経営コンサルの活用ノウハウ2|コンサル効果を高める時間活用術

経営コンサルの活用ノウハウ2|コンサル効果を高める時間活用術

 

経営コンサルタントを活用するうえで注意すべき点は「時間を上手に活用」することである。

 

経営者が経営コンサルタントと向き合う時間を上手に作らないと、コンサル指導が失敗に終わるからだ。

 

経営コンサルタントを活用するということは、経営者が本腰を入れて会社経営(企業の永続性の確立)に取り組むという姿勢の表れでもある。

 

成功を掴むために経営コンサルタントを活用することはとても良い決断だが、経営者が経営コンサルと向き合う時間を十分に作らなければ、コンサルの能力を最大限に活用することはできず、更には、経営者自身の成長にも繋がらない。

 

中小企業においては、経営者の成長が会社の成長に直結する。

 

従って、経営者が十分な時間を確保した上で、マンツーマンで経営コンサルタントの指導を受けるのが最も効果的であり、部下(代理人)に任せるようでは経営コンサルの指導効果は上がらない。

 

「中小企業は経営者が成長すれば会社も成長する」

 

経営者はこのことを肝に命じ、経営コンサルと真剣に向き合うことが大切なのだ。

 

 

経営コンサルの活用効果を上げる時間活用術とは?

 

経営者が、経営コンサルタントと真剣に対峙するには相応の時間が必要になるが、経営者は、そのための時間を意識的に作らなければならない。

 

経営者が現場の仕事よりも経営のことを考える時間を増やすほど、会社の業績が上がるというのが私の持論だ。

 

経営コンサルタントからの指導時間だけでなく、指導内容を反復し、経営改善の具体策を考える時間が極めて重要で、一般的には経営コンサルタントからの指導時間の2倍の時間を反復(復習)作業に充てると、内容理解が一層深まり、経営者の能力が一段と向上する。

 

会社経営のアイデアは、考えるほど良いアイデアが出てくるものだ。

 

新たに生まれたアイデアを経営コンサルに提案すれば、会社の成長を加速する素晴らしいアイデアに変貌することもある。また、日夜、真剣に会社経営と向き合っている経営者に対しては、経営コンサル側も報酬以上の仕事を提供しようと躍起になる。

 

当然ながら、双方に良い協力関係が生まれると、会社はどんどん良くなる。

 

逆に、経営コンサルとの時間を十分に作らない経営者は、経営コンサルとの意思疎通が一方通行になり、コンサルの活用効果が中途半端になるので、くれぐれも注意してほしい。