段と加速する。
なぜ、目標設定が事業拡大を加速させるのか?
その答えは簡単である。目標を設定すれば、現状と目標のギャップが浮き彫りになり、やるべきことが明確になるからだ。
また、明確な目標は組織の力を一点に集中させる効果があるので、事業拡大のスピードを加速する効果もある。
前章で解説した目標設定3つのステップに則り事業活動を推進すれば、目標から逸脱した活動が少なくなり、事業拡大の道筋が必ず見えてくる。
事業拡大の成功は目標の進捗・検証が肝になるので、事業拡大のための活動結果を、絶えず検証することを忘れてはならない。
なぜなら、活動の正否を正すことなく闇雲に動いていては、事業が拡大するどころか、衰退まっしぐらということもあり得るからだ。
計画を実行し、結果を検証して計画を修正し、また実行する、このサイクルが速いほど活動の精度が増し、事業拡大のスピードが加速する。
業績拡大にとん挫し、業績の伸び悩みに苦しんでいる中小企業は少なくないが、大概は目標がないか、目標達成の活動検証が不十分かのどちらかである。
事業拡大のための目標設定が出来ているか否か、事業拡大のための活動結果を十分検証しているか否か、一度、点検してみてほしい。
目標は事業拡大に不可欠です。なぜなら、物事の成果は目標に対して動くことで初めて生まれるからです。目標は行動を明快にし、組織の力を最大化する効果があります。目標に期日を設けて、果敢にチャレンジする姿勢が事業拡大のスピードを加速します。また、目標達成のための活動の検証を絶対に忘れないでください。