流行に負けない強いビジネスの作り方|流行に左右されないビジネスモデル

流行に負けない強いビジネスの作り方

 

流行に乗ったビジネスほど、怖いものはない。

 

なぜなら、流行はビジネスの規模拡大を加速する一方で、ビジネスの寿命を短くする危険な副作用があるからだ。

 

この記事では、流行に負けない強いビジネスの作り方について、詳しく解説する。

 

 

流行に乗ったビジネスは危険

 

流行に乗ったビジネスの寿命は、じつに短い

 

例えば、流行に乗ったお店の行列が1年以上も続くことは稀だ。たいていは、行列が数カ月で消え、1年後には閑古鳥といったケースが殆どである。

 

或いは、流行に乗って一時は店頭から姿を消した食品や雑貨が、数カ月後には在庫の山になる状況も珍しくない。

 

このように、流行は、瞬間的にビジネスを拡大させる効果があるが、長期的にみると無残な結果に終わるケースが圧倒的に多い。

 

つまり、流行に乗る努力よりも、流行に乗らない努力を継続した方が、商品やサービスの販売寿命が延びるということだ。

 

 

流行に負けるビジネスの根本原因

 

流行に負けるビジネスの根本要因は、次の3つが考えられる。

 

ひとつは「流行の拡散スピードが速い」、ふたつ目は「情報ターゲットのミスマッチ」、三つ目は「ビジネスの完成度が低い」である。

 

流行の拡散スピードは、ネット社会の進化と共に加速しているが、流行の拡散スピードが加速すると世間に対する流行情報の露出頻度が極端に増えるため、比較的短期間で世間から飽きられてしまい、流行が終息する。

 

流行で行列を作ったお店が早々に閑古鳥になるケースは、流行の拡散スピードが加速しすぎたことが大きな原因だ。

 

情報ターゲットのミスマッチは、ビジネス本来のターゲット顧客以外の顧客に流行情報が流れてしまう現象だ。流行によって一見客が増えた結果、常連客を失うケースは、情報ターゲットのミスマッチが大きな原因である。

 

ビジネスの完成度は、流行の効果を大きく左右する。例えば、ビジネスの完成度が低いと、流行で押し寄せた顧客の期待に応えることができず、結果としてリピーターが定着せず、短期間でビジネスが衰退する。

 

せっかく流行に乗ったビジネスが短期間で失敗に終わるケースは、以上3つの原因に端を発していることが殆どだ。

 

 

流行を本物のビジネスに変える基本戦略

 

大企業のようにテレビCM等の広告展開を継続的に展開できない中小企業にとって、流行ほど怖いものはない。

 

万が一、コントロール不能な流行を生み出してしまうと、あっさりビジネスが破綻することもあり得る。

 

流行に負けない強いビジネスを作る方法は一つしかない。それは、流行を本物のビジネスに変える基本戦略を展開することだ。

 

流行を本物のビジネスに変える基本戦略は、流行に負けるビジネスの根本要因である「流行の拡散スピードが速い」、「情報ターゲットのミスマッチ」、「ビジネスの完成度が低い」を徹底的に回避する戦略展開にある。

 

流行を本物のビジネスに変える基本戦略について、順を追って詳しく解説する。

 

流行の拡散スピードを加速させない

 

流行の拡散スピードを加速させる広告媒体の筆頭はメディア(TV・SNS等)になる。

 

視聴率(閲覧率)わずか1%でも約100万人の目に触れることからも、流行を生み出す効果が極めて大きいといえる。さらに、メディア出演者の知名度や情報発信力が高いほど、流行の拡散スピードが加速度的に速まる。

 

流行の拡散スピードを加速させないためには、メディア露出の頻度を抑えるのが最も効果的だ。

 

目先の利益に目もくれずに取材NGを貫いているお店などは、流行に負けないビジネスを作る優れた戦略展開の典型である。また、長い期間にわたって行列が絶えないお店ほど、流行の拡散スピードが著しく遅い口コミで評判を広めているケースが多い。

 

情報ターゲットのミスマッチを防ぐ

 

商品やサービスを流行させたいのであれば、その商品コンセプトに合致した情報媒体を選択する必要がある。

 

例えば、テレビ等の不特定多数を対象とした情報媒体を選ぶと、商品コンセプトにさほど共感していない一見客を大量に生み出し、常連客を追い出す結果を招きかねない。

 

流行の効果を持続するには、商品コンセプトに合致した情報媒体を選択し、潜在的な顧客ターゲットに対して繰り返し情報発信する姿勢が欠かせない。

 

潜在的な顧客ターゲットに然るべき情報が届くと、ビジネスコンセプトの輪郭が際立ってくるので、流行に負けないビジネス基盤が一段と盤石になる。

 

ビジネスの完成度を高める

 

モノ、コト、消費、どのビジネス分野においても、リピーターなくしてビジネスは成り立たない。

 

当然ながら、流行したビジネスの完成度が低いために、リピーターが獲得できなければ、流行が一巡した途端に、ビジネスが行き詰る。

 

流行に浮かれることなく、ビジネスの完成度を高める姿勢を貫くことがリピーターを獲得する秘訣であり、流行に負けないビジネスを作る基本原則である。

 

伊藤のワンポイント

流行ほど怖いものはなく、往々にして安定経営の障害になります。流行に負けないビジネスを作るには、そのビジネスの完成度を高め続けるしかありません。そのためにすべきことは、経営課題と共に変化するターゲット顧客をしっかり捉え続けることです。流行に浮かれて、課題と顧客を見誤ると、あっさり衰退します。

 

(この記事は2018年3月に執筆掲載しました)

 

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