安定経営の秘訣は儲かる仕組みにある

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儲かる仕組みの作り方

儲かる仕組みの作り方

 

会社経営の目的は利益最大化にあるので、儲かる仕組みの構築は会社の存続に欠かせない取り組みである。

 

利益最大化のコツは、儲かる仕組みを積極構築し、儲からない仕組みを徹底排除するところにある。

 

儲かる仕組みと儲からない仕組みの判別ポイントは難しくない。

 

例えば、

 

☑売れば売るほど利益とお金が増えていく

 

☑売上が一定でも利益やお金が増えていく

 

といった現象は、儲かる仕組みがうまく機能していることを表している。

 

逆に、

 

☑売れば売るほど利益とお金が減っている

 

☑売上が一定なのに利益とお金が減っている

 

といった現象は、儲からない仕組みが定着していることを表している。

 

当然ながら、儲からない仕組みをいつまでも放置しておくと、会社経営は破たんしてしまう。

 

儲からない仕組みは、時間が経てば経つほど、儲かる仕組みに転換することが難しくなるので、儲からない仕組みを発見した場合は、待ったなしで改善しなければならない。

 

また、利益増加、或いは、現金増加、といった具体的実感がなければ、儲かる仕組みが機能しているとは言えない。

 

売上が増加しているいる一方で利益が減少していることは良くあることだ。

 

企業の生存を保証する要素は「利益であり、現金」である。

 

儲かる仕組みの判断基準は「利益と現金」に置かなければならない。

 

つまり、利益と現金の増加を意識した会社経営なくして、儲かる仕組みは作れないのだ。

 

 

会社が儲かる仕組みとは?

 

儲かる仕組みの作り方は簡単である。

 

絶対目標に「利益」を掲げると、割かし短期間で儲かる仕組みが作れる。

 

儲かる仕組みを作るうえで活用できる、おススメの利益目標を二つ紹介しよう。

 

ひとつは「売上総利益率(粗利率)」、もう一つは「売上総利益高営業利益率(粗利高営業利益率)」である。

 

いづれもすべての中小企業で活用できる利益指標である。

 

それぞれの計算式は下記の通りである。

売上総利益率(粗利率)=(売上総利益÷売上)×100

 

売上総利益高営業利益率(粗利高営業利益率)=(営業利益÷売上総利益)×100

 

売上総利益率(粗利率)は、業種業態によって目標水準に差があるが、1%でも高くすることが目標基準になる。

 

売上総利益高営業利益率(粗利高営業利益率)は、業種業態に関係なく、20%が目標基準になる。

 

下のグラフは、わたしが経営指導した中小企業の目標と実績の差を表したものだ。

 

まずは、経営指導に入る1年前の実績である。

 

 

ご覧の通り、売上総利益率(粗利率)と売上総利益高営業利益率(粗利高営業利益率)のふたつの利益目標があるべき姿(目標)に達していないことが分かると思う。

 

続いて、経営指導に入って1年後の実績である。

 

 

ご覧の通り、売上総利益率(粗利率)と売上総利益高営業利益率(粗利高営業利益率)を改善した結果、現金水準と支払能力を示す当座比率が飛躍的に改善したことが分かると思う。

 

このように、絶対的な利益目標を目指して事業を再構築すると、短期間で儲かる仕組みを作ることができる。

 

また、一つひとつの商品、一つひとつの取引先、一つひとつの事業の損益を詳細分析して、儲からない仕組みを徹底的に排除することも、儲かる仕組みを作る効果的な方法である。

 

※ 売上総利益高営業利益率が20%であっても営業利益金額が小さいと安定経営の確保が困難な場合がある。従って、売上と営業利益金額を常に拡大するという目標も決して忘れてはいけない。

 

 

儲かる仕組みは至るところにある

 

会社経営をするうえで「仕組み」ほど、重要なものはない。

 

なぜなら、経営活動の仕組みの優劣で、会社の儲かり具合が決まるからだ。

 

例えば、儲かる仕組みに繋がる、主な経営活動の例を挙げてみる。

 

☑挨拶の仕組み=サービスのキープ

 

☑営業活動の仕組み=売上のキープ

 

☑Wチェックの仕組み=品質のキープ

 

☑社員教育の仕組み=マンパワーの向上

 

☑経営管理の仕組み=経営バランスのキープ

 

仕組みができている会社とそうでない会社の儲かりには、大きな差が生じる。

 

当然ながら、儲かる仕組みに繋がる様々な経営活動が仕組み化できている会社は、高いレベルで儲かる仕組みをキープすることが可能になる。

 

一方、もろもろの経営活動が仕組み化できていない中小企業はどうなるだろうか?

 

すべての経営活動が場当たり的な行動になってしまい、高いレベルで儲かる仕組みがキープできないことは容易に想像できるだろう。

 

仕組み化を端的に表現すると「型にはめる」ということだ。

 

型には、不揃いの集団の力を均一に整えて、一定のレベルに引き上げる効果がある。

 

例えば、洋菓子を作る際に型(型・レシピ・手順書など等)があれば、熟練者も未熟者も能力に関係なく、一定レベルの品質の洋菓子を作ることが可能になる。

 

会社経営も同じである。

 

如何に良い型を作り上げるかが、儲かる仕組みを作る秘訣になるのだ。

 

また、基本の型がなければ「型なし人間」ばかりの組織になってしまうが、基本の型があれば、「型破り」な有能な人材をたくさん輩出することができる。

 

会社の儲かりも人材育成も、「型」、つまり、仕組みがカギを握っているのだ。

 

仕組み化は「日常化」と言い換えることもできる。

 

新しい仕組みを導入する際は、組織に多少のストレスを与えてしまうかも知れないが、一度、仕組みが日常化してしまえば、過度なストレスなく、良い結果だけが生み出されるようになる。

 

仕組みが誤っていれば元に戻せば良いだけのことだ。

 

挑戦と創意工夫なくして、儲かる仕組みは作れない。

 

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