借金で経営に失敗しない法則|借金経営のメリットとデメリットを徹底解説

借金で経営に失敗しない法則

 

他人からお金を借りることを「借金」という。

 

借金を元手にすれば、自分の財布の中身を減らすことなく、商売を始めることができる。

 

この記事では、借金で経営に失敗しない法則、並びに、借金経営のメリットとデメリットについて、詳しく解説する。

 

 

上手な借金経営の仕方

 

借金を元手にすれば、自己資金0円から大儲けすることもできる。

 

例えば、お金を100万円借りて、100万円分の商品を仕入れて、その商品を300万円で完売した場合、100万円の借金を返しても、手元に100万円の儲けが残る。

 

この儲けを元手にさらに商品を仕入れて販売すれば、儲けはみるみる大きくなるわけだが、無から有を生み出す、或いは、レバレッジという概念すら打ち消すのが、もっとも上手な借金経営の仕方になる。

 

ちなみに、レバレッジ(Leverage)はテコ(Lever)から作られた言葉で、小さい力で大きな重さを動かすテコの原理と同じく、少ない自己資金で大きな投資資金を動かす意味がある。

 

自己資金が少なく投資資金が大きければレバレッジが効いているという表現をするが、もしも、冒頭の事例のように、自己資金ゼロで投資資金を動かすことができればレバレッジという概念すらなくなってしまう。

 

上手な借金経営には、会社の資金効率を高め、企業成長のスピードを加速するメリットがある。よく、借金経営と無借金経営の賛否が論じられるが、借金経営=悪という公式は決して当てはまらないのだ。

 

 

借金経営の副作用は?

 

中小企業が借金を元手に、無から有を生み出す投資戦略を推し進めて会社を成長させることは、決して悪いことではない。

 

事実、借金経営を上手にコントロールして、大きな儲けを生み出している会社は数多にある。但し、借金は他人のお金なので、返済する義務を背負っている事実を忘れてはならない。

 

例えば、お金を100万円借りて、100万円分の商品を仕入れて、300万円で販売しようと思っても、その商品が一生売れなかったら、手元に残るのは「100万円を返す義務」のみになる。

 

また、借りたお金には利息が付くので、借りたお金以上に返すお金の方が大きくなるという借金の性質も忘れてはならない。

 

無から有を生み出すのも借金なら、無からマイナスを生み出すのも借金なのだ。

 

☑素人分野の新規事業を借金で賄う経営者

 

☑利益を生み出さない贅沢品を借金で購入する経営者

 

☑運転資金を借り入れたとたんに経営改善の手を緩めてしまう経営者

 

など等は「無からマイナスを生み出す借金」になる可能性が極めて高いので注意してほしい。

 

 

失敗しない借金経営の秘訣とは?

 

借金経営で失敗しないためには、常に、「借りたお金以上に儲ける」ことを強く意識することが大切だ。

 

当然ながら、借りたお金+金利以上の儲けを出すことができなければ、借金を返すお金(返済原資)が目減りするので、何れ借金経営が破たんする。

 

借金経営の破たんを防ぐには、

 

☑利益を生み出す投資先か?

 

☑投資収益の計画は万全か?

 

☑返済余力は万全か?

 

など等、念には念を入れた、緻密な借金の投資計画が重要になる。

 

商品開発しかり、多角化しかり、設備投資しかり、借金経営で失敗する原因の殆どは「投資計画の甘さ(ツメの甘さ)」にある。

 

借金経営は、万全な計画を持って、計画以上の儲けを出すぐらいの意気込みで経営を采配するくらいが丁度良い。また、適正な借入限度額を超過した借金も危険なので、くれぐれも注意してほしい。

 

 

適正な借入限度額は計算できるのか?

 

中小企業が借金経営で失敗しないためには、適正な借入限度額のモニタリングが欠かせない。(借入限度額は当サイト内の「借入限度額の計算方法と適正水準」で解説している)

 

なぜなら、資本力に乏しく資金調達の手段に限りのある中小企業が、借入限度額を考えずに闇雲に借入を重ねると、返済苦に陥るリスクが高まるからだ。

 

中小企業の適正な借入限度額は、その時々の経営状態によって変わってくる。

 

借入限度額のモニタリングができていれば、借入を増やして成長投資拡大、或いは、借入を停止して返済優先の経営改革断行、など等、先手先手の経営采配を揮うことが可能になるので、借金経営の失敗リスクが低くなる。

 

伊藤のワンポイント

借金経営は悪い事ではありません。資金効率も投資効率も上がりますので、借金ありきの投資が成功すれば加速度的に会社が成長します。大切なのは、借金経営の失敗リスクをしっかり認識し、万全を期すことです。ここが甘くなると借金経営に失敗します。ちなみに、多少の借金は常に抱えていた方が良いです。

 

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