会社を永遠に成長させる方法|中小企業の持続的成長の秘訣

会社を永遠に成長させる方法|中小企業の持続的成長の秘訣

 

会社を永遠に成長させる方法は二つある。

 

一つは「黒字経営」、もう一つは「利益拡大」だ。どちらか一方が欠けると会社は成長せず、二つの条件を満たすことで、はじめて会社の成長サイクルが正常に回り始める。

 

この記事では、会社を永遠に成長させる方法について、詳しく解説する。

 

 

中小企業の持続的成長の秘訣

 

中小企業の黒字経営と利益拡大を持続させる秘訣は難しくない。

 

安定経営の基本原則と会社の数字をしっかり理解した上で、絶えず小さな赤字リスクを摘み取り続けることだ。

 

赤字経営のリスクは会社の成長を阻害する。

 

例えば、どんなに小さな赤字リスクであっても、見逃し続ければ会社の成長を阻害する大きな経営課題となって表面化する。

 

そして、赤字リスクは、放置するほど会社経営に大きな打撃を与えるリスクに成長する。

 

資本力が乏しい中小企業が黒字経営と利益拡大を持続するには、赤字経営のリスク排除が絶対条件になる。

 

【関連記事】赤字経営のメリットと赤字脱却の方法を徹底解説

 

 

会社の成長を阻害する赤字経営のリスク

 

会社の成長を阻害する赤字リスクは、必ず会社の数字に表れる。

 

なぜなら、会社の数字には、事業活動の結果が全て表れるからだ。

 

例えば、売上減少、原価上昇、利益減少などの数字の変化は、すべて会社の成長を阻害する赤字リスクに該当する。

 

このようなリスクを会社の数字から察知するには、月次決算書(貸借対照表と損益計算書)を適正に作成し、更に、その月次決算書を正しく分析することが欠かせない。

 

当然ながら、月次決算書の作成や分析がいい加減では、会社の成長を阻害する赤字リスクを発見することはできない。

 

赤字リスクを放置すれば黒字経営の破たんリスクが高まり、会社の成長どころか、衰退まっしぐらである。

 

【関連記事】月次決算書とは|読み方・分析・いつまでに仕上げる

 

 

会社の成長を支える月次決算書の重要性

 

月次決算書は、会社の成長に欠かせない重要ツールだ。

 

なぜなら、月次決算書は正しい経営判断を支える根拠資料になり得るからだ。

 

数字に苦手意識を持っている中小企業経営者はじつに多く、貸借対照表と損益計算書の両方をしっかり読み解ける経営者は稀だ。

 

貸借対照表が読み解ける経営者は10%程度、損益計算書は割かし馴染みのある経営者も多いと思うが、本業の利益を示す営業利益までしっかり把握できている経営者は50%にも満たないのではないかと思う。

 

損益計算書は営業利益まで把握しなければ、正しい会社の数字が掴めない。

 

そして、損益計算書のみならず、貸借対照表の内容も理解しないと、会社の数字を正しく捉えることは不可能だ。

 

数字を無視した経営では、成長できないだけならまだしも、失敗しか道がないという状況に陥ることもあり得る。

 

ちなみに、わたしが過去に調査に入った経営危機に瀕した中小企業の経営者は、貸借対照表はもちろん、損益計算書も十分に理解していなかった。

 

勘や経験に頼った行き当たりバッタリの会社経営はいつか行き詰る。成長にも限界が生じるし、経営判断を誤るリスクも格段に高まる。

 

会社を成長させるためには、最低限、月次決算書を理解しなければならないのだ。

 

 

月次決算書をベースに会社を成長させる方法

 

月次決算書をベースに会社を成長させるには、第一に、月次決算書を正しく読み解くことが大切になる。

 

月次決算書は、チェックポイントを絞り込んで、ひたすら読み解く練習を繰り返すだけ正しく読み解けるようになる。

 

「一日が十日、十日が百日、百日が一生」、というように、何事も習慣づけて練習すれば、いつしかスゴイ能力が身につくものだ。

 

例えば、貸借対照表は2つのチェックポイント(下表参照)を重点的に読み解くことで理解が深まり、数ヵ月で会社の資産状況が感覚的に分かるようになる。

 

増加傾向

減少傾向

①現金・預金の残高

資金繰りが楽

資金繰りが苦しい

②純資産の残高

黒字経営が維持できている

赤字経営の可能性がある

万が一、残高がマイナスになると倒産状態に陥る

※増減の算式=当月残高-前月残高

 

損益計算書は5つのチェックポイント(下表参照)を重点的に読み解くことで理解が深まり、貸借対照表同様、数ヵ月で会社の損益状況が分かるようになる。

 

①売上

貸方

事業収入

②売上原価

借方

売上に連動する原価支出(仕入、製造原価等々)

③売上総利益

貸方

売上-売上原価

④販売管理費

借方

売上に連動する経費支出(販売活動に伴う営業経費)

⑤営業利益

貸方

売上総利益-販売管理費

プラス  : 黒字経営

マイナス: 赤字経営 →放置すると倒産に近づく

 

会社の数字が分かると、会社が成長する

 

会社の数字の理解が深まると、会社経営は明快になる。

 

明確な数字目標を掲げて会社を成長させることも可能になるし、売上減少といった赤字リスクを事前に捉えて、成長を阻害する課題を適宜解消することもできる。

 

当然ながら、経営者の数字の理解が不十分だと、赤字経営のリスクを摘み取ることも、効果的に会社を成長させることも難しくなる。

 

会社の数字を無視した会社経営は危険だ。

 

中小企業経営者は、会社を一段と成長させるための最低限の務めとして、月次決算書を理解しなければならない。

 

黒字経営を持続し、利益を拡大している限りは、会社は永遠に成長する。つまり、黒字経営と利益拡大を常に意識した会社経営が、会社成長の基本原則なのだ。

 

伊藤のワンポイント

経営とは、企業の永続性を確立する事であり、その実現こそが経営者の本来の仕事です。その為の最低ラインは、月次決算の内容を把握し、常に黒字経営と利益拡大を意識することです。この意識が強まると経営課題が明確になり、衰退を予見し先手を打つ会社経営ができるようになります。

 

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