売れる商品は安定経営の必須アイテムになる。
また、売れる商品が多い程、少ない努力でモノが売れ続ける仕組みが定着するので、会社の成長スピードが一段と加速する。
この記事では、売れる商品の作り方について、詳しく解説する。
売れる商品を作るには「明快なコンセプト」が欠かせない。
商品コンセプトが明快になるほど売れる商品になり易く、コンセプトが曖昧になるほど売れない商品になり易い。
商品の売れる・売れないの9割はコンセプトで決まるといっても過言ではなく、売れる商品を作るうえで、ここが最も重要なステップになる。特に意識すべき重要ポイントについて、順を追って、それぞれ詳しく解説する。
売れる商品は説明が明快だ。商品の価格、メリット、魅力、効果(Before-after)等々の商品コンセプトが明快になるほど売れる商品になる。また、商品説明は30秒内で語れる内容がベストで、顧客が即座に理解できる内容でなければならない。パッと見て商品価値が伝わるデザインセンスも重要になる。
売れる商品は買う目的が明快だ。顧客が商品を買う目的を明快に設定するほど売れる商品になる。買う目的は、顧客の購入心理を読んで、顧客にとって腑に落ちる内容に仕立てると良い。買う目的が明快になれば売る相手も明快になるので、商品が一層売れやすくなる。
売れる商品は口コミで広がる。従って、口コミで広がりやすい環境を整えることが売れる商品を作る効果的な方法になる。商品説明や買う目的等のコンセプトを明快にすることは必須条件で、高額商品の場合は、より手ごろに買える入口商品を投入する等、買いやすさ、口コミのしやすさを演出することが欠かせない。
売れる商品を作るには「価格付けと付加価値」が重要になる。
商品価格と付加価値は、顧客の購買心理に大きな影響を及ぼすからだ。
価格は松竹梅の三段階を用意することが売れる商品の基本になる。選択肢がないと価格の妥当性が分からない。高い安いの二者択一でも買い難い。やはり、松竹梅の三段階の商品価格が顧客にとって選びやすく、買いやすい価格になる。
付加価値の訴求も必須になる。付加価値がなければ、ライバルとの価格勝負に陥り、商品が売れなくなるからだ。売れる商品には必ず独自性のある付加価値がある。また、付加価値作りには、客観性のある評価を活用する手もある。例えば、客観的な信用がある老舗のブランド、第三者評価、権威付けなど等である。
売れる商品の販売戦略は、既存顧客への販売に集中することに尽きる。
なぜなら、新規顧客は獲得コストが高く購入金額が安いが、既存顧客(リピーター)は維持コストが安く購入金額が高いからだ。
売れる商品を作るには、とにかく既存顧客への販売に集中することが大切で、その姿勢が口コミを助長し、新規顧客増加のスパイラルを作る最短の方法になる。
そもそも、ビジネスは既存顧客が支えている、ということを忘れてはならない。
目の前の顧客をないがしろにすればビジネスの衰退は目に見えてる。売れる商品を作る販売戦略(集客)の基本は目の前の顧客に尽くすことが正攻法になる。
売れる商品の最初のステップはコンセプトを明快にすることですが、最も大切なことは目の前のお客様に全力で尽くすことです。その姿勢が新しい商品の優れたアイデアや明快なコンセプトを生み出します。売れる商品の口コミを広める最初の起点も、目の前のお客様という事実を忘れないでください。