デザイン力UPと売上UPは繋がっている。
なぜなら、デザインは顧客の購買意欲を上げる効果があるからだ。
この記事では、デザイン力と売上の関係性、並びに、デザイン力を上げる方法について、詳しく解説する。
デザインとは、見た目の美しさ(審美性)を表す全般的な表現行為、或いは、計画行為のことである。
デザインを分類すると、芸術的デザイン、商業的デザイン、計画的デザインなど等、その範囲はじつに広く、ビジネスとの関係性も深い。
芸術的デザインには、芸術品・美術品・絵画等の製作・創作、建築物等の設計・装飾、風景や人物写真の撮影などがあり、商業的デザインや計画的デザインの見本になり得る根源的デザインといえる。
商業的デザインには、広告、システム、インフラ、空間、レイアウト、意匠(あらゆる日用品・道具・家具・服飾・建築物・工業製品など等)などがあり、ビジネスとの関りが極めて深い領域のデザインになる。デザイナーと呼ばれる職業が活躍するデザイン分野でもある。
計画的デザインには、事業計画、事業戦略、キャリア、学習、教育、人生設計、生活スタイルなど等、目標達成、或いは、将来のあるべき姿を構築するための計画行為全般のデザインが含まれ、商業的デザイン同様にビジネスとの関りが深い領域のデザインになる。
デザイン力とは、デザインの価値基準になり得る審美性・伝達性・再現性等を高いレベルで表現する力のことである。
例えば、芸術的デザインは審美性、商業的デザインは伝達性、計画的デザインは再現性が高いほど、デザイン(デザイナー)の価値が上がる。
芸術的デザインの審美性は、評価が主観に偏るので、デザイン力を正しく評価することが難しいが、商業的デザインと計画的デザインの伝達性と再現性は、客観的評価によってデザイン力を格付けすることができる。
つまり、商業的デザイン力は、買いたいと思わせる広告、商品の魅力が伝わる日用品、カッコいいと思わせる道具・工業製品、美しいと思わせる家具・服飾・建築物など等、デザインの伝達性が肝になる。
計画的デザイン力は、事業計画の達成度、事業戦略の実践度、学習や教育の進捗度や習得度、キャリア・人生設計・生活スタイルの実現度など等、デザインの再現性が肝になる。
何れのデザイン分野も、デザイン力さえあればデザイナーとしての活躍の場が広がり、デザイン力の高いデザイナーを活用するほど、人生や事業の成長や発展が加速する。
デザイン力を上げる方法は、様々なアプローチがあるが、ここでは中小企業経営者でも簡単にできる3つの方法を紹介する。
一つは「デザインをみる」、二つめは「デザインを学ぶ」、三つめは「デザイナーを活用する」である。それぞれのデザイン力を上げる方法について、詳しく解説する。
デザイン力を上げるには、審美性の高い美しいデザインに数多く触れることが効果的だ。美しいデザインの見本は世の中に溢れている。美術館に通うも良し、一流のものに触れるも良し、広告に注目するも良し、デザイン集を買うも良し、お店を眺めるも良し、とにかく数多くのデザイン見本を見ることで、デザイン力が養われる。
デザイン力を上げる審美眼、或いは、技術やテクニックを学ぶ方法は美術学校だけが全てではない。デザインに関する書籍を読み漁って学ぶ方法もある。デザインの書籍は、広告、システム、インフラ、空間、レイアウト、意匠(あらゆる日用品・道具・家具・服飾・建築物・工業製品など等)など、あらゆる分野のものが揃っている。
デザイン力を上げるために美しいデザインの見聞がなかなか出来ない社長は、デザイン力の高いデザイナーを活用して、デザイン力を上げる方法もある。金銭的な余裕がない場合は、会社が付き合っているデザイナーとのコミュニケーションを充実させて、デザイン力を磨く方法もある。
冒頭で述べた通り、デザイン力UPと売上UPは繋がっている。
なぜなら、デザインは顧客の購買意欲を上げる効果があるからだ。
例えば、お茶などの清涼飲料水(ペットボトル)を2本(同種類)並べて、片方のデザイン(プララベル)を剥がして見比べると、中身が同じでも、デザインなしの方が途端に不味く感じ、購買意欲も萎える。
また、デザインがあれば、前回購入時の商品イメージが記憶に残るので、リピート購入の際に、選択され易くなる。
この他も、車、家具、文具、日用品など等、機能が同じでも、デザイン力次第で購買意欲が変わるケースは数多にある。
また、広告宣伝に関してもデザイン力次第で反応率が大きく変わり、事業計画等に関してもデザイン力によって達成率が大きく変わる。
このように、デザイン力(審美性・伝達性・再現性)と売上には相関があり、デザインに無頓着な会社ほど、モノが良くても売上が低迷する衰退パターンにハマり易くなる。
デザインとは、見た目の美しさ(審美性)を表す全般的な表現、或いは、計画行為のことで、芸術的デザイン、商業的デザイン、計画的デザインなど等、その範囲はじつに広く、ビジネスとの関係性も深い。
デザイン力は、デザインの価値基準になり得る審美性・伝達性・再現性等を高いレベルで表現する力のことで、商業的デザインと計画的デザインの伝達性と再現性は、客観的評価によってデザイン力を格付けすることができる。
デザイン力を上げる方法は「デザインをみる・デザインを学ぶ・デザイナーを活用する」等の方法が効果的で、中小企業経営者であっても簡単に取り組むことができる。
デザイン力(審美性・伝達性・再現性)と売上には相関があり、デザインに無頓着な会社ほど、モノが良くても売上が低迷する衰退パターンにハマり易くなる。
売上低迷に悩んでいる中小企業ほど、会社に関連するあらゆるデザインを丁寧に見直すことをお薦めする。