中小企業の持続的成長の秘訣

中小企業の経営者を支える経営ノウハウ情報局

会社を永遠に成長させる方法

会社を永遠に成長させる方法

 

会社を永遠に成長させる方法は、ふたつある。

 

ひとつは「黒字経営の持続」、もう一つは「利益拡大」である。

 

どちらか一方が欠けると、会社は成長しない。黒字経営と利益拡大の両方が実現できて、はじめて会社の成長サイクルが正常に回り始める。

 

中小企業の黒字経営を持続させる秘訣は難しくない。

 

会社経営の基本原則と会社の数字をしっかり理解し、尚且つ、日頃から小さな赤字経営のリスクを摘み取り続けている限り、黒字経営が破たんすることはない。

 

赤字経営のリスクは会社の成長を阻害する障害になる。

 

例えば、どんなに小さな赤字経営のリスクであっても、見逃し続ければ会社の成長を阻害する経営課題となって表面化する。

 

場合によっては、会社経営に大きな打撃を与えるリスクに繋がる場合もある。

 

資本力が乏しい中小企業にとって赤字経営のリスク排除は、黒字経営の持続に不可欠な活動といっても過言ではないのだ。

 

会社の成長を阻害する赤字経営のリスクは、必ず会社の数字に表れる。

 

なぜなら、会社の数字には、事業活動の結果が全て表れるからだ。

 

例えば、「売上減少」、「原価上昇」、「利益減少」などの数字の変化は、すべて会社の成長を阻害する赤字経営のリスクに該当するものだ。

 

このようなリスクを会社の数字から察知するには、月次決算書(貸借対照表と損益計算書)を適正に作成し、更に、その月次決算書を正しく読み解くことが不可欠になってくる。

 

当然ながら、月次決算書の作成、或いは、読み取りがいい加減では、会社の成長を阻害する赤字経営のリスクを発見することはできない。

 

リスクを放置していれば、黒字経営は早晩に破たんするだろう。

 

会社の成長どころか、衰退まっしぐらである。

 

 

会社の成長を支える月次決算書の重要性とは

 

会社の成長に、月次決算書は欠かせないアイテムである。

 

しかしながら、数字に苦手意識を持っている中小企業経営者は少なくない。

 

恐らく、貸借対照表と損益計算書の両方が読み解ける経営者は稀ではないかと思う。

 

貸借対照表が読み解ける経営者は10%程度、損益計算書は割かし馴染みのある経営者も多いと思うが、本業の利益を示す営業利益までしっかり把握できている経営者は50%にも満たないのではないかと思う。

 

損益計算書は営業利益まで把握しなければ、正しい会社の数字が掴めない。

 

そして、損益計算書のみならず、貸借対照表の内容も理解しないと、会社の数字を正しく捉えることは不可能だ。

 

会社の数字を無視した経営では、成長できないだけならまだしも、失敗しか道がないという状況に陥ることもあり得る。

 

ちなみに、わたしが過去に調査に入った倒産の危機に瀕した中小企業の経営者は、貸借対照表はもちろん、損益計算書も十分に理解していなかった。

 

勘や経験に頼った行き当たりバッタリの会社経営はいつか行き詰る。

 

成長にも限界が生じるし、経営判断を誤るリスクも格段に高まる。

 

会社を成長させるためには、最低限、月次決算書を理解しなければならないのだ。

 

 

月次決算書を読み解いて事業を継続させるコツ

 

月次決算書を読み解くコツは難しくない。

 

チェックポイントを絞り込んで、ひたすら読み解く練習を続けるだけでよい。

 

「一日が十日、十日が百日、百日が一生」、というように、何事も習慣づけて練習すれば、いつしかスゴイ能力が身につくものだ。

 

例えば、貸借対照表は、下表の2点にチェックポイントを絞りこんで読み解く練習を始めると理解が深まる。数カ月もすれば、会社の資産状況が感覚的に分かるようになってくるはずだ。

 

 

増加傾向

減少傾向

現金・預金の残高

資金繰りが楽

資金繰りが苦しい

純資産の残高

黒字経営が維持できている

赤字経営の可能性がある

万が一、残高がマイナスになると倒産状態に陥る

※増減の算式=当月残高-前月残高

 

 

損益計算書は、最低でも営業利益まで読み解いて、会社全体の業績状況を把握する必要がある。

売上

貸方

事業収入

売上原価

借方

売上に連動する原価支出(仕入、製造原価等々)

売上総利益

貸方

売上-売上原価

販売管理費

借方

売上に連動する経費支出(販売活動に伴う営業経費)

営業利益

 

貸方

売上総利益-販売管理費

 

プラス  : 黒字経営

 

マイナス: 赤字経営 → 連続すると倒産に近づく

 

貸借対照表同様、損益計算書も読み解く練習を継続すると、会社の損益状況が感覚的に分かるようになってくる。

 

会社の数字の理解が深まると、会社経営は明快になる。

 

明確な数字目標を掲げて会社を成長させることも可能になるし、売上減少といった赤字経営のリスクを事前に捉えて対策を講ずることもできるようになる。

 

当然ながら、経営者の数字の理解が不十分だと、赤字経営のリスクを摘み取ることも、効果的に会社を成長させることも難しくなる。

 

会社の数字を無視した会社経営は危険である。

 

中小企業経営者は、会社を一段と成長させるための最低限の務めとして、月次決算書を理解しなければならない。

 

黒字経営を持続し、利益を拡大している限りは、会社は永遠に成長する。

 

つまり、黒字経営と利益拡大を常に意識した会社経営の実現が、会社成長の秘訣になるのだ。

 

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