起業した事業を軌道に乗せて、更に安定成長の基盤を整えるには売上の拡大が欠かせない。
売上がなければ事業は成立せず、更に、成長投資の原資もままならなくなるため、売上拡大を推進するマーケティングが起業後の盛衰を決定付ける。
この記事では、売上拡大の方法として有効な起業・マーケティング・シェア拡大の3つの基本戦略について、詳しく解説する。
一つ目の売上拡大の方法は「変化に対応する」ことである。
事業を取り巻く環境が変化すると、既存の商売が通用しなくなること、或いは、事業価値が陳腐化することは良くあることである。
こうした変化を小さな内に捉えて、しっかり対応し、顧客サービスを進化(フィット)させることが、顧客に選ばれる存在になる基本原則であり、売上拡大の最初のステップになる。
顧客の嗜好や求める要望は常に変わり、ライバルは常に存在する。変化が止むことはないので、常に変化に目を配り、謙虚に対応する経営姿勢が売上を拡大する確かな方法になる。
二つ目の売上拡大の方法は「変化し続ける」ことである。
モノを売るのは難しいが、モノを売り続けることはもっと難しい。持続的な売上拡大を実現するには、変化し続けて、顧客に選ばれ続ける存在になることが欠かせない。
売上を拡大するための変化の方法は無限にある。今ある商品を新しいお客様に売る。今いるお客様に新しい商品を売ることも変化である。変化すれば、新しい売上が確実に増える。
また、提供サービスの付加価値を高めるために、一切の満足することなく、謙虚に上を目指す改善活動を定着させることも売上拡大の必須条件になる。
三つ目の売上拡大の方法は「目の前の顧客に尽くす」ことである。
たった一人のお客様であっても感謝し、心からお尽くしする。こうした経営姿勢は、顧客との信頼関係を厚くする。
信頼は新しい売上を生み出す無形資産になるので、どんな時も前向きに、苦しい時ほどニコッと笑い、目の前のお客様に尽くすことが売上を拡大する確かな方法になる。
目の前の顧客から目を背ける、或いは、目の前の顧客をないがしろにすると、途端に顧客の信頼を失い、売上が下がるので、いつ何時も全力で顧客に尽くす経営姿勢が売上拡大の絶対条件といっても過言ではない。